最新号より200号前のメルマガ

2015-11-14 19:45:21

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
 
 
診療マル秘裏話 Vol.423 平成24年1月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次
1) 難病の筋萎縮性側索硬化症の発症メカニズム
2) オキシトシンが食欲低下と脂肪燃焼から体重を減少

 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 難病の筋萎縮性側索硬化症の発症メカニズム

 
 
 
 
 
九州大と慶応大の研究チーム
は12月27日、難病の筋萎縮
性側索硬化症(ALS)の発症
メカニズムをマウス実験で解明
したと発表しました。 脊髄で
分解酵素の働きが低下し、神経
を活性化させるアミノ酸「Dセ
リン」が増加、蓄積するため、
筋肉の萎縮を引き起こすという
ことです。「酵素の活性を高め
る方法が見つかれば、治療薬の
開発も期待できる」と話してい
ます。研究成果は米科学アカデ
ミー紀要(電子版)にも掲載さ
れました。

ALSは脊髄内で筋肉を動か
す運動神経が障害を受け、次第
に全身の筋肉に力が入らなくな
る病気です。全国に約8500
人の患者さんがいると推計され
ています。詳しい原因は不明で、
根治的な治療法も見つかってい
ません。

研究チームは、遺伝子操作を
受け、ALSと同じように脊髄
の運動神経に障害を持つマウス
で実験しました。脊髄内のアミ
ノ酸の量を調べたところ、Dセ
リンが健康なマウスの約3倍に
増え、蓄積していました。さら
に、Dセリンの増加を抑える
分解酵素「DAO」の働きが、
通常の半分に落ちていることも
わかりました。

筋委縮性側索硬化症に関する

動画です。



 
 
 
 
 
青果の成果のせいか。笑

 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
2】オキシトシンが食欲低下と脂肪燃焼から体重を減少

 
 
 
 
脳内で分泌されるホルモン
を体内に投与すると、食欲低下
と脂肪燃焼を促して体重を減少
させる効果があることが、自治
医大(栃木県下野市薬師寺)の
グループの研究で明らかになり
ました。

米学術誌「エイジング」(電
子版)に今月、掲載されました。
内臓脂肪の減少と高血糖、脂肪
肝の改善がみられたことから、
メタボリック・シンドローム
(代謝症候群)の治療にも効果
があると期待されています。

ホルモン「オキシトシン」は、
性別や年齢に関係なく、脳内で
分泌されますが、 特に女性は
分娩(ぶんべん)や授乳の際に多
く分泌されることがわかってい
ます。 また、近年の研究で、
人間の信頼関係の形成に影響す
ることも明らかになっています。

研究を行ったのは、同大生理
学講座の矢田 俊彦教授と前島
裕子助教らのグループです。
矢田教授らは2年前、オキシト
シンが摂食中枢にはたらくこと
を解明しました。以来、身体に
投与した、オキシトシンの脂肪
燃焼などへの効果を研究してき
ました。

研究では、高カロリーのエサ
を8週間与えて体重と内臓脂肪
を増やして血糖値を上昇させた
雄のマウスに対し、体内に自然
分泌されるものより高い濃度の
オキシトシンを
〈1〉皮下か腹部に1日1回注射
〈2〉継続的に分泌するポンプ
を背中に埋め込む──の
二つの方法で2週間投与しまし
た。その結果、投与の約1時間
後からマウスの食事量が減り、
3日後から体重も減少しました。
一方で、運動量に変化はなく、
脂肪が燃焼されて内臓脂肪が小
さくなっているのが確認できま
した。実験後のマウスの体重は、
実験前の13%にあたる4・5
グラムも減少していました。
血圧への影響など副作用もなか
ったということです。

メタボリック・シンドローム
は、内臓脂肪型肥満のほか、高
血圧、高脂血症、高血糖のいず
れか二つ以上を併せ持った状態
を指しますが、今回の研究では、
オキシトシンが内臓脂肪と高血
糖に効果を与え、肥満症の改善
にも有効であることがわかった
ということです。矢田教授は、
「今後は、高血圧と高脂血症に
も影響するかを調べたい。改善
が図れれば、メタボ解消の有効
な手段になる」と話しています。

オキシトシンに関する動画です。



 
 
 
 
友好が有効。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
編集後記

ALSは,神経難病で最後に呼吸
筋が冒され、人工呼吸器を付け
て亡くなる患者さんが多い病気
です。一刻も早い原因の究明と
治療方法の確立が望まれます。
今回の発見が臨床の場で生かさ
れるよう祈っています。オキシ
トシンは信用のホルモンと言わ
れ、人を信用信頼する時に分泌
されることが分かっています。
メタボリックシンドロームの
改善には、患者さんの信頼感が
不可欠であるので、治療には、
もってこいのホルモンと言える
でしょう。しかし盲目的な信用
も生んでしまう可能性があるの
で、治療中詐欺に遭わないとは
限りません。副作用の長短両面
を評価しながら、治療を進める
ことが重要だと考えます。

長短あるので長嘆する。笑

 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント