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診療マル秘裏話 Vol.425 平成24年1月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 受精の確率を高める効果の漢方薬
2) マイコプラズマ肺炎の爆発的流行

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 受精の確率を高める効果の漢方薬

 
 
 
漢方薬などに使われる甘草
(かんぞう)に含まれる成分
に、能力が低い精子でも受精
の確率を高められる効果があ
ることを、長崎国際大薬学部
(長崎県佐世保市)の田中
宏光(たなか・ひろみつ)准
教授らの研究グループが、マ
ウスを使った体外受精実験で
確認しました。

人にも効果があれば、男性
がドリンク剤で飲んだり女性
が座薬で摂取したりすること
で受精率が向上すると推測さ
れます。

田中准教授によると、マウ
スによる体外受精実験では、
受精の能力が、低い雄5匹の
精子と健康な雌5匹の卵子を
使用しました。 それぞれの
精子と卵子を通常の体外受精
時に使う培養液と甘草の成分
を混ぜた培養液とで受精させ、
受精率を比較しました。

通常の培養液で0%だった
検体と同じ組み合わせのペア
が、甘草の成分入りでは15・
6%に、通常で43・5%の
ペアが甘草成分入りで84%
になる等、全ての検体で効果
が確認されました。

研究グループは今後、家畜
への効果を確認し、今年中に
も人への応用研究に移行する
方針とのことです。

妊娠を望む夫婦のうち2年
以上子どもができない夫婦は
約10~15%で、うち4割
は男性側に原因があるとされ、
田中准教授は、「人用の薬が
開発されれば体外受精を選択
する前の簡便な不妊治療薬と
して期待できる」と話してい
ます。

甘草はマメ科の多年草で、
漢方薬のほか、健康食品や
化粧品などに広く使われてい
ます。

着床前スクリーニングに関する

動画です。



 
 
 
 
 
 
鑑三さんが、甘草を飲んだ
ら子だくさんになりすぎてい
かんぞう。笑

 
 
 
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2】マイコプラズマ肺炎の爆発的流行

 
 
 
 
かつては4年ごとに流行す
るため、“オリンピック病”
と呼ばれていたマイコプラズ
マ感染症ですが、2011年6月
頃から全国で小児の感染が増
え始め、国立感染症研究所の
感染症情報センターの12月16
日時点での報告数は定点当た
り1.51と例年の2倍以上とな
りました。
感染の拡大に伴い、重症化
する症例も増加しています。
博慈会記念総合病院(東京都
足立区)小児科副院長の田島
剛氏は、「通常、マイコプラ
ズマ肺炎による入院患者は月
に3~4人だが、11年8月には、
20人近くまで増加した。地域
によっては例年の10倍以上の
患者が来ているのではないか」
と話しています。

マイコプラズマの診断には、
10分程度で判定ができるイム
ノカードがあります。だが、
この診断法はイムノクロマト
法で血清中の特異的IgM 抗体
を検出するため、発症初期に
検査をしても陰性となる場合
があります。田島氏は「血清
中のIgM 抗体を検出する微粒
子凝集反応(PA法)とIgG 抗
体を検出する補体結合反応
(CF法)の両方を行い、2~3
週後にペア血清を見るとより
確実だ」と話しています。

早期診断には臨床症状から
の判断が大切です。 「発症
年齢や症状、数カ所に、網状
顆粒状などの陰影が見えると
いったX 線所見のポイントを
把握することが重要」と田島
氏は話しています。

治療には、抗菌薬が使われ
ます。現在の第1選択薬は、
マクロライド系抗菌薬ですが、
この抗菌薬に対する耐性率が
年々高まってきています。

北里大北里生命科学研究所
病原微生物分子疫学研究室
特任教授の、生方公子氏らが、
02年より地域の基幹病院5
施設からの検体を解析したと
ころ、耐性率は11年11月時点
で86.3%となっていました。

マイコプラズマ肺炎に関する

動画です。



 
 
 
 
 
 
基幹病院の融通が効かん。


 
 
 
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編集後記

不妊症の治療にまた一歩、
漢方薬が貢献することが分か
りました。子供ができないの
は、当人だけの問題だけでな
く人口が減少している日本国
の深刻な国家レベルの問題で
あると思います。少子高齢化
を食い止め人口が維持できる
よう、ガンばれ甘草。マクロ
ライド耐性マイコプラズマの
脅威を、何度も思い知ってい
ます。 細胞内寄生体ゆえ、
通常のセフェム、ペニシリン
が効かない事を考えると診断
が遅れ治療が遅れる可能性は
充分あります。
驚異の胸囲は、脅威だ。笑

 
 
 
 
 
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藤田 亨
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