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2015-11-18 14:48:50

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診療マル秘裏話 号外Vol.197 平成27年4月1日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)軟骨の微細な損傷を特殊な顕微鏡で早期発見する技術
2)ユマニチュードは世の中にある『良いケア』を体系化

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
1】 軟骨の微細な損傷を特殊な顕微鏡で早期発見する技術

 
 
 
 
変形性関節症の初期状態であ
る軟骨の微細な損傷を、特殊な
顕微鏡で早期発見する技術を、
愛媛大大学院医学系研究科の
清松悠院生医員(35)らの
研究グループが開発し、2月に
米科学誌に論文を発表しました。
研究に関わった同研究科整形外
科学講座の三浦裕正教授は、
「技術活用が進めば患者へのメ
リットも大きい」と期待してい
ます。
変形性関節症は、関節が変形
し痛みが起きる病気です。愛媛
大医学部付属病院人工関節セン
ター長も務める三浦教授は「膝
の痛みで(同病院を)受診する
中高年の7、8割を占める」と
患者の多さを指摘しました。
治療は痛み止めなどの対症療法
が中心で、進行すると骨を切っ
て角度を変える手術などが必要
となります。原因とされる軟骨
の小さな損傷はエックス線に写
らず、早期の診断が難しかしい
と考えられてきました。
清松院生医員によると、グル
ープはマウスの膝関節の軟骨を
特殊なレーザー顕微鏡を用いて
観察しました。人工的に変形性
関節症を起こした軟骨で、正常
な軟骨にはない表面の削れや小
さなひび、軟骨細胞の減少など、
エックス線で発見できない変化
を捉えることに成功しました。
また、画像を色の濃淡などで
数値化しました。関節症の症状
を客観的に判断できるようにし
ました。

変形性膝関節症について解説

した動画です。



 
 
 
 
 
早期にソーキそばを食べる。


 
 
 
 
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2】 ユマニチュードは世の中にある『良いケア』を体系化
 
 
先月、東京都内で「病院職員
のための認知症研修会」が開か
れました。主催は「全日本病院
協会」(西澤寛俊会長)。招か
れた本田医長が、約160人の
看護師やリハビリ療法士らに
「ユマニチュード」を講演しま
した。次にワークショップを行
いました。ユマニチュードは、
フランス人のイブ・ジネスト
さんとロゼット・マレスコッテ
ィさんが完成させました。ケア
の柱は、(1)見る(2)話し
かける(3)触れる(4)立つ
-の4つです。約150の技術
があり、フランスの病院では向
精神薬の処方が減ったり、スタ
ッフの負担減により離職率が、
低下したりするなどの効果が
報告されているということです。

本田医長は技法をフランスで
学び、教える資格を得ました。
「ユマニチュードは、世の中に
ある『良いケア』を体系化した
もの。個々の技術はこれまで行
われてきたものでも、フランス
的な哲学で裏打ちされ、包括的
に行う点が新しさです。人は見
つめてもらい、誰かと触れあい、
言葉を交わすことで存在する。
そして、死に至る日まで、でき
るだけ立つことで、人としての
尊厳を自覚する。こちらがそう
対応を変えることで、患者も変
わっていくのです」と言ってい
ます。

東京医療センターでは、本田
医長の他に3人の看護師が初級
インストラクターの資格を取り、
実践しています。導入で、治療
に非協力的だった人が口の中に
軟膏(なんこう)を塗らせてく
れたり、ケアの際につばを吐い
たり、ひっかいたりしていた人
が「ありがとう」と言ってくれ
るまでになりました。本田医長
は「良好なコミュニケーション
が持てるようになることでケア
の困難な状況が改善し患者本人
と看護師双方の負担が減ってい
る」と話しています。

この日、本田医長は医療職に
こう語りかけた。「優しさを伝
える技術は後天的に学習できる。
個人の優しさを追求されると、
うまくいかないときには心が折
れて燃え尽きるが、ユマニチュ
ードは技術として行うもの。
つらい思いをせずに実践できる
んです」 医療機関でこうした
技法が求められる背景には、
認知症の入院患者が増え、治療
が難しくなっていることがあり
ます。認知症の人は入院や治療
の理由が理解できず注射を嫌が
って暴れたり、点滴を抜いたり
することもある。拘束や鎮静剤
の使用も珍しくないが、「動け
ない状態」にすれば患者の全身
機能は低下します。医療職は、
その矛盾に悩むのが現状です。

全日本病院協会・プライマリ・
ケア検討委員会の小川聡子(と
しこ)医師は、研修会の冒頭、
参加者に「認知症の患者さんを
精神科へ送っても問題は解決し
ない。抑制はしたくない。しか
し、(抑制を避けて)院内で、
転倒されて事故報告を書き、心
が折れそうになる日々ではない
でしょうか」と挨拶しました。

医療機関の中には、徘徊(は
いかい)や管を抜くなどで他の
患者に危害を与えかねない認知
症の人を断る所もあります。

小川医師は「断らない病院で
は、尊厳を持って患者さんに、
対応したいのに方法が分からず、
結局、医療職が疲弊してしまう。
ユマチュードは医療職の心に響
く方法だと思う」と言っていま
す。会議後、参加者からは、
「病院に帰ったら、早速、実践
してみたい」と、期待に満ちた
声が上がっていました。

ユマニチュードの紹介動画です。



 
 
 
 
実戦で、戦法を実践する。笑

 
 
 
 
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編集後記

変形性関節症の初期状態であ
る軟骨の微細な損傷を、特殊な
顕微鏡で早期発見する技術が、
開発されたのは素晴らしい発見
であると思います。ぜひ、患者
さんの利益につなげて頂きたい
と考えています。
「ユマニチュード」を実践す
るだけで、フランスの病院では
向精神薬の処方が減ったり、ス
タッフの負担減により離職率が、
低下したりするなどの効果が
報告されているということは、
素晴らしい革新的技術であると
思います。是非たくさんの病院
で導入されることを期待してい
ます。

革新的技術の核心。笑

 
 
 
 
 
 
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