美しい肌Vol.379

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2013-10-14 21:36:37

カテゴリー:女性の美容と健康

春菊

写真は春菊です。

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美肌の野菜&果物(各論:春菊)

 
 
 
 
春菊の正体

春菊は「小松菜よりβ-カロテンを多く含む野菜」

としてameblo.jp/eitokukai51/
entry-11515083746.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

シュンギク(春菊、Glebionis coronaria)は、

キク科シュンギク属に分類される植物です。

原産地は地中海沿岸です。春菊は、葉の

ギザギザが特徴的です。鍋物やお浸しなどに

するとおいしい野菜です。特有の香りと風味

を持ち、春になると菊に似た花が咲くことから

この名前がついたといわれています。香りと

葉や花の形から、関西では「菊菜(きくな)」

とも呼ばれます。春菊は葉の切れ込み具合に

よって種類が分かれます。切れ込みの浅い

春菊は「大葉種」で、切れ込みの深いものは

「中葉種」、葉が細めで切れ込みが深いものは

「小葉種」になります。大葉種は中国地方や

九州などで多く栽培されていて、「おたふく」・

「ろーま」とも呼ばれます。切れ込みのある

中葉種は東日本に多く見られます。中葉は

さらに、株立ち型と株張り型とに分かれます。

小葉種は、葉の切れ込みは深く、香りが強い

ものの収量が少ないため、現在あまり栽培

されていません。全国的な流通は、生育が

旺盛で収量性の高い中葉種が主体で、

一昔前は、春菊と言えば大葉種をさして

いましたが、耐病性が弱く栽培管理しにくい

ことから、近年は店頭で見かけることは少なく

なりました。

大葉種の特徴をまとめると次のようになります。

①香りは弱い。
②葉の切れ込みが少なくて肉厚。
③味にクセがなく柔らかい。
④九州や四国に多い。

中葉種の特徴をまとめると次のようになります。

①香りは強い。
②葉の切れ込みは大葉種と小葉種の中間。
③さらに株の形で次のように分けられます。

株立ち型:茎が立ち上がって分枝します。

伸長した茎葉を順次摘み取り出荷する品種

(関東に多い)です。

株張り型:茎があまり伸びずに株ごと抜き取り

流通出荷します(関西に多い)。葉の切れ

込みが株立ち型よりは浅めで丸みを帯びて

います。

春菊が食用とされるのは東アジアにおいて

のみです。 特有の香りを持つ葉と茎を食用

とし、ビタミン・カルシウム・葉緑素が豊富に

含まれています。すき焼き・ふぐ鍋など

鍋料理の具材に使われるほか、生でサラダに

使われます。天麩羅のネタとしても好まれ、

「春菊天」は立ち食いそば・うどん店では

定番メニューのひとつです。旬は11月から

3月です。味は産地によって違い、例えば

東京産の春菊は苦いのですが、逆に広島産

は甘いという感じです。大阪府など、

都市付近で栽培されることも多くなっています。

ヨーロッパでは観賞用とされています。

日本では食用のイメージが強いせいか花の

ことはあまり知られていませんが、きれいな

黄色い花が咲きます。また、舌状花の外側が

白い覆輪になっているものもあります。

なお、シュンギクに似た欧米の観賞用種に

ハナワギク Glebionis carinata がありますが、

これは有毒であり食用にはなりませんので、

注意が必要です。

肉豆腐の作り方を英語で解説した動画です。

 
 
www.youtube.com/watch?v=8RwrdZDeLRA

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
春菊の歴史

春菊の原産地はトルコやギリシャなどの地中海

沿岸といわれています。春菊の歴史は古く、

17世紀末の江戸時代の農業全書の中に記述

があるほど昔から食べられてきました。春菊は、

漢方においても古くから、のぼせを鎮めて回復力

や抵抗力を高める「食べるかぜ薬」として珍重

されていました。ただ欧米では観賞用として

用いられ、野菜として最初に利用したのは中国

だそうです。現在でも食用としているのは日本や

中国、東南アジアなど一部の地域だけのよう

です。ヨーロッパでは始め、食用としては

好まれず観賞用でしたが、中国へ伝わると回復力

や抵抗力を高める「食べる風邪薬」としての薬効

が見直され、広く食べられるようになりました。

日本に渡来した時期は定かではありませんが、

1500年頃、中国経由で伝えられたと言われて

います。文献で春菊が登場するのは、15世紀

後半の「尺素往来(せきそおうらい)」です。

これには菫菜(スミレ)、躑躅(ツツジ)、春蘭

(シュンラン)、杜若(カキツバタ)などとともに

春菊が登場しますが、これは「野春菊」の

深山嫁菜(ミヤマヨメナ)ではないかと指摘されて

います。別の文献では、「お湯殿の上の日記

(1563年)」に春菊の別名である「高麗菊」

(こうらいきく)と「しゆんきく」の2つの名前が

記されています。どちらか一方(または両方)は

春菊ではないかと考えられています。

いずれにしても春菊は室町時代までには

伝わっていたとされ、江戸時代の農書

「農業全書」や「菜譜」には栽培方法が記載

されています。

 
 
春菊の雑学

葉がピンとしていて張りがあり、緑色が濃くて

茎の下のほうまで葉がたくさんついているもの

が良品とされます(品種によっては茎の下の

ほうには葉がつかないものもあります)。茎は

細めで短いほうが口当たりはソフトです。

葉が黄色くなっていたり枯れているものは避け

ましょう。新聞紙などで包んでポリ袋に入れて

冷蔵庫の野菜室へ入れておきます。その際、

新聞紙は軽く湿らせておき、できるだけ立てる

ようにしましょう。使い切る目安は2~3日程度

です。どうしても使い切れないときは、固ゆで

して冷凍するという方法もあります。冷凍した

場合は1か月以内に使い切りましょう。

最近出回っている春菊は、繊維質がやわらかく、

アクも少ないので、新鮮なものをサラダにする

のも適してます。鍋ものに入れる場合は、

食べる直前に入れ、煮すぎないように注意して

ください。香りや栄養が損なわれてしまいます。

お浸し、和え物には、お湯を沸かしてサッと

ゆでて冷水に浸し、色止めします。電子レンジ

を使うと、お湯を沸かす手間もかからず、鍋で

ゆでる場合に比べビタミンCの損失も少なくて

すみます。電子レンジを使う場合は、春菊

100gを洗ってラップに包んで、600Wの

電子レンジで約1分50秒加熱し、冷水にとり

色止めします。またサラダに使う場合は、

オーブンレンジの適温スチームを使うと、生と

比べビタミンCが22%もアップします。春菊は

βカロテンの含有量が多いので、強い抗酸化

作用により老化やガン予防に効果が期待

できます。葉酸や鉄も豊富なので、貧血予防

にもよいでしょう。また骨の形成に必要な

カルシウムや、整腸作用のある食物繊維、

高血圧予防によいとされるカリウム、止血作用

のあるビタミンKなども多く含みます。特有の香り

は「リモネン」やαピネンなどの成分によるもので、

リラックス効果や食欲増進、胃の保護、咳止め

などの作用があるといわれています。

これらの成分については、後述いたします。

春菊には、カルシウムが豊富に含まれています。

カルシウムは骨や歯のもととなり、体を土台から

しっかりつくるために役立つ成分です。血液中の

カルシウムが不足すると、骨から血液中に

カルシウムが溶け出し、骨のカルシウム量が減少

します。減少しすぎると骨密度が低下し、骨が

スカスカになりもろく折れやすい状態となる、

骨粗しょう症となります。カルシウムを十分に摂取

することにより、骨を強く保つ効果があるため、

小松菜にはかないませんが野菜の中でも

トップクラスのカルシウム量を持つ春菊は、効率

の良い補給源といえます。春菊に多く含まれて

いるカルシウムは、体内で神経伝達に関わる

成分です。神経伝達をスムーズにすることにより、

精神を安定させ、ストレスの緩和に効果的と

いわれています。また、春菊にはビタミンCも豊富

で、ストレスの原因のひとつである活性酸素を

除去する働きをします。カルシウムやビタミンCは、

どちらもストレスへの抵抗力を高めるために必要

な栄養素であるため、これらを補うことのできる

春菊はストレスを予防するために適した野菜

であると考えられています。春菊には、

β-カロテンが大変豊富に含まれています。

その含有量は、小松菜やほうれん草をしのいで

います。β-カロテンは、老化やストレス、

生活習慣病の原因のひとつである活性酸素を

取り除く働きがあります。活性酸素は、体内を

サビつかせ血管にダメージを与えて動脈硬化

や血圧上昇を招いたり、細胞にダメージを

与えて、ガンや老化を引き起こす原因となる

酸化力の強い酸素です。β-カロテンが

活性酸素を除去することにより、動脈硬化を

予防する効果、高血圧症を改善する効果、

糖尿病の予防・改善効果、細胞の健康を維持

する効果などが期待でき、春菊は生活習慣病

をはじめとする様々な病気や体調不良の予防

に役立つといえます。春菊には、貧血の予防

に役立つ鉄と葉酸が多く含まれています。

鉄は、血液中の赤血球の構成成分である

ヘモグロビンの一部として、酸素を全身に運ぶ

役割を担っています。鉄が不足することによって

ヘモグロビンの量が減ると、全身の細胞や組織

に十分に酸素を送り届けることができなくなり、

顔が青くなる、息切れする、動悸が起こる、疲れ

やすくなる、立ちくらみがするなどの貧血の症状

が起こります。春菊には、貧血を予防する鉄だけ

でなく、鉄の吸収を高めるビタミンCも含まれている

ため、貧血の予防に効果がある野菜といえます。

鉄は動物性のたんぱく質と一緒に摂ることによって

吸収や働きが良くなるため、肉や卵などと組み

合わせて調理するとさらに効率良く摂取すること

ができます。春菊には、カリウムが多く含まれて

います。人間は約60兆個もの細胞からできており、

生きていくためには細胞の機能を維持することが

必要です。カリウムは細胞内の水分に多く存在し、

この濃度は、細胞の水分量や働きに大きく影響

するため、常に適切な濃度を保つように調節

されています。細胞の外にはナトリウムが多く存在

し、ナトリウムが過剰になると水分のバランスが崩れ

高血圧となります。カリウムは余分なナトリウムを、

排泄し水分のバランスを保つ働きがあるため、血圧

を下げ高血圧を予防する効果が期待できます。

春菊とイカを使った簡単なチヂミのレシピです。

 
 
www.youtube.com/watch?v=xkKDGJGTunI

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
春菊の有効成分

代表的な緑黄色野菜のひとつで、小松菜、

ホウレン草以上のβ-カロテンが含まれています。

β-カロテンは体内でビタミンAとなり、目の健康

を保ったり、粘膜を丈夫にして病気への抵抗力

を高めたりする効果があります。β-カロテン由来

のビタミンAは、必要な分だけ変換されたもの

ですので、過剰症の心配はいりません。

β-カロテンは抗酸化作用の働きがあり、肌の

老化を防ぎ、ガンや動脈硬化の予防にも

つながります。ビタミンB1・B2・B6、ビタミンCも

多く、皮膚を若々しく保ち、ストレスに強い体を

作る働きもしてくれます。葉酸や鉄も豊富なので、

貧血予防にもよいでしょう。また骨の形成に必要

なカルシウムや、整腸作用のある食物繊維、

高血圧予防によいとされるカリウム、止血作用の

あるビタミンKなども多く含みます。特有の香りは

「リモネン」やαピネンやベンズアルデヒドなどの

成分によるもので、リラックス効果や食欲増進、

胃の保護、咳止め、痰の除去などの作用がある

といわれています。また抗酸化作用のある、

イソクロロゲン酸誘導体やクロロフィル(葉緑素)

も豊富に含まれています。

女性の皆さんが知りたいビューティースムージ

の作り方です。もちろん春菊も入っています。

 
 
www.youtube.com/watch?v=Rz3Ak4kO1hg

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
春菊の美肌効果

春菊100g中(可食部)に食物繊維は、3.7gも

含まれています。この食物繊維は、便の排出を

促し、有害物質の排泄を行います。

その有害物質の排泄効果が、デトックス効果

そのものです。デトックス効果が有効になれば、

美肌へと導かれます。春菊に含まれるβ-カロテン

は、抗酸化作用を持つ黄色の色素で、体内で

必要な分だけビタミンAに変換され、肌や粘膜

の健康を守る働きがあり、肌のカサつきや肌荒れ

を改善する効果が期待できます。さらに春菊に

含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成を促進

し、肌のハリを保つ効果があるため、しわの予防

や改善に役立ちます。また、ビタミンCにはシミ

を防ぐ働きもあります。美容ビタミンの別名のある

ビタミンB2も多く含まれるため、その抗酸化作用

がビタミンCと連動して期待されます。春菊に

含まれる様々な栄養素(β-カロテン由来の

ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、リモネン、

イソクロロゲン酸誘導体、クロロフィルなど)の

相乗効果により、春菊は美肌を保つ効果が

期待できます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

菊菜(春菊)のことは、聞くなとはいいません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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