美しい肌Vol.373

2013-10-08 20:15:59

カテゴリー:女性の美容と健康

ドクダミ

写真はドクタミです。

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美肌の野菜&果物(各論:ドクタミ)

 
 
 
 
ドクタミの正体

ドクタミは「シブト草」「ドクダメ」として

ameblo.jp/eitokukai51/
entry-11522549193.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

ドクダミは東アジア地域に分布する多年生

草木で、日本でも全国各地で見ることが

でき、6月の梅雨の時季に黄色い穂状の花

をつけます。住宅周辺や道ばたなどに自生

し、特に半日陰地を好みます。全草に強い

臭気があります。繁殖力が強い地下茎は

長く伸びて分岐するため、一度根づくと、

なかなか除草することができません。

そのため、ドクダミは除草しにくく、しぶとい草

であることから「シブト草」とも呼ばれます。

古くは、之布岐(シブキ)と呼ばれていました。

ドクダミには強い独特な香りを持つデカノイル

アセトアルデヒドという精油成分や

クエルシトリン、イソクエルシトリン、ミネラルなど

の成分を含んでおり、デトックス効果、美肌効果

など様々な効果を持ちます。

一般的に白い花びらのように見えるのは、

植物学的には花ではなく「蔀(ほう)」と呼ばれる

がくの部分です。ドクダミは「ドクダメ」が変化した

もので、詳しくは“毒を矯める=矯正する”が語源

となっています。当時、ドクダミは吹き出物や

切り傷などの外用薬として使われるのが一般的で、

化膿したおできの膿の吸い出しなどにも効果

てきめんだったことから、毒を矯める→ドクダメ→

ドクダミと変化していったようです。それだけ毒を

矯正する薬効が広く知られ、シブトい草としての

『シブキ』より、毒矯めとしての『ドクダミ』の方が

適している、という意識が高まっていったのでしょう。

ドクダミは全国に分布し、他にもその土地ごとに

さまざまな呼び名があります。たとえばドクナベ、

ホトケグサ、ニュウドウグサ、イヌノヘドグサ…など

など。通称がいくつもできるほど、ドクダミは

全国各地で愛用され続けてきました。

中国語と同様の魚腥草(腥の意味は「生臭い」)、

ベトナム語のザウザプカーまたはザウジエプカー

(越:rau giấp cá/ rau diếp cá、意味は
「魚の野菜の葉」)、英語のfish mint, fish herb,

fishwortなど、魚の匂いにまつわる名前も多く

なっています。英語にはそのほか、lizard tail
(トカゲの尻尾), chameleon plant(カメレオン
の植物), heartleaf(心臓の葉)や、

bishop’s weed(司祭の草)という表現もあります。
別名、ドクダメ(毒溜め)、ギョセイソウ(魚腥草)、

ジゴクソバ(地獄蕎麦)と呼ばれることもあります。

ドクダミの漢方生薬名は「十薬」といい、馬に

食べさせると10もの効果があるということから

名付けられました。

 
 
 
ドクダミの歴史

どくだみの歴史はとても古く、中国から伝わってきた

と言われています。中国の古典『名医別録

(483~496)』に記されています。漢名では

【腥ショウ)】といい、平安時代前期の書物、

『本草和名』や『和名妙』に【腥(ショウ)】の名

が使われています。同時に和名として

【之布岐(シブキ)】という名が使われています。

【之布】とは腥の意味で、【岐】とは草をあらわし

ます。ドクダミは江戸時代の書物である

『大和本草』や『和漢三才図絵』に記載がある

ほど、古くから健康効果が知られていました。

昔は、【紀布岐】の名で親しまれてきたドクダミが、

今の『ドクダミ』の名で呼ばれるようになったのは

いつの頃からでしょうか。薬物書からその変遷を

たどってみれば、まず平安時代前期の薬物書

『本草和名』や『和名抄』には『シブキ』の名が

見られますが、ドクダミの名は見当たりません。

薬物書のなかにドクダミの名が初めて登場する

のは江戸時代に入ってからのことです。正徳三年

(1713年)寺島良安による『和漢三才図会』に

ドクダミの記述があります。これによると、本当の名

は『シブキ』で、『ドクダミ』は俗名であると説明

されています。つまり、江戸時代前期までは、

あくまで本名はシブキであったということです。

そのうちに『ドクダミ』の名が市民権を得るように

なりました。江戸時代の儒学者・本草学者である

貝原益軒が著書『大和本草』の中で、ドクダミは

「和流ノ馬医用之馬ニ飼フ、十種ノ薬ノ能アリトテ

十薬ト号スト云(わが国の馬医がこれを馬に用いる

と、十種の効能があるので、十薬と呼ぶことにした)」

と記されています。また古くからドクダミの強い殺菌・

抗菌効果は知られており、よく洗った新鮮なドクダミ

の生葉をもみ、葉汁をおできや痔などの患部に

直接塗るなどの民間療法としても利用されて

いました。日本では民間薬として、化膿性皮膚炎

や水虫などの皮膚に関する病気に用いられており、

研究が進むにつれ、ドクダミの様々な効果が解明

されるようになりました。ドクダミは、厚生労働省の

発行する「日本薬局方」に「十薬」という生薬名で

記載されています。「日本薬局方」は、薬事法

によって医薬品の適正を図るために、厚生労働大臣

が薬事・食品衛生審議会の意見から定めた医薬品

の規格基準書です。

 
 
 
ドクダミの雑学

ドクダミの収穫の最盛期は、開花時期である

5月下旬~6月頃です。この時期が最盛期と

されているのは、花をつけたドクダミが利尿

作用や毛細血管の強化、炎症を抑える効果

を持つクエルシトリンを最も多く含んでいるため

です。ドクダミの開花時期は2ヶ月程で、

秋以降は葉や茎もなくなるため、開花時期

には1年分のドクダミが収穫されます。ドクダミ

の一般的な摂取方法としてドクダミ茶が

知られています、近年ではドクダミジュースや

クッキーなど様々な商品が販売されています。

また、ドクダミは外用で使用し美容にも働き

かけるため、化粧水などにも利用されています。

その他、外用薬として皮膚化膿症に用いられる

こともあります。ドクダミにはカリウムが高濃度に

含まれているため、腎機能の低下している方

は、摂取の際に注意が必要です。また、ドクダミ

には排便を促す作用があることから、過剰に飲み

続けることで下痢の症状が出る可能性があります。

ドクダミには、高血圧の要因となるナトリウムを

排出するカリウムが含まれており、余分な塩分を

排出して、血圧を下げる働きがあります。これにより、

高血圧を予防する効果が期待できます。

ドクダミに含まれるクエルシトリンは、ストレスや

バランスの悪い食習慣などで弱った胃腸に働き

かけ、胃壁のただれや傷を治すといった炎症を抑制

する効果があります。また、細菌感染などにより

副鼻腔の粘膜が炎症を起こす副鼻腔炎や、

アレルギー疾患のアトピー性皮膚炎と花粉症にも

効果が期待されています。どくだみ茶にはアトピー

性皮膚炎や花粉症の症状を緩和する効果がある

といったことが、健康情報関連の番組や書籍など

で取り上げられることがあります。アトピー性皮膚炎

という疾患はその原因やメカニズムにおいて、

まだまだ医学的に明確に解明されていない部分も

多分にあります。患者さんにより症状や治療効果に

おいても個人差が大きいので、それだけ難しい病気

であると言えます。アトピー性皮膚炎の根本的な

原因として考えられている大きな要因の一つに、

生まれつきの(体質)が挙げられるのですが、

どくだみ茶がアトピー性皮膚炎の改善にも有効な

作用をもたらすと言われる理由として、どくだみ茶の

解毒作用と血液浄化作用による(体質改善効果)が

期待できるからだと考えられているようです。

花粉症の場合も同じように、体質を改善することで

症状緩和に繋がると考えられているようです。

ドクダミなど野草の天ぷらです。

 
 
 
www.youtube.com/watch?v=YuV0ZnHcC7o

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ドクダミの有効成分

ドクダミには、多くの種類のフラボノイドが含まれて

いますが、その中でも、クエルセチンには血管を

拡張させたり、尿の排出を促進したり、炎症を

抑える効果があり、ドクダミの効果を得るためには

欠かせない成分です。ドクダミの葉は乾燥させる

と、揮発性成分のデカノイルアセトアルデヒドが

分解されるため、殺菌効果が失われますが、乾燥

ドクダミ(全草)にはフラボノイド成分である

クエルセチン、ルチンやクエルシトリンが含まれて

います。ドクダミに含まれるルチンには、血管の

透過性を適度に保ち、血管を丈夫にする働きが

あります。血管は、体内の細胞との間で栄養や

酸素などのやりとりを行っていますが、その機能は

血管が持つ透過性によって維持されています。

透過性とは、物質を通り抜けさせることができる

性質のことです。血管の透過性は、高すぎても

低すぎても体に良い影響を与えません。

酸素や栄養素など、細胞に与える物質の大きさ

に応じて適度な透過性を保つことが大切です。

ルチンは、この血管が持つ透過性を調節する

作用があります。また、ルチンは丈夫な血管に

不可欠なコラーゲンの合成を助けるビタミンCの

吸収を促進し、血管の老化を抑制します。

このように、ドクダミに含まれる水溶性のビタミン様

物質(ビタミン類には含まれず、ビタミンと似た働き

を持つ栄養素の総称)であるルチンには、

毛細血管の透過性を改善し、さらにビタミンCの

吸収を促進することで、血管を丈夫にする働きが

あります。生のドクダミに含まれているデカノイル

アセトアルデヒドという成分は、非常に強力な殺菌・

抗菌作用を持っています。ドクダミには、食中毒や

傷口の膿みの原因となる黄色ブドウ球菌や、水虫

などの原因となる糸状菌の細菌を抑制する働きが

あります。デカノイルアセトアルデヒドは蒸発しやすい

性質を持つため、この効果は新鮮な生の葉のみ

に限られます。また、植物の色素成分である

フラボノイドも多く含み、抗酸化作用や便秘の改善、

血管の強化、老廃物の排泄促進などの効果が

期待されているため、血管を丈夫にする効果や炎症

を抑える効果が期待できます。

ドクダミには、高血圧の要因となるナトリウムを排出

するカリウムが高濃度に含まれているため、血圧を

下げる効果が期待できます。

 
 
ドクダミの美肌効果

ドクダミには、多くのカリウムが含まれており、尿の

排出を促進する作用があります。また、ドクダミは

便の排出を促す作用もあるため、古くから使われて

きました。このようにドクダミには、体内に蓄積

された毒素を排出するデトックス効果があります。

デトックス効果が有効になれば、美肌へと導かれ

ます。肌荒れは、細菌が皮膚の毛穴などに

詰まった油分や汚れを栄養にし、繁殖した炎症の

もととなる物質を分泌することで引き起こされます。

また、便秘などにより肌荒れが引き起こされること

も知られています。生のドクダミに含まれている

デカノイルアセトアルデヒドは、殺菌・抗菌効果が

あるため、肌荒れの原因となる細菌の働きを抑制

します。ドクダミに含まれるクエルシトリンや

イソクエルシトリンには、利尿効果や毛細血管の

強化作用があり、新陳代謝を促すため、体の

すみずみまで栄養を届け、肌の入れ変わりを促進

します。さらにドクダミは、体内に生じた老廃物や

毒素を排泄する効果があり、血液を浄化し、

ニキビや吹き出物などの肌トラブルも生じにくい

体質へと改善するといわれています。

このように、ドクダミには体の外的・内的の両面で

美肌に効果があります。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

十薬を重役が飲んだ。笑

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最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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