美しい肌Vol.387

2013-10-28 23:37:51

カテゴリー:女性の美容と健康

小豆

写真はアズキです。

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美肌の野菜&果物(各論:アズキ)

 
 
 
 
アズキの正体

アズキは、先物取引での「赤いダイヤ」

としてameblo.jp/eitokukai51/
entry-11539205807.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

アズキ(小豆、荅、Vigna angularis)は、
マメ科ササゲ属の一年草です。原産地は

東アジアです。過去にリョクトウ

(V. raridata) の変種やインゲンマメ属

(Phaseolus) の一種と分類されたことがあり
ます。インド原産と誤解されていますが、

祖先野生種のヤブツルアズキ

(Vigna angularis (Willd.) var.
nipponensis) は日本からヒマラヤの
照葉樹林帯に分布し、栽培種のアズキは

極東のヤブツルアズキと同じ遺伝的特徴を

もつため、東アジア原産とするべきでしょう。

アズキは、実を食用にします。赤茶色

(小豆色)の実が一般的ですが、野生には

白・灰色・黒などのものも存在します。

最大の生産地は北海道(特に十勝・上川

地方)で、備中と丹波のものも有名です。

主に東アジアで食用になり、日本では赤飯

や甘納豆にするほか、砂糖で煮て、和菓子

の餡・羊羹・汁粉(おしるこ)などの材料と

します。かき氷の「宇治金時」には現在では

アズキが一般的に使われていますが、

かつては金時豆(インゲンマメの仲間)が

使われていたのでその名がついたといわれて

います。中国や韓国でも食べられており、

特に中国では小豆餡を使った菓子が色々

(あんまんや胡麻団子とか)あります。

小豆餡には、メラノイジンという抗酸化物質が

含まれています。これについては、後述

します。

その赤い色から魔除けの効果があるとして、

古くから小正月の小豆粥や節句の赤飯など、

慶事の際(ハレの日)にこれを食べる習慣が

あります。初潮のとき赤飯を炊いて、お祝い

する風習もあります。古くは赤米で炊いた

ご飯が赤飯でしたが、現在はもち米に少量

の白米とアズキを混ぜて炊いたものが、

一部地域を除いて、最も一般的な赤飯と

なっています。

お目出たい行事の際の食事として普及して

います(ただし、ササゲ(マメ科の一年草)を

用いる場合に比べて小豆を用いる場合には

胴割れを起こしやすいという難点があります)。

同様に白米と小豆で作った小豆粥も

お目出たい行事の際の食事として行われて

います。味噌や醤油を作るのに大豆の代わり

に用いる例もあります。地域によってアズキと

他のものを一緒に煮た「いとこ煮」「煮ごめ」

という郷土料理が伝わっています。山梨県の

郷土料理「小豆ぼうとう」にも類似の性質が

あります。また、鳥取県を中心に「小豆雑煮」

が一般的な地域があります。日本における

先物取引の代表的な商品であり、「赤いダイヤ」

の異名を持っています。海外の相場に影響

されることは少ないとされていますが、

相場は非常に不安定と言われています。

日本全国で知られる妖怪に「小豆とぎ」

あるいは「小豆洗い」などとよばれるものがおり、

アズキを洗って音を立てるだけですが、その音

に気をとられていると川に落とされてしまうそう

です。さらに、アズキをまくような音を立てる

「小豆はかり」という妖怪もいます。

小豆島の名前の由来には諸説ありますが、

古代には「あづきしま」と呼ばれていたそうです。

しかし植物のアズキとの関係はないようです。

アズキのヘルシーなレシピです。

 
 
www.youtube.com/watch?v=5ATC9FyT7Ao

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アズキの歴史

アズキは中国が原産と考えられていますが、

前述のようにアズキの祖先と考えられる野生種

が日本でも見つかっていることから、東部アジア

の各地で独自に栽培が始まった可能性が

あります。炭化したアズキが出土した遺跡

として、中国湖南省長沙市で発掘された

西漢時代(約2200年前)の墳墓があります。

同時代に書かれた文章にアズキの記載が

あります。

「神農書」がそれで、神農とは、人身牛首

を呈する伝説上の帝王であり、人民にアズキ

を含む作物について栽培法を教えたと書いて

あるそうです。

日本では、2000年前というと弥生時代の

中ごろに相当し、稲などの穀類の栽培が

おこなわれていました。実際、最近調査された

鳥取県青谷上寺地遺跡をはじめ本州では、

縄文時代後期から弥生時代にかけての遺跡

から炭化したアズキが発見されています。

しかし、これらが渡来したものか、それとも栽培

されたものかは不明だそうです。アズキが記載

された古い文献として「齊民要術」がよく引用

されます。

540年ごろに中国で書かれた世界最大で最古

の農業書といわれるこの本には、アズキには

緑豆、赤小豆、白小豆があり、麦跡に植える

二毛作ではなく、一年一昨が良い、莢が

三青両黄(上三段が未熟で下二段が完熟)

の時に収穫するなどと明確に書かれており、

当時栽培が盛んであったことがわかります。

日本ではアズキは滋賀県の粟津湖底遺跡

(紀元前4000年頃)や登呂遺跡(弥生時代、

紀元1世紀頃)などからアズキの炭化種子が

出土しており、古代より各地で栽培されて

いたと推測されています。8世紀にかかれた

「古事記」「日本書紀」に「殺された女神の

鼻腔からアズキが生まれた。」と書かれている

そうです。神話ではなく、確実な記録としては

「賦役令」(730年頃)に「義倉に収める穀物

として粟の代わりに、稲、大麦、小麦、大豆、

小豆でも可」と書かれているようです。その後

2世紀を経て書かれた平安中期の「延喜式」

(927)には、かなり具体的な記載があります。

アズキの特産地として、播磨、美作、備前、

備中、備後、紀伊、伊予、阿波を挙げていて、

瀬戸内海沿岸の温暖な地域で栽培されて

いたことが分かります。アズキは古来から人々

の生活と密接に結びついた豆で、わが国や

中国、朝鮮ではアズキの赤色に魔除けなど

の神秘的な力があると信じられ、行事や儀式

などに供されてきました。これらの習俗は中国

に始まり、朝鮮半島を経てわが国に伝えられた

とされています。また、薬用としても使われた

ようで、中国の明の時代の「本草綱目」の中

に、アズキの効能や処方が記されています。

ダイズという名前は大陸の漢字の「大豆」由来

と考えられますが、アズキには「小豆」と漢字

が当てられます。その読みはショウズであり、

アズキは大和言葉(和名)であると考えられて

います。

日本では、煮汁を着色料としたり、赤飯、

アズキ粥として食べられていました。赤い色は、

呪力があるとされ、1年や季節の変わり目、

生活の節目の時など厄除けとして使われて

きました。アズキ粥は、小正月(1月15日)に

食べる風習が、現在も残っています。祝い事

に赤飯を炊く風習は、江戸時代後期から

一般に広がった風習で、明治時代には祭りや

祝い事に欠かせないものとなっていました。

「強飯(こわめし)」「おこわ」ともいいます。

赤飯は当初、神前への供え物として「赤米」

を炊いていました。

赤米は、そのまま炊いても赤い色に炊き

上がります。しだいに赤米の生産が減少した

のにともなって、アズキを利用した赤飯が

使われるようになりました。

アズキは天候の影響を受けやすく、年ごとに

出来、不出来の差が激しく、値段の変動が

大きな作物であることから、不作の年が続くと

「赤いダイヤ」と 言われ、高価なものになります。

赤飯のレシピです。

 
 
www.youtube.com/watch?v=hYKHzBUzpkg
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アズキの雑学

よくアズキの種類で大納言と普通小豆の2種類

を耳にします。その違いを分かる方いらっしゃる

でしょうか?大納言の方が高級和菓子や料理

に使われていて漠然と凄そうなイメージがあり

ます。実は大納言って言う名前は、朝廷の役職

の大納言から来ています。大納言は殿中で抜刀

しても切腹しなくてもよいので、煮ても腹割れの

しない(皮が硬いため)大粒の小豆を大納言

小豆という名称で品種化されました。そして、

大納言と普通の小豆の大きな違いは、大納言は

糖分が多いので味がしっかりしていて、光沢が

きれいでルビーのようです。だから見た目にも

大きくてしかも色がきれい、その上味までしっかり

しているので、高級ブランド化されたといわれて

います。大納言に対して、こしあんに利用される

のが「普通小豆」です。またそれ以外にも金時や

早生大粒、白小豆など様々な種類があり、

それぞれに合った用途で調理・加工されています。

アズキは他の豆類と違い、水につけて戻す必要

がありません。事前に吸水させると皮が割れやすく

なるためです。調理の際は、4~5倍容量の水を

加え、沸騰したら一旦ゆでこぼし、新しい水を

入れて再び煮るのが一般的です。しかし、薬効を

期待するのであればゆでこぼさずにアクをすくう

程度にする方が、アズキに含まれるビタミンB1など

を効率良く摂取することができます。また、アズキ

は赤飯や甘みを抑えた煮物にして食べることで、

より効率良く栄養が摂取できます。特に米と一緒

に摂ることでアミノ酸バランスが良くなります。

また、アズキにはアントシアニンというポリフェノール

の一種が含まれており、鉄と結びつくことで

黒ずんでしまうため、鉄鍋でアズキを煮ると色が

悪くなってしまいます。アズキに含まれるビタミンB1

は、炭水化物の代謝(生体内で、物質が次々と

化学的に変化して入れ替わること)過程で必要

な酵素の働きを助ける補酵素(消化や代謝で働く

酵素を助ける役割をするもの)の役割を担って

います。ビタミンゆえ体内で合成することができず、

不足するとエネルギーの産生効率が落ちてしまい

ます。アズキを摂取することでビタミンB1が摂れる

ため、糖質の代謝が促進されるので疲労を回復

する効果があります。同様の作用から夏場に摂取

することで夏バテにも効果的です。

また、ビタミンB1は肝臓に負担をかける有害物質

を解毒させる働きを持つため、二日酔いの解消

にも役立ちます。脚気とは、ビタミンB1の欠乏により

心不全と末梢神経障害をきたす病気のことを

いいます。下肢にむくみやしびれなどの症状を

生じることからこの名称がつけられました。

アズキはビタミンB1を豊富に含むため脚気を予防

する効果があるといえます。アズキにはカリウムや

サポニンが含まれています。これらの成分は

利尿作用を促し、高血圧の予防に効果的です。

また、アズキに含まれる食物繊維やサポニンは

腸を刺激し便通を良くする働きがあるため、

コレステロールや中性脂肪を低下させる働きを

持っています。これらのことから、アズキは

生活習慣病予防に効果的だと考えられます。

アズキにはカリウムやサポニンといった

利尿作用を促進させる成分が含まれている

ため、むくみを予防・改善する効果があります。

むくみは、体内の水分と塩分をうまく

コントロールできていない状態です。そのため

不要な水分と塩分が体内にたまってしまうこと

をいいます。カリウムやサポニンの利尿作用を

促進する働きにより、不要な水分と塩分を

外に排出することができるため、アズキには

むくみを予防・改善する効果があるといえます。

 
 
アズキの有効成分

アズキの主成分は糖質とたんぱく質ですが、

それ以外にもビタミンB1や食物繊維、カリウム、

カルシウムなど様々な成分を含みます。

そのためアズキの働きは疲労回復や脚気予防、

生活習慣病予防、むくみの改善、便秘の改善

など多岐に渡ります。特に脚気に対してアズキ

は、古くから妙薬として利用されています。

アズキのタンパク質は必須アミノ酸といわれる

8種類のアミノ酸をバランス良く含んでいます。

特にリジンと芳香族アミノ酸を多量に含んで

います。日本人の主食であるお米にはリジンが

少ないので、小豆とご飯を組み合わせる事に

より、アミノ酸のバランスがとれ、効率よく

タンパク質を利用する事ができるようになります。

豆類は一般的に食物繊維が豊富に含まれて

いますが、アズキはその中でもインゲン豆に

次いで多くの食物繊維を含んでおり、乾燥した

アズキ100g中に17.8gの食物繊維が

含まれています。食物繊維を多く含む食品

として寒天やきのこ類があげられますが、

寒天やきのこ類は粉末や乾燥した状態での

食物繊維の割合が多いのであって、

実際調理して食べる場合は豆類の方がより

多くの食物繊維を摂る事ができます。

アズキの機能性成分として注目されている

のはポリフェノールです。ポリフェノールとは、

ほとんどの植物に含まれている色素や渋み・

苦みの成分のことで、約5000種類以上も

あると言われています。ポリフェノールには、

強い抗酸化作用があり、生活習慣病や老化

の原因と言われる活性酸素を除去する働き

があります。 ポリフェノールにはお茶の

カテキンや大豆イソフラボン、赤色色素の

アントシアニンなどがあります。小豆は

ポリフェノールの含有量が多く、

ポリフェノールの代名詞ともなっている赤ワイン

に比べて1.5倍も多く含まれています。

小豆のポリフェノールは皮に多く含まれる色素

のアントシアニン、タンニンの一種D-カテキン

などです。サポニンという言葉は、シャボン玉

のシャボンと語源は同じで「泡立つ」という意味

です。サポニンには、水になじむ部分(親水性)

と油になじむ部分(疎水性)とが共存している

ため、石鹸と同じように油を溶かし、水に溶かす

界面活性作用があります。人の体内でも

コレステロールや中性脂肪の生成を抑え、脂質

の過酸化を抑制します。サポニンは小豆や大豆、

ウーロン茶、アスパラガス、高麗人参などに

含まれます。小豆にはビタミンB群が豊富で、

なかでもビタミンB1、B2、B6が多く含まれます。

ビタミンB1、B2、B6は糖質や脂質からエネルギー

を作り出すために必要な酵素の働きを助けます。

ビタミンB2、B6は皮膚や粘膜の健康維持する

上で大切な栄養素です。小豆のミネラルは特に

カリウムと鉄が多く存在します。カリウムは高血圧

の原因とされる細胞内にたまってるナトリウムを

尿中に追い出す作用があります。日本人の

カリウムの摂取量は少なく、「日本人の食事摂取

基準(2005年版)」でも「増やすべき栄養素」

としてカリウムがあげられています。カリウムが多い

食品としてバナナがあります。バナナ100g中に

360mgのカリウムが含まれていますが、アズキ

にはその4倍以上の1500mgも含まれています。

このカリウムは水に溶けやすいので、煮た場合

はその煮汁も摂ると効果的です。鉄は血液を

作る上で必要不可欠な物質です。アズキが、

あんことなると、熱によってメラノイジンという

抗酸化力をもつ物質が生まれ、抗酸化力が

アップします。アズキのアミノ酸と加えられた

砂糖のブドウ糖が熱によってアミノカルボニル

化合物へと変化(メイラード反応といいます)

します。そこでメラノイジンという抗酸化物質が

生まれます。メラノイジンは優れた抗酸化作用

を持ち、脂質の酸化を防いで動脈硬化を予防

します。コレステロール値を下げ血糖値を正常

に保つ働きもあり、脂質異常症や糖尿病の

予防効果もあると考えられています。腸内環境

を整え、便秘の予防にも有効です。メイラード

反応は体内でも起こることが知られており、

その場合「糖化」と呼ばれます。糖化とは、

体の中でたんぱく質と糖が結びつき、糖化最終

産物 AGEs(エージーイーエス)を産生する現象

のことをいいます。AGEsは、体内でコラーゲン

などのたんぱく質と結合し、その結果、それらは

異物と判断されます。AGEsを分解しようと

コラーゲンやエラスチンの分解酵素である

コラーゲナーゼやエラスターゼの分泌量が増え、

AGEsだけでなく、正常なコラーゲンや

エラスチンまで分解するように働いてしまうため、

この現象が皮膚で起こると、シワやたるみの原因

となります。摂取によって体に良い効果をもたらす

メラノイジンですが、体内ではこの反応が

起きないよう予防が必要です。糖化を抑制する

ハーブには、ローマンカモミール、菊花、ドクダミ、

西洋サンザシ、ブドウ葉などがあるようです。

またマンゴスチンにも糖化を抑制する効果がある

ようです。

 
 
アズキの美肌効果

小豆には食物繊維が多く含まれています。

食物繊維は腸の掃除役ともいわれ、腸内に

たまった老廃物および有害物質を吸着し

体外に排出する働きがあります。また、

食物繊維が水分を抱え込んで便の量を

増やすため、腸のぜん動運動(腸に入って

きた食べ物を排泄するために、内容物を

移動させる腸の運動)を促進する働きが

あります。そのため、小豆は便秘の改善に

効果的な食材です。腸内の有害物質の

排泄がデトックス効果そのものです。

デトックス効果が有効になれば、美肌へと

導かれます。またアズキには、

アントシアニン、タンニンの一種D-カテキン、

サポニンなどの抗酸化物質を豊富に含みます。

これらの抗酸化作用が、相乗的に皮膚で

現れると美肌効果が期待されます。

アズキからあんこになれば、メラノイジンが

作られ、この抗酸化作用およびデトックス

作用によって美肌効果が期待されます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

コマメに摂取しても小豆は、コマメでは

ありません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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