美しい肌Vol.382

2013-10-17 22:23:20

カテゴリー:女性の美容と健康

たまねぎ

写真はたまねぎです。

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美肌の野菜&果物(各論:たまねぎ)

 
 
 
 
たまねぎの正体

たまねぎは、「栄養豊富な野菜」

としてameblo.jp/eitokukai51/
entry-11565204382.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

たまねぎ(玉葱、学名:Allium cepa)は、
ネギ属の多年草です。園芸上では一年草

もしくは二年草として扱われます。

たまねぎの食べられるところは、葉の下の

葉鞘とよばれるところが成長するに

したがって厚みを増し、重なり合って球体に

太ったものです。この部分を1枚ずつはがす

と魚のうろこ(鱗)のようになるので、鱗茎と

よびます。鱗茎、即ち葉は野菜として食用に

使われます。種小名cepa はラテン語で
「たまねぎ」の意味ですが、さらに「頭」を意味

するケルト語に由来すると言われています。

日本の戦前は「葱頭」が正式な和名でした。

色、形状、大きさは様々です。染色体数は

2n=16(ヒトでは、2n=46)です。生育適温

は20℃前後で、寒さには強く氷点下でも凍害

はほとんど見られませんが、25℃以上の高温

では生育障害が起こります。花芽分化(植物

は発芽後、葉や茎を大きく成長させ、やがて

生殖のために花になる芽を作るようになります。

このことを指して花芽分化といいます。)に必要

な条件は品種や系統によって大きく違いますが、

一定以上に成長した個体が10℃前後または

それ以下の低温下に一定の期間以上さらされる

と花芽が分化します。大きな苗を植えると分球

(球根を分離して増やすこと)や裂球(玉割れ

現象)や抽台(冬の低温(10~12℃以下)に

1~2ヶ月遭うと花芽分化をおこし、その後高温

に遭うと茎が伸び、やがては花が咲きます。

これを抽苔(ちゅうだい)と言います。)しやすく、

小さいまま低温に遭うと枯れやすいことが知られ

ています。結球には日長条件が大きく関与し、

短日(日照時間が短くなると開花する品種)・

中日(日照時間に関係なく開花する品種)・

長日(日照時間が長くなってくる時期に開花する

品種)それぞれに品種系統で分化しています。

大まかに、日本で栽培されているものは、

春まきが14時間以上の長日条件下、秋まきの

早生種で12時間程度の中日条件下で結球

(球になること)します。長日条件・温度上昇で

肥大が促進されます。玉が成熟すると葉が

倒れてしまい、数ヶ月の休眠に入ります。

ヨーロッパなどで栽培される品種の中には

16時間以上の長日でなければ結球しない品種

があり、それらは日本では収穫できません。

ねぎの花は花ビラが開くのですが、たまねぎは

花ビラが開かない点で区別できます。

ヤグラネギや野草のノビルと同じように、花の咲く

所から芽が伸びる品種がありヤグラタマネギと

呼んでいます。玉ねぎは和・洋・中さまざまな

料理に使えるオールマイティな野菜です。

また、生なら辛みと香りでアクセントになり、加熱

すると甘さと深みを与えてくれます。玉ねぎは

料理のメインとしてよりも、引き立て役として活躍

することのほうが多いですが、あらゆる料理に

利用されるため、私たちの食生活にとって重要

な野菜といえるでしょう。

たまねぎは、辛みのある辛み品種と辛みが少なく

生食向きの甘み品種の2種類に大別でき、日本

で栽培されるほぼ全てのたまねぎは辛み品種です。

辛み品種には黄たまねぎや葉たまねぎ、ペコロス

とも呼ばれる小たまねぎなどが、甘み品種には

白たまねぎ、赤たまねぎなどの種類があります。

また、たまねぎには黄色、赤色、白色の3色の種類

があります。たまねぎの形は偏球型や球型、紡錘形

などがあります。

辛み品種
辛みのある黄たまねぎは薄茶色の果皮をした、

日本で最も多く出回っている球形のたまねぎです。

収穫後に表皮を乾燥させてから出荷するため、

保存性が高いことが特徴です。

葉たまねぎは生長過程の白たまねぎを、葉つきの

まま収穫したたまねぎです。葉たまねぎは球が

小さく、葉の部分が長ねぎの代用として使われる

ため、長ねぎが収穫できない春先に出回ります。

小たまねぎは、別名ペコロスとも呼ばれています。

黄たまねぎを密植させて小さく育てるという特殊な

栽培方法によって、主に愛知県知多方で栽培

されています。小たまねぎは直径3~4cmで辛み

が少なく、煮崩れしにくいことが特徴です。

パールオニオンやルビーオニオンと呼ばれる

たまねぎも小たまねぎの一種です。

甘み品種
白たまねぎは主に愛知県や静岡県で栽培されて

おり、2~4月頃に出回ります。水分が多く、強い

甘みを持っていることが特徴です。サラダオニオン

やサラダたまねぎとも呼ばれています。

赤たまねぎはポリフェノールの一種である

アントシアニンを含んでいるため、表皮が鮮やかな

赤紫色をしており、紫たまねぎやレッドオニオン

とも呼ばれています。たまねぎ特有の香りや辛み

が少ないことが特徴です。

また、たまねぎの一種として新たまねぎも知られて

います。新たまねぎは2~4月頃に店頭に出回り

ます。新たまねぎの多くは白たまねぎですが、

中には黄たまねぎもあります。新たまねぎは皮が

薄く、柔らかく甘みのある果肉を持っています。

たまねぎ料理のレシピ第一弾です。

 
 
www.youtube.com/watch?v=-EUKlPKUOIQ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
たまねぎの歴史

中央アジアのイランやパキスタンが原産地で、

約6000年前にはシュメール人によってすでに

栽培が行われていたといわれています。しかし、

野生種は発見されていません。紀元前3000

年頃の古代エジプトでも食用されていて、

古代ギリシャや古代ローマでも栽培が行われて

いたようです。紀元前のエジプト王朝時代には、

ニンニク等と共に労働者に配給されていました。

ただしたまねぎがヨーロッパ全域に広まった

のは16世紀頃で、栽培が始まったのは17世紀

になってからだといわれています。ヨーロッパの

地中海沿岸に伝わったたまねぎは、東ヨーロッパ

(バルカン半島諸国やルーマニア)では辛味の

強い辛たまねぎ群、南ヨーロッパ(イタリア、

フランス、スペイン)では辛味の少ない甘たまねぎ

群が作られました。これらの両系統は17世紀に

アメリカに伝えられ、さまざまな品種が作られ

ました。19世紀には中国へ伝播したと伝えられて

います。それより早く日本へは江戸時代に長崎に

伝わったといわれています。

古い記録では、スウェーデンの植物学者の

ツュンベリー(ツンベルク)が記した「江戸参府

随行記」(1775年)があり、これには玉ねぎが

長崎で栽培されていると書かれています。

しかし江戸時代に長崎に伝わりましたが、食用

ではなく観賞用にとどまっていました。

食用としては、1871年(明治4年)に札幌で

試験栽培されたのが最初とされています。

1878年(明治11年)、札幌農学校教官の

ブルックスにより本格的な栽培が始まりました。

その後の1880年(明治13年)に、札幌の

中村磯吉が農家として初めて栽培を行いました。

品種の系統としては、アメリカから導入された

春まき栽培用の「イエロー・グローブ・ダンバース

(Yellow globe danvers)」という品種が

「札幌黄」という品種になりました。一方秋まき

栽培用は1885年(明治18年)、大阪に

「イエロー・ダンバース(Yellow danvers)」

という品種が導入され「泉州黄」になりました。

フランス系の「ブラン・アチーフ・ド・パリ」が

「愛知白」に名を変えて、それぞれ地域(北海道、

大阪府、愛知県)に定着化しました。さらに農家

や農協単位で自家採種・選抜を行い、農家や

地域ごとに特徴のある品種が作られました。

たまねぎ料理第2弾です。

 
 
www.youtube.com/watch?v=gpKVUd4PFnc
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
たまねぎの雑学

皮につやがあり、押すと芯がかたいものがよいと

されています。芽や根が出たものは水分が少なく

なっているので、味が落ちている可能性があります。

芽や根が出ていないものを選びましょう。保存は

風通しのよいところにネットなどに入れてつるします。

2~3ヶ月くらいはもちますが、春先の新玉ねぎは

1週間くらいしかもたないので注意しましょう。

また、切ったものは切り口を上にして、密封して

野菜室などで保存しましょう。近頃では玉ねぎの

調理方法も少し変わってきているようです。少し前

までは玉ねぎの辛味をやわらげるためにスライス

した後、水に浸けておくという考え方が一般的

でした。しかし近頃では血液サラサラ効果や

栄養分を損なわないために、15分ほど空気に

さらしておくというのが常識になりつつあります。

空気にさらした場合、水にさらしておくほど辛みは

やわらぎませんが、生のままでもドレッシングを

かけたり他の食材とあえればあまり気になりません。

玉ねぎの種類によっても違いがあるのかもしれ

ませんが、こうして食べることで美肌効果や

健康効果はより期待できるようです。

また、玉ねぎはスープ、ソース、カレー、

ケチャップ、サラダ、フライ、天ぷらなど幅広い

お料理に使われています。スライスした玉ねぎ

をフライパンであめ色になるまで炒めカレーや

シチューに加えれば、コクと甘みを引き出すこと

で深い味わいの一品に仕上がります。玉ねぎを

厚めに切ってじっくり揚げたフライは、とろん

としたやわらかい食感と甘さで食欲が増す

美味しさです。すりおろした玉ねぎにしょうゆや

かぼす、塩、コショウ、かつおぶしを加えた

ドレッシングをかけると、また一味違った美味しさ

を楽しめます。動脈硬化とは動脈の弾力性が

失われ、硬くなった状態をいいます。進行すると

血管の中にコレステロールがたまり、血液の流れ

が滞ります。血管の老化現象ともいわれており、

悪化すると脳出血や脳梗塞、眼底出血

(眼底(瞳から入ってきた光が突き当たる眼球の

奥の部分)から何らかの原因で出血した状態)

などの病気の一因になります。コレステロール

には、悪玉(LDL)コレステロールと、善玉

(HDL)コレステロールの2種類があります。

悪玉コレステロールは肝臓からコレステロールを

全身に運び、善玉コレステロールは余分な

コレステロールを肝臓に運ぶ働きをします。

たまねぎに含まれているアリシンには血液を

サラサラにする効果に加え、善玉コレステロール

を増やし悪玉コレステロールを減らす働きが

あります。コレステロールの増加を抑えて血液の

凝固を遅らせるため、動脈硬化予防に効果が

期待できます。たまねぎに含まれているアリシン

には、疲労回復効果があるといわれています。

アリシンはビタミンB1と結合するとアリチアミン

に変換されます。変換されることによって、

長く血液中に留まることが可能になり、長時間

に渡って疲労回復のために利用されます。

また、アリシンにはビタミンB1の吸収を高める

働きもあります。ビタミンB1は食事から摂った

糖質をエネルギーに変えるために必要とされる

栄養素です。糖質をエネルギーに変える力が

低下してしまうと、疲労を感じるようになります。

アリシンとビタミンB1の相乗効果によって、疲労

を回復させると考えられています。豚肉には、

ビタミンB1が豊富に含まれます。その豚肉を

使った、たまねぎ料理第3弾です。

 
 
www.youtube.com/watch?v=X-_XWyWVmj8

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
たまねぎの有効成分

たまねぎには、たまねぎ特有の辛みや香り成分

であるアリシンが含まれています。アリシンは

硫化アリルの一種です。アリシンは体内で胃の

消化液の分泌を活発にし、食欲を増進させたり、

ビタミンB₁の吸収を高めたりするなどの働きを

しています。そのため、ビタミンB₁を多く含む

豚肉や大豆などと一緒に食べると良いと

いわれています。またアリシンは水溶性の成分

のため水にさらすと溶け出し、さらに加熱に弱い

性質を持つため調理の際は注意が必要です。

タマネギに含まれているアリシンを無駄なく摂取

するには、水にさらす時間を短くし、そのまま

生で食べることが良いとされています。切った

たまねぎは15分ほど空気に触れさせてから調理

すると、加熱してもアリシンが壊れにくくなると

いわれています。たまねぎの辛味成分である

硫化プロピルもイオウ化合物です。これらの

イオウ化合物には、血液をサラサラにして、

コレステロール値や中性脂肪値、血糖値を

正常にするはたらきがあり、高脂血症や糖尿病

の方にはベストな食品のひとつです。たまねぎ

を加熱すると、硫化プロピルが変性して、

トリスルフィド/セパエンという成分になりますが、

これもコレステロールや中性脂肪を減らして

動脈硬化、高血圧に有効です。たまねぎの皮

に多く含まれる色素成分ケルセチンは、

ポリフェノールの1種のフロボノイドで強力な

抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化

を防止して、血液をサラサラにします。

また、ケルセチンには脂質と結合する作用もあり、

腸内の脂肪と結びついて脂肪を固めて排泄

します。古くから漢方では薄皮を3カップの水で

半量になるまで煎じたものを1日3回に分けて

空腹時に飲むことを血圧が高い方にすすめて

きました。そのほかにもビタミンB1・ビタミンB2・

ビタミンC・カルシウム・カリウムなどのビタミンや

ミネラルも豊富に含まれています。

たまねぎ料理第4弾です。たまねぎ氷は、美容

とダイエット目的で作り置きしておくと色々な

料理の素材に手軽に使えます。

 
 
www.youtube.com/watch?v=SgK-qHtx4Gw

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
たまねぎの美肌効果

たまねぎのアリシンには、とても高いデトックス

効果があります。新陳代謝を良くするだけ

でなく、キレート効果といって毒素を挟んで

体外に排出する効果があります。アリシンの他、

食物繊維やオリゴ糖といった整腸効果のある

成分も含まれています。毎日玉ねぎを食べる

ようになると、お通じが良くなったと実感される

方が多いようです。これらの整腸効果は、

デトックスにつながります。デトックス効果が

有効になれば、美肌へと導かれます。

またたまねぎの効果でもっとも知られているのが

「血液サラサラ効果」です。人間の肌は毎日

食べている食べ物から必要な栄養素をもとに

作られていますが、その栄養を肌細胞まで

届ける役割を担っているのが血管や血液です。

たまねぎに含まれているアリシンには、血流を

改善する効果が期待されています。血液が

汚れてドロドロになると、全身の細胞の新陳代謝

(古い細胞や傷ついた細胞が、新しい細胞へ

入れ変わること)が悪くなるため、体の疲れや

免疫力の低下につながり、病気にかかりやすく

なります。同時に肌細胞への栄養補給が滞りがち

になります。すると、肌は栄養不良に陥り、肌荒れ

やハリ・弾力の低下による毛穴たるみ、水分や

潤い不足による毛穴開きなどの悩みがあらわれる

ことがあります。このため、肌に十分な栄養を与え

毛穴悩みを予防するためには、塩分の強い食事

や脂っこい食べ物の取りすぎなど、ドロドロ血液の

一因とされる食生活を見直すことが一つの

予防対策になります。たまねぎに含まれるアリシン

には血液の凝固を遅らせ、血流を改善し血栓

(血液中の血小板などが固まってできる血の塊)

をできにくくする働きがあるので、上記の食生活の

見直しとともに、たまねぎを食べることで、血流を

改善させ、美肌への道を歩みましょう。

玉ねぎの皮には、ケルセチンというポリフェノール

の一種が多く含まれています。ケルセチンも、

高いキレート効果があるだけでなく、コラーゲンの

生成を促すビタミンCの吸収率を高める効果も

あります。さらに、皮膚のバリア機能を高める作用

もあり肌荒れの防止にもつながります。

また、ケルセチンは、体内の余分な脂肪を排出

する効果がありますので、美肌だけでなくダイエット

にも効果的です。そのままでは食べにくい玉ねぎ

の皮ですが、スープや煮込み料理を作る時に

玉ねぎの皮を一緒に煮込めばケルセチンを摂る事

ができます。最近では、玉ねぎの皮茶や玉ねぎの

皮の粉末なども市販されていますので、そちらを

利用されても良いでしょう。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

たまねぎは、たまたまでも、たまちゃんのねぎでは、

ありません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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