美しい肌Vol.384

2013-10-22 22:11:36

カテゴリー:女性の美容と健康

ラズベリー

写真はラズベリーです。

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美肌の野菜&果物(各論:ラズベリー)

 
 
 
 
ラズベリーの正体

ラズベリーは、出産時の「メディカルハーブ」

としてameblo.jp/eitokukai51/
entry-11535838086.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

ラズベリー(英語:raspberry)は、バラ科
キイチゴ属 (Rubus) に属するいくつかの種

の低木、およびその果実です。

分類学的には亜属 Idaeobatus に相当します。

フランボワーズ(フランス語:framboise)とも

呼ばれます。単独でラズベリーを意味した

古い方言raspにberry(ベリー)を加えた言葉
といわれています。ヨーロッパでは

(raspberryもframboiseも) ヨーロッパ産の
ラズベリーであるヨーロッパキイチゴを意味する

ことが多いそうです。栽培においては最も簡単

な部類に入る果樹です。 苗木も簡単に入手

でき、様々な土壌に適応します。

ただしコガネムシの食害による枯死(枯れて

しまうこと)や地下茎による過度の繁殖に気を

つけなければなりません。農薬を一切使わずに

栽培できますが日本では収穫時期が梅雨と

重なるため雨による灰色かび病など病気の発生

が起こり得ます。 病気にかかった果実の除去

や通気性の確保などが対策として挙げられます

が 営利栽培において商品価値を向上させる

ためにはビニールハウスなどの利用が好ましい

とされています。国内における営利栽培は

ラズベリーやブラックベリーなどがほとんどです。

黒ラズベリーの栽培も見かけられますが、

紫ラズベリーは、ありません。品種により鮮やかな

赤色や紫、黒紫色で直径1~2センチメートル

程度の果実をつけ、優れた風味・甘味・酸味

がありジャムや洋菓子、ハーブティー、リキュール

などによく使われます。果実は小さな球形の実の

集合体で、一つ一つに種子が入っています。

種はゴマ程度の大きさで、種ごと食べられますが、

種は固くてやや口当たりが悪くなっています。

この集合果は木質の果床(花の後、花床が丸く

ふくらんで果床と言う部分になります)から

まとまった状態で外れるため、球状の集合果の

内側に果床の跡の空洞があります。

日本では生の果実が店頭に並ぶことはほとんど

ありませんが、ケーキの飾りなどでよく認められ

ます。ルビーのように美しく、独特の甘酸っぱい

香りが特徴のフルーツとしても人気です。

店頭ではジャム、シロップ煮の缶詰、生の果実

を冷凍したものなど、主に輸入品が入手可能

です。また、日本国内でも園芸・ガーデニング

で栽培されることがあります。果樹としては

ヨーロッパキイチゴを原種とするもの以外に、

北米大陸原産のアメリカイチゴ(アメリカン

レッドラズベリー) R. strigosus Michx.
やクロミキイチゴ(ブラックラズベリー)

R. occidentalis L., agg. を原種とするもの
が重要です。これらの選抜や交配で生み

出された品種群は、果実の色で赤ラズベリー、

黒ラズベリー、紫ラズベリーに大別されますが、

黒ラズベリーをキイチゴ属のもうひとつの重要

な群であるブラックベリーと混同しないように、

注意が必要です。つまり、黒ラズベリーと

ブラックベリーは、似て非なるものということ

です。

美味しそうなラズベリータルトのレシピです。

糖尿病の方は、グラニュー糖をエリスリトールに

変えるなど工夫して頂けると幸いです。

 
 
 
www.youtube.com/watch?v=Y63_gTScbYM

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ラズベリーの歴史

ラズベリーの栽培記録は、古代ローマ時代まで

さかのぼるといわれています。

近代では、16~17世紀ごろイギリスで栽培化

されました。最初の栽培の記録は1548年です。

修道士が滋養強壮のために栽培を始めた

といわれており、そこから徐々にヨーロッパ全域

に広がりました。18世紀後半にはいくつかの

品種が北米に導入されましたが、風土の違い

から大規模には栽培されませんでした。

19世紀に北米の種が栽培化され、ヨーロッパに

移入されたり交配されたりしました。1820年に

米国薬局方に収斂、強壮剤として収録され

ました。アメリカから1873年に日本に渡来

しましたが、普及しませんでした。

ラズベリーは、5月から6月にかけて白く愛らしい

花を咲かせます。バラ科であるラズベリーには、

バラの花と同じように刺があり、刺が人を傷つける

ことからその花言葉は、「深い後悔」といわれて

います。花が咲くと、やがて美しく美味しそうな

赤い実をつけます。それがラズベリーの果実

です。品種によっては黒や黄色の果実をつける

ものもあります。ラズベリーはユーラシア大陸から

北米にかけて生息してきました。古くからアフリカ、

ヨーロッパ、西アジア、アメリカなど世界各地で

食用として親しまれてきましたが、特にヨーロッパ

の人々の嗜好にぴったり合っているといわれ

愛されてきました。

2002年、カネボウ(現クラシエホールディングス)

がキイチゴの香り成分〔ラズベリーケトン〕に

脂肪燃焼効果があることを発見しました。唐辛子

に含まれるカプサイシンに分子構造が似ており、

効能はカプサイシンの3倍程度とも言われて

います。ラズベリーケトンを配合したダイエット用

補助食品が人気を集めました。ラズベリーケトン

については、雑学の項で詳述します。

マカロンラズベリーの作り方です。

糖尿病の方は、グラニュー糖をエリスリトールに

変えるなど工夫して頂けると幸いです。

 
 
www.youtube.com/watch?v=-o9Mx4InLrQ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ラズベリーの雑学

ヨーロッパでは、ラズベリーが食料としてだけで

なく、メディカルハーブ(人々の暮らしの中で

美容と健康の維持・増進を目的に用いることの

できる、香りのある植物)として多くの人々に重宝

されてきました。とりわけ女性の出産の際には、

なくてはならないハーブティーとして、何千年

にも渡り活用されてきたといわれています。

妊婦のつわりがおさまることから出産の3ヵ月前

からラズベリーのハーブティーを飲み、また回復

が早いとされるため、出産後もラズベリーの

ハーブティーが愛飲されてきました。ラズベリー

の葉は収れん作用(縮こませたり、引き締めたり

する働き)を持ち、浸剤(しんざい)(細かくした

ハーブなどに熱湯を注ぎ、成分を抽出して服用

する飲み薬)や煎剤(せんざい)(ハーブや生薬

などに水を注ぎ、加熱して布ごしした内服用の

薬)として下痢や赤痢、扁桃腺などにも内服

されてきました。また、炎症を緩和するのに

効果的とされ、外傷や結膜炎などにも役立て

られました。また、ラズベリーの葉は、ヨーロッパ

では、「安産のためのお茶」として知られ、

助産婦たちが出産準備に欠かせないものとして

用いたそうです。また、消化不良やのどの炎症

にも効果があるとして家庭薬としても使われて

きました。一方、中国では、古くから生薬

として、覆盆子(フクボンシ)の名で親しまれて

きました。利尿作用があるため常備薬とされて

きました。ラズベリーには実と葉に異なる働き

や効果があり、それぞれが治療の分野でも注目

されています。ラズベリーの働きの中でも、

特に着目されているのが「ラズベリーケトン」と

呼ばれる、ラズベリーの香り成分の働きです。

ラズベリーケトンは、脂肪分解に効果を持つ

キイチゴに含まれる成分のひとつです。

この甘酸っぱい香り成分には脂肪分解効果が

あることが発見されました。ラズベリーケトン

には、脂肪細胞に直接作用して脂肪分解を

促す効果があります。脂肪の分解は、

脂肪分解酵素(ホルモン感受性リパーゼ)が

脂肪と結合することで起こります。ラズベリー

ケトンには、脂肪分解酵素と脂肪の結合を

促進する作用があると報告されています。

つまりラズベリーケトンにより合成と分解の

バランスが分解優勢となって、ダイエット効果

を発揮するのです。そのため、脂肪分解の

サポート成分としてラズベリーは、今、最も

注目されています。同様の効果を持つものの

中に唐辛子に含まれるカプサイシンが

ありますが、ラズベリーケトンはカプサイシン

の脂肪分解効果の3倍もの効果があるとも

いわれています。知覚神経は、刺激されると

カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)を

放出します。知覚神経を刺激することにより、

皮膚のインスリン様成長因子-I濃度が増加し、

育毛効果を促します。同様の効果をもつ成分

がラズベリーケトンです。ラズベリーケトンには、

毛髪を生やしている細胞を増やし、育毛を

促進する効果があることが報告されています。

ラズベリーには抗酸化作用がある

ポリフェノールの一種アントシアニンが含まれ

ています。アントシアニンは視力を高めたり、

眼精疲労を改善させる働きをもつことで

知られています。ラズベリーには高血圧や

糖尿病、動脈硬化の予防などへの効果も

期待されています。ラズベリーの実には、

食物繊維が含まれていることから、

コレステロールや糖質、老廃物が腸管から

吸収されてしまうことを阻害し、また、これら

の排泄を促進させる働きがあるといわれて

います。 このため、動脈硬化や糖尿病など

への効果があると期待されています。

また、整腸作用があり、腸内に存在する

善玉菌の増加を活発化させる働きもあり

ます。また、血糖値が高くなることを

コントロールする作用があります。

女性の味方として、子宮に関係した諸症状

の緩和、安全な分娩、母体の早い回復など、

出産準備として、出産の約3ヵ月前から

ラズベリーの葉をハーブティーにして飲む

と良いといわれています。その他、PMS

(月経前症候群)、月経困難、月経過多、

つわり、母乳の分泌促進、子宮強壮にも

効果が期待されています。口腔内の粘膜の

炎症やトラブルにラズベリーの葉のハーブ

ティーでうがいをすると、症状が緩和される

といわれています。歯石を取り除くのにも

効果があるとされています。

ラズベリーゼリーのレシピです。

糖尿病の方は、グラニュー糖をエリスリトールに

変えるなど工夫して頂けると幸いです。

 
 
www.youtube.com/watch?v=SMdpTau13xg
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ラズベリーの有効成分

ラズベリーはポリフェノールの一種である

「エラグ酸」を多量に含有しています

(100g中25g)。エラグ酸はガン予防のほか、

シミやソバカスの原因であるメラニン色素を

抑える働きがあり、美白効果にも優れた成分

です。さらにラズベリーには鉄、亜鉛、

カリウム、カルシウムなどのミネラル成分が

含有されており、精神をリラックスさせ深い

眠りにつかせる効果をもたらしてくれます。

ダイエット効果で有名なラズベリーケトンにも

メラニン色素を抑制する働きがあるそうです。

またブルーベリーなどと同様、「アントシアニン」

が豊富です。アントシアニンは目の疲労を

いやし、ガン予防、老化防止、記憶力増強、

運動機能改善に効果的です。

またアントシアニンとともに目に良いとされる

ルテインも豊富に含まれています。さらに、

ラズベリーに含まれる「リグナン」という物質は

乳ガンなどの危険性を低下させるという

研究結果も報告されています。

甘酸っぱい味覚の原因である、クエン酸や

その他の有機酸も豊富に含まれています。

また食物繊維は、ペクチンと呼ばれる

水溶性食物繊維であり、果物の中では、

非常に多い部類に入るそうです。

 
 
ラズベリーの美肌効果

エラグ酸は、赤いラズベリーに最も多く

含まれていて、細胞の突然変異を抑え、

体中の毒素を排除する作用があるため、

健康効果があると期待されています。

食べ物から摂取するエラグ酸について

は、赤いラズベリーのエラグ酸のみが、

人体に非常に効率よく吸収されること

が確認されています。体の酸化を防ぐ

抗酸化力(たんぱく質や脂質、DNA

などが酸素によって酸化されるのを防ぐ

力)があるので、メラニンの生成防止に

効果的に働きかけます。加齢によるしわ

やたるみなどの老化現象を防ぐ効果、

内臓機能を高めてくれる効果などが

期待できます。つまり身体の中から

美しくなるという効果が期待できます。

エラグ酸にはメラニン生成に関わる酵素

(チロシナーゼ)内の銅イオンの活性化

を防ぐ効果があり、この働きによってもシミ

の原因であるメラニンが生成されることを

防ぐといわれています。さらに、美白効果

が高いといわれるハイドロキノンと似た

効果を持っていると注目されています。

ダイエット効果で有名なラズベリーケトン

にもメラニン色素を抑制する働きがあるそう

なので、エラグ酸やビタミンCとの相乗効果

が期待できます。しかし、ラズベリーケトン

製造工場の従業員が白斑症状を発する

被害が出たことが判明しています。なお、

カネボウ化粧品が発売した美白化粧品

に含まれ、2013年にラズベリーケトン

同様白斑の被害を引き起こしたことが判明

したロドデノールはラズベリーケトンの

ケトン基が水酸基に置換したものです。

つまり、ラズベリーは、食べた方が、その

成分を加工した美白化粧品を使うより安全

だということでしょう。最後に、エラグ酸の

デトックス効果およびペクチン(水溶性

食物繊維)のデトックス効果が有効に

なれば、有害物質が体外に排出され、

美肌へと導かれます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

エラグ酸は、えらいグーな成分でした。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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