美しい肌Vol.294

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2013-07-22 00:01:22

カテゴリー:女性の美容と健康

バラの花53

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美肌の野菜&果物(各論:フェンネル)

 
 
フェンネルの正体

フェンネルをご紹介する前に、訂正がございます。

美しい肌Vol.288でアニスをご紹介したのです
が、その際、誤ってアニスの和名を「茴香」と

書いておりました。アニスの和名は、正しくは、

「西洋茴香」でした。ちなみにフェンネルの和名は、

茴香(ウイキョウ)、または、小茴香

(ショウウイキョウ)です。この二つは異なる植物

ですが、同じせり科に属します。八角(スターアニス)

の和名は、八角茴香(はっかくういきょう)、

あるいは大茴香(だいういきょう)です。八角だけ

違う科のシキミ科に属します。フェンネルはセリ科

ウイキョウ属の多年草植物で、ハーブの一種です。

原産地は地中海沿岸から西アジアにかけてです。

日当たりさえよければどこでも育つといわれて

います。草丈1~2mにもなる大型のハーブで、

鳥の羽のように広がった糸状の細い葉と傘を開いた

ような形に咲く黄色い小花が特徴です。葉・茎・種子

すべてを用いることができ、特に葉は薬用に、

茎は野菜として食用に、種子は香辛料として多く

使われます。株の根元が白く肥大するフローレンス

フェンネルは、変種で肥大部分を野菜として使います。

また、葉が赤銅色になるブロンズフェンネルなど

の種類があります。本当に捨てるところのないハーブ

です。

 
 
フェンネルの歴史

フェンネルは、古代ローマで強壮用の食物として用い

られていました。またダイエット(減量)目的で使われる

こともあったようです。ヨーロッパでは古くから薬草として

人々の生活の中で欠かせないハーブで、「フェンネル

を見ても摘もうとしない者は悪魔だ」という言葉がある

ほどでした。盛んに用いられるようになったのは中世

以降で、特にフェンネルの種子は目に良く、若返りの

効果もあると信じられていました。そのため、当時は

煎液を洗眼用に使ったり、浴剤としてふんだんに

使ったりしていたといわれています。また、家庭の

常備薬のように消化促進、咳止めなどにも使用されて

いたという記録も残っています。中国では諸説

ありますが、フェンネルの全草に強い芳香があるため

「香りを回らす」という意味で茴香(ウイキョウ)または、

小茴香(ショウウイキョウ)と呼ばれ、ブレンドスパイス

の五香(ウーシャン)や漢方薬にも用いられています。

日本にも古い時代に中国から伝来し、薬用として

使われてきました。

 
 
フェンネルの使い方

フェンネルの持つ独特の芳香は魚の生臭さや脂っぽさ

を消す効果があります。そのためヨーロッパでは

「魚のハーブ」と呼ばれています。また、乾燥させた

種子はアニスに似たすっきりとした甘さとぴりっとした

風味があり、フェンネルは魚の香草焼きに欠かせない

ハーブとなっています。イタリアでは、パンを焼くときに

フェンネルの葉をパン種の下に敷いて風味づけとして

使います。他にも、ソースやスープ、若葉はオリーブ油

やお酢に漬け込んで調味料としても使われています。

フェンネルの種子はカレー粉の主原料のひとつで、

そのまま、または砕いてパンやクッキー、ピクルスの

風味づけとしてよく使われています。ブーケガルニ

とはフランス語で「香草の束」のことです。魚のスープ

をとるときに臭み消しとして、数種類のハーブを入れて

使います。各地方により中に入るハーブはまちまち

ですが、フェンネルはこの中に欠かせないハーブです。

フランスの魚料理のブイヤベースにも使用されます。

フェンネルの種子はハーブティーとしてもよく使われ

ます。フェンネルの持つ甘みとスパイシーな香りは

食欲を抑える働きがあります。フェンネルの芳香成分

であるフェンチンが多いといわれています。

またフェンネルには、炎症を鎮める効果もあり、風邪

などを引いたときにフェンネルのハーブティーを飲むと

早期回復が期待できます。ハーブティーとして利用する

場合、浸出時間は少し長めにすることがポイントです。

フェンネルはエッセンシャルオイルとしても強い薬効

があります。はちみつと一緒にお湯に溶かし、咳止め

の薬として利用されています。関節炎やリウマチの

患部に塗ることで炎症を鎮めるといった効果も期待

できます。フローレンスフェンネルの肥大した根元は

セロリに似ており、生のまま、または茹でたものを

サラダとして食べるのが一般的です。また、煮込む

ことで甘さが繊細になるのでスープや煮込み料理

にもよく合います。

 
 
フェンネルの有効成分

フェンチン、アネトール、エストラゴールを含み、

その他にペトロセニン酸、オレイン酸、リノール酸、

フラボノイド (ルチンなど) 、ビタミン類、ミネラルなど

 
 
フェンネルの美肌効果

フェンネルに含まれる芳香成分・アネトールは女性

ホルモンであるエストロゲンと似た働きを持つため、

更年期障害の予防や改善に効くそうです。

更年期を迎えると女性ホルモンが分泌されにくく

なり、めまいや耳鳴りなど様々なトラブルを引き

起こします。

また、女性ホルモンは骨からカルシウムが溶け出す

のを抑える役割も持っているため、女性ホルモンの

減少は骨粗しょう症の原因のひとつといえます。

アニスに含まれるアネトールは、女性ホルモン・

エストロゲンと似た作用を持つため、更年期障害

を予防・改善する効果があるといえます。

また、それ以外にも生理痛を軽減させたり、生理周期

を整えたりと女性特有のトラブルにも効果を持ちます。

女性ホルモン・エストロゲンは、コラーゲンの合成を

促進します。女性ホルモン・エストロゲンは30代を

ピークにして低下していきます。女性ホルモン、とくに

エストロゲンの低下が体に及ぼす影響はさまざまで、

骨粗鬆症などの病気にかかりやすくなるということも

ありますが、美肌に関して言えば、皮膚が菲薄化

(薄くなって)して、たるんできます。そうした皮膚の老化

作用を植物性エストロゲンを摂取することによってある

程度防止することができるわけです。プエラリアミリフィカ、

大豆、ゴマ、アニスなどに加えフェンネルもアネトール

の働きで、皮膚を美しく保つ作用が期待できます。実際

葉の抽出液は皮膚を活性化し、肌に潤いを与えるそうで

化粧品にも使われているようです。

今回は、ここまでとさせていただきます。

フェンネルは、不縁練るではありません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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