美しい肌Vol.275

2013-07-02 21:17:29

カテゴリー:女性の美容と健康

紫陽花4

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美肌の野菜&果物(各論:たまねぎ)

 
 
たまねぎの正体

たまねぎはユリ科ネギ属の多年草で、葉が

球形や卵形となった鱗茎(りんけい)の部分が

食ベられています。鱗茎とは、たまねぎの

短い茎の周囲に生じた多数の葉が養分を

貯えて成長とともに厚みを増し、重なり合って

球形になったものです。この部分は一枚ずつ

剥がすことができ、魚の鱗(うろこ)に似ている

ため、鱗葉(りんよう)と呼ばれています。

たまねぎの原産地は中央アジアであり、英名

であるonionは、ラテン語で真珠を意味する

unioが語源だそうです。たまねぎの薬効が

広く認められ、真珠のように神秘的なパワー

を持つと信じられていたため、そのような語源

となったそうです。また、学名のcepaは
ラテン語でたまねぎのことです。

 
 
 
たまねぎの歴史

たまねぎはシュメール人によって、約6000年前

にはすでに栽培が行われていたと推測されて

います。紀元前3000年頃には古代エジプトでも

食べられており、古代ギリシャや古代ローマでも

作られていました。たまねぎがヨーロッパ

全域に広まったのは16世紀頃で、栽培が始まった

のは17世紀になってからだといわれています。

17世紀にはアメリカへ、19世紀には中国へ伝播

したそうです。

日本へは江戸時代に長崎県に伝わってきました。

スウェーデンの植物学者であるツンベルクが記した

「江戸参府随行記(1775年)」には、たまねぎが

長崎県で栽培されていると記載されています。

しかし、たまねぎの本格的な栽培は明治時代以降

に、北海道と関西で始められたそうです。

現在では全国的に栽培されており、だいこん、

キャベツに次ぐ第3位の野菜の収穫量となって

います。

 
 
たまねぎの生産地

たまねぎの主な生産地は北海道や佐賀県、

兵庫県です。北海道産は8~10月、佐賀県産、

兵庫県産は4~6月に出荷されています。

たまねぎは貯蔵性が高く、品種によって収穫

時期が異なるため一年中市場に出回って

いますが、一般的には春と秋がたまねぎの旬

とされています。アメリカやオーストラリア、台湾

などから輸入されているたまねぎも多く出回って

います。

 
 
たまねぎの選び方

たまねぎは表面の皮がしっかり乾燥していて、

ツヤツヤとしており、ふっくらと丸みがあるもので

上部が細く締まっているものが良品とされて

います。一方、中心の芽が頭の先から出ている

ものは風味が落ちているものなので選ばない

で下さい。さらに、ひげ根が長く伸びているもの

は成長に栄養が使われているため、栄養価が

下がっています。やわらかさを感じるものは中が

傷んでいる可能性があるため、触ったときに固く

重みのあるものを選ぶようにしましょう。

 
 
たまねぎの調理方法

秋冬に出回る黄たまねぎは味が濃厚で辛みが

ありますが、じっくり加熱することで甘みが引き

出され、深いうまみを味わうことができます。

したがって、大き目に切りトロリとするまで煮込め

ば、黄たまねぎの美味しさを引き出せます。

一方、新たまねぎは煮込むと水っぽくなり、

美味しくなりません。そのまま生で食べるか、

さっと炒めることで新たまねぎのさわやかな

食感を楽しむことができます。たまねぎには辛み

成分と甘み成分の両方があります。

生の時は辛みが強く、あまり甘みを感じること

ができませんが。たまねぎをじっくりと加熱する

ことで辛みが消え、特有の甘みが出てきます。

これは、加熱によって辛み成分であるアリシン

が分解され、甘味成分だけが凝縮されて残る

ためです。さらに、たまねぎが茶褐色になるまで

炒めると、うまみが加わり、カレーやシチュー

などのベースにもなる濃厚な味わいが引き出され

ます。

 
 
たまねぎの有効成分

たまねぎには、たまねぎ特有の辛みや香り成分

であるアリシンが含まれています。アリシンは

硫化アリルの一種です。そのほかの有効成分

としてビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・

カルシウム・カリウムなどがあります。アリシンには、

とても高いデトックス効果があります。新陳代謝を

良くするだけでなく、キレート効果といって毒素

を挟んで体外に排出する効果があります。この

高いデトックス効果ゆえに肉類の調理には、

たまねぎを一緒に使うことが多いと言われています。

アリシンは体内で胃の消化液の分泌を活発に

し、食欲を増進させたり、ビタミンB₁の吸収を

高めたりするなどの働きをしています。そのため、

ビタミンB₁を多く含む豚肉や大豆などと一緒に

食べると良いそうです。

またアリシンは水溶性の成分のため水にさらす

と溶け出し、さらに加熱に弱い性質を持つため

調理の際は注意が必要です。たまねぎに

含まれているアリシンを無駄なく摂取するには、

水にさらす時間を短くし、そのまま生で食べること

が良いとされています。切ったたまねぎは15分

ほど空気に触れさせてから調理すると、加熱

してもアリシンが壊れにくくなります。玉ねぎの皮の

部分には、数千種類あるポリフェノールの中でも

抗酸化作用が高い「ケルセチン」が可食部

(白い部分)の約30倍も含まれています。身体を

錆びさせる活性酸素を強力に抑えることで、

「美肌」「若返り(アンチエイジング)」「ガン予防・

アレルギー症状の改善」が期待できます。

ケルセチンは、高いキレート効果があるだけでなく、

コラーゲンの生成を促すビタミンCの吸収率を高める

効果もあります。さらに、皮膚のバリア機能を高める

作用もあり肌荒れの防止にもつながります。

ケルセチンを摂取するには、たまねぎの皮茶を

つくるとよいようです。作り方を以下に簡単に紹介

します。

作り方
1.最初にタマネギの皮をしばらく水にさらしておきます。
これで農薬や汚れ、土などを除去します。乾燥させます。

2.1を鍋で沸かし、沸騰したら中火で3分煮たてます。

3.茶こしでこして飲みます。

 
 
たまねぎの美肌効果

玉ねぎの効果でもっとも知られているのが血液

サラサラ効果です。たまねぎに含まれている

アリシンには、血流を改善する効果が期待

されています。アリシン自体が血液の凝固を

遅らせ、血栓をできにくくするからです。

血管内に血栓ができたり血液の通りが悪くなると、

肌細胞への栄養補給も滞ってしまい肌は栄養

不良に陥ります 。そして肌荒れやハリ・弾力の

低下による毛穴たるみ、水分や潤い不足による

毛穴開きなどの症状へとつながります。そういった

症状を予防するためにも、玉ねぎを多めに摂取

しましょう。じゃがいもとは異なり、毒性がなく

デトックス効果も高いのでお勧めの食材です。

玉ねぎを食べて血液をサラサラにするためには、

玉ねぎのスライスを30分ほど空気にさらしておく

ことが、もっとも効果的であるといわれています。

玉ねぎは生でも温めても、どんな料理にも使い

やすい食材ですので、美肌のために玉ねぎを

一日一玉、必ず食べている女優さんも

いらっしゃるそうです。今回は、ここまでとさせて

頂きます。

たまに禰宜をしている神官は、たまねぎ。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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