美しい肌Vol.282

2013-07-09 22:03:49

カテゴリー:女性の美容と健康

ガーベラ14

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美肌の野菜&果物(各論:ニラ)

 
 
ニラの正体

ニラはユリ科ネギ属の多年草です。暑さにも

寒さにも強いうえ、同じ株から何度も収穫

できる強い生命力を持ち、ひとつの株から

年に3~4回収穫することができます。生命力

の強さは、葉を摘んでも、そのあと再生して

再び、同じ葉になることからも分かります。

ニラには葉ニラ、黄ニラ、花ニラの3つの種類

があります。最も一般的なものは緑色の

葉ニラで、その色から青ニラとも呼ばれて

います。葉の幅が広くて色が濃く、柔らかい

のが特徴の「グリーンベルト」という品種

が年間を通して生産されています。黄ニラは、

品種は葉ニラと同じものですが、光を当てず

に育てる軟化栽培で育てられます。栽培

方法がもやしと似ているため、「にらもやし」

とも呼ばれます。香りは淡くほのかな甘みを

持つため炒めものに最適で、春巻や餃子

などの中華料理によく使われます。また、

台湾から導入された「テンダーポール」という

品種が花ニラとして生産されています。

こちらは花のつぼみと若い茎を食用としたもの

で、シャリッとした独特の歯ごたえが魅力です。

葉ニラに比べにおいも少なく甘みがあります。

 
 
ニラの歴史

東アジア原産で中国では紀元前から生産

されていたと考えられています。日本には

弥生時代に中国から伝わったとされ、古事記

や日本書紀、万葉集などにもニラに関する

記載があります。古事記では「加美良(かみら)」

や「臭韮(かみら)」、万葉集では「久久美良

(くくみら)」と呼ばれおり、現在のニラという

名称はこれらの「みら」が変化したものと

推測されています。

ニラは食用だけでなく、薬として利用されて

いたという記録もあります。野菜として栽培

されるようになったのは明治時代からで、戦後

に中華料理が普及したことで一般的に利用

されるようになりました。日本をはじめアジア

では古くから生産されていますが、ヨーロッパ

では好まれずほとんど生産されていません。

 
 
ニラの生産地

北海道から沖縄まで全国的に生産されて

います。主な生産地は高知県と栃木県で、

日本で出回っているものの約4割がこの2県

で生産されています。

ニラは年間を通して市場に供給されますが、

栽培時期によって11月~3月の間に収穫

される冬ニラと、4月~10月の間に収穫

される夏ニラの2つに分かれます。

葉ニラの旬は冬から秋にかけてで、肉厚で

柔らかいものが収穫できます。花ニラとして

栽培されるテンダーポールは晩春から秋口

が旬で、5月~10月にかけて次々に花のつく

茎を伸ばします。

 
 
ニラの保存方法

肉厚で葉の幅が広いものを選びます。また、

全体的に緑色が濃くツヤがあり、葉先まで

ピンと伸びているものが新鮮です。葉先が

しおれていたり、折れたり傷ついたものは

選ばないで下さい。

ニラはあまり日持ちがせず鮮度が落ちやすい

ので、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。

保存をする場合は、軽く湿らせた新聞紙や

キッチンペーパーに包みポリ袋に入れれば、

冷蔵庫の野菜室で数日間は保存ができます。

 
 
ニラの料理法

加熱すると特有のにおいが少なくなるので、

香りが気になる場合は下茹でをしてから

調理します。しかし、加熱時間が長くなると

色・風味が落ちてしまうので長時間の加熱

調理には不向きといえましょう。

また、β-カロテンは脂溶性の成分なので、

油で調理すると効率よく吸収することが

できます。β-カロテンは、必要なときに必要

名だけ、ビタミンAに変換されるので、

ビタミンAの過剰症の心配は、いりません。

 
 
ニラの有効成分

ニラの持つ独特のにおいは、ネギ類に共通

して含まれるアリシンという香り成分で、強い

殺菌作用があります。またアリシンは

ビタミンB1の吸収を高め疲労回復に効果を

発揮するほか、血栓予防や食欲を増進させる

作用もあります。

ニラにはβ-カロテンが多く含まれており、体内

でビタミンAに変換されて粘膜を保護してくれ

ます。他にも、ビタミンCやビタミンEをはじめ

とするビタミンや、カリウム、カルシウム、

マグネシウム、セレンなどのミネラル、

食物繊維やクロロフィルを豊富に含んでいます。

黄ニラは日光に当たらない分、全体的に葉ニラ

より栄養価が落ちますが、食物繊維は豊富に

含んでいます。

また、ニラには体を温める作用があり、常食する

と冷え性や神経痛などの改善に効果があるため、

北海道や東北などの寒い地域でよく使われて

います。

 
 
ニラの美肌効果

ニラに含まれる臭い成分「アリシン」は血液を

サラサラにして、血栓ができるのを防いで

くれます。また、アリシンの持つ血液中の

善玉コレステロールを増やし悪玉コレステロール

を減らす作用に加えて、クロロフィルの

コレステロール値を低下させる作用によって、

動脈硬化や、心筋梗塞などを予防します。

他にも、血流がよくなることで冷え性や肩こり、

腰痛、神経痛、肌荒れなども改善されます。

アリシンは、体内に入ると交感神経を

刺激して、体温を上げ新陳代謝を活発にする

作用があります。発汗を促し、利尿作用により

体内毒素を便や尿、汗として排出します。

血行を促進し、美肌効果があります。

ニラに含まれるβ-カロテン、ビタミンC、

ビタミンEには強い抗酸化作用があり、体内の

活性酸素を消去して脂質の酸化を防ぎます。

さらにミネラルの一種であるセレンも、ガン予防

に効果を発揮します。セレンは体内の過酸化

脂質を取り除き、活性酸素の発生を抑制します。

過酸化脂質の生成抑制には「グルタチオン

ペルオキシダーゼ」という抗酸化酵素が必要に

なりますが、セレンはこの酵素を構成する重要

な成分です。ビタミンEと一緒に摂ることで

抗酸化力が高まり、美肌効果が期待できます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

ニラという名称はこれらの「みら」が変化したものと

みられます。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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