美しい肌Vol.296

2013-07-23 17:53:39

カテゴリー:女性の美容と健康

バラの花11

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美肌の野菜&果物(各論:カルダモン)

 
 
カルダモンの正体

カルダモンはしょうが科の植物で、緑白色で

中央が紫色の花が咲きます。果実は長さ

1~3㎝くらいの長楕円形で緑色をしています

が熟すと単黄色になります。

実の内部は3室に分かれて黒褐色の芳香性

の種子が10数個入っています。

果皮には香りも味もあまりありませんが、

角ばった約2mmの小さな種子は、強い独特

の芳香と苦みがあります。

カルダモンは、最も古い時期から使われてきた

サフランやバニラなどと並ぶ高価なスパイスに

分類されます。

カルダモンの原産地であるインドでは、コショウ

を「スパイスの王様」、カルダモンを「スパイスの

女王」と呼び、カレー料理に欠かせない重要な

スパイスです。

北インドでは、料理のベースになるガラムマサラ

に必ずといって良いほどカルダモンが入っている

そうです。

また、肉料理の臭み消しやケーキの風味づけ

などにも使われており、中近東ではコーヒーに

カルダモンの精油や種子の粉末を加えた

「カルダモンコーヒー」が人気を博しています。

 
 
カルダモンの歴史

カルダモンの名はヒンドゥー語でカルディア

(心臓)の形をしたアモーマム(生薬)という

ところからきているといわれています。

カルダモンは紀元前1000年以上前から

生薬やスパイスとして使われています。

紀元前4、5世紀頃には泌尿器系の病気を

治し脂肪をとる生薬として、また上流階級の

人々はビンロウの葉に包んで食後に噛むと、

だ液の分泌が良くなることから、消化吸収の

助けになると信じられてきました。

古代エジプトでは「聖なる香煙」とされ、神殿

での祈祷の際にたかれるお香の中に

使われてきました。チグリス河や

ユーフラテス河地域にあったバビロニア王国

の紀元前8世紀末の庭園でも、カルダモンが

作られていたそうです。

また、古代の権力者たちは常に毒殺の危機に

さらされていたため、王室付きの医者たちは

スパイスの防腐性・殺菌力に注目し、カルダモン

をはじめとするスパイスを練り固めた解毒剤を

調合し、王はこれを常用していました。

しかし、ローマ軍との戦いに敗れた王ミトラダデス

は追手から逃れるために自ら死を選ぼうと毒を

飲みましたが、解毒剤を常用していたために

すぐ死ぬことができなかったという逸話があります。

特に、スウェーデンではカルダモンの消費量が

非常に多く、1人当たりの消費量はアメリカの

なんと50倍といわれています。

このように愛され続けているカルダモンは、

8~10世紀にスカンディナヴィア半島に伝わり

ました。

スカンディナヴィアの武装船団(海賊)である

バイキングが、コンスタンティノープルを襲撃、

この地で手に入れたカルダモンを母国に持ち

帰りスパイスとしての調理法を伝えたことが

そのはじまりであるといわれています。

カルダモンの原産地はインド・スリランカ・

マレー半島といわれています。

 
 
カルダモンの利用方法

クセが強いお茶なので、ブレンドティーにして

飲むことがおすすめです。インドでは、紅茶に

カルダモンなどのハーブとミルクを加えて

マサラティーにするのが一般的な飲み方です。

カルダモンの種は、歓待のシンボルだそうです。

インドではカレーはもちろんデザートに使ったり、

またカルダモンを潰さず丸ごと加えたピラフや

カレーなどの料理はお客様をおもてなす料理と

されています。

サウジアラビアでは「ガーワ」と呼ばれる真鍮製

のコーヒーポットの口に、割ったカルダモンを

数粒詰めてコーヒーを注いで作ったカルダモン

コーヒーがよく飲まれ、お客様をもてなす歓迎の

飲み物とされています。

 
 
カルダモンの有効成分

酢酸テルピニル、シネオール、リモネン、

リナロールなど

 
 
カルダモンの美肌効果

消化器系の不調に効果があり、特に神経的な

下痢、便秘、腸内ガスの改善に有効に働きます。

したがってデトックス作用によって美肌に導かれる

ものと考えます。上記のようにローマ軍との戦いに

敗れた王ミトラダデスは追手から逃れるために

自ら死を選ぼうと毒を飲みましたが、カルダモンを

含む解毒剤を常用していたためにすぐ死ぬことが

できませんでした。その逸話からも強いデトックス

作用があったことが分かります。上記の美肌作用

の他にも食欲増進作用、刺激作用、利尿作用が

あります。肌への作用は血行促進作用、抗炎症

作用の働きがあります。アロマオイルを直接皮膚

につける場合は、皮膚刺激を引き起こすことが

あるので使用量を少なしてよく薄めるなどの注意が

必要です。

今回はここまでとさせて頂きます。

狩りじゃなく狩るだから、カルダモン。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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