美しい肌Vol.295

2013-07-22 21:28:09

カテゴリー:女性の美容と健康

ガーベラ

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美肌の野菜&果物(各論:バナバ)

 
 
バナバの正体

バナバはミソハギ科サルスベリ属の落葉高木

で、インド、東南アジアから北オーストラリア

までの熱帯地域に分布します。日本で夏に

咲くサルスベリ(百日紅)と同属で、高さが

5~10mになり、葉の形は卵形で、色は

濃緑色をしています。バナバの花は匙形で

しわが多く、朝は淡紅色で夕方に紫色に変化

します。朝と夕方で花の色が違うなんて本当に

神秘的な植物です。さてバナバの葉を乾燥

させて煮だした茶(ハーブティー)は『女王

でも手の届かないお茶』と呼ばれていますが、

フィリピンではどこにでも生えている

ありふれた植物です。バナバとは、フィリピン

のタガログ語での名称です。日本では、

大花サルスベリともいわれますが、バナバが

一般的な名称です。フィリピンではバナバを

観賞用植物として庭先に植えたり、薬用植物

としてバナバ茶として飲みます。また、一部の

地域では煮出した葉や種を食べる習慣もあると

そうです。バナバの歴史は古く、一説に

よると、約1000年前から健康維持のために

健康茶として飲用されたと伝えられています。

バナバ葉には、カフェインが含まれていません

ので、子どもや妊婦の方でも安心して摂取する

ことができます。また近年ではバナバの抽出

エキスがサプリメントとして販売され、広く

生活習慣病予防に使われています。

 
 
バナバの歴史

バナバは、フィリピンでは糖尿病を治療する

民間薬として飲用されています。

「血糖上昇を抑制する」「肥満を予防する」など

といわれ、古くから飲用されていました。その歴史

は1000年以上にものぼり、フィリピンでは

「女王も手の届かぬ神木」・「天人花」と呼ばれる

神秘的な木です。そんな時代からフィリピンの

人々は、バナバで病気の手当てをしたり、その葉

や樹皮を煎じて健康茶として飲用しました。

バナバの有効成分は、根に多く存在するそうです

が、根をとってしまうと、枯れてしまいます。そこで

樹皮を健康茶として飲む風習が広がったとされて

います。バナバの「葉」は毎年大量に育成します。

ただし、樹皮は採取後、再生に4年かかる貴重な

天然資源だということです。

 
 
バナバの有効成分

バナバは、豊富な栄養素とその効果により、

フィリピンで1987年に薬用植物の指定を受けて

います。バナバの葉には天然の微量元素や

ミネラルも豊富で、中でも食物繊維が乾燥

バナバ葉100g中に約50gと豊富に含まれて

います。バナバ葉の成分分析では、主成分は

タンニン、グルコース、配糖体ですが、インスリン

に似た働きをもつコロソリン酸という物質も

含まれていることが見いだされました。この

コロソリン酸は他の茶葉には見られない成分で、

血糖値を下げる働きをします。 他の健康茶と

比較すると、微量元素のカルシウムやカリウム、

マグネシウムが多く含まれています。ミネラルは

人間の活動に欠かせない成分であり、不足する

ことにより骨粗しょう症や肌荒れ、貧血、肥満、

睡眠障害、疲労蓄積などの様々な悪影響が

出現します。さらに、バナバには植物には珍しく

亜鉛が含まれていることも特徴といえるでしょう。

フィリピン産業技術発明協会の科学者はバナバ

の葉の抽出物の中の活動成分であるコロソリン酸

がインスリンと似たアミノ酸配列から構成されて

いる成分である事を発見しました。糖尿病を誘発

させたハツカネズミと正常のハツカネズミを使い、

抗糖尿性作用についてテストを行いました。

その結果、インスリンに似たアミノ酸で構成されて

いるコロソリン酸という成分が血糖値を下げる効果

があること分かりました。 バナバには、カルシウム

やカリウム、マグネシウムなどのミネラルの他、

タンニンやコロソリン酸などの有効成分を豊富に

含んでいます。

 
 
バナバの美肌効果

水溶性食物繊維は、水に溶けゲル化し、人間の

体に好ましくない物質の吸収を妨げ、便として

排泄させる作用があります。バナバは食物繊維

を豊富に含んでいるため、腸内清掃に大きな

効果を発揮します。食物繊維は副作用無く

お通じを良くしますが、便秘を解消することで

腸内環境を整えることにもつながり、様々な病気

の予防になります。つまりデトックス効果に

すぐれており、有害物質が排泄されることで

美肌になると考えられます。また体内で発生した

活性酸素を除去する作用は、抗酸化作用です。

近年、大きな社会問題となっているガンや

脳卒中などの生活習慣病の発病には、高い

確率で活性酸素が関係しています。

活性酸素とは、紫外線・喫煙・ストレスなどで

体内に発生し、細胞や血管など人体の様々

なところに損傷を与えます。また、活性酸素

は生活習慣病だけでなく、人体の老化や

様々な病気を引き起こす原因となっています。

バナバに含まれる糖の一種には、活性酸素

の働きを抑制する効果が実験により証明

されているため、バナバには抗酸化作用

がある事が分かっています。抗酸化作用が

皮膚の老化に働けば、美肌となります。

今回はここまでとさせて頂きます。

バナナとバナバは、違う植物です。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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美しい肌Vol.294

2013-07-22 00:01:22

カテゴリー:女性の美容と健康

バラの花53

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美肌の野菜&果物(各論:フェンネル)

 
 
フェンネルの正体

フェンネルをご紹介する前に、訂正がございます。

美しい肌Vol.288でアニスをご紹介したのです
が、その際、誤ってアニスの和名を「茴香」と

書いておりました。アニスの和名は、正しくは、

「西洋茴香」でした。ちなみにフェンネルの和名は、

茴香(ウイキョウ)、または、小茴香

(ショウウイキョウ)です。この二つは異なる植物

ですが、同じせり科に属します。八角(スターアニス)

の和名は、八角茴香(はっかくういきょう)、

あるいは大茴香(だいういきょう)です。八角だけ

違う科のシキミ科に属します。フェンネルはセリ科

ウイキョウ属の多年草植物で、ハーブの一種です。

原産地は地中海沿岸から西アジアにかけてです。

日当たりさえよければどこでも育つといわれて

います。草丈1~2mにもなる大型のハーブで、

鳥の羽のように広がった糸状の細い葉と傘を開いた

ような形に咲く黄色い小花が特徴です。葉・茎・種子

すべてを用いることができ、特に葉は薬用に、

茎は野菜として食用に、種子は香辛料として多く

使われます。株の根元が白く肥大するフローレンス

フェンネルは、変種で肥大部分を野菜として使います。

また、葉が赤銅色になるブロンズフェンネルなど

の種類があります。本当に捨てるところのないハーブ

です。

 
 
フェンネルの歴史

フェンネルは、古代ローマで強壮用の食物として用い

られていました。またダイエット(減量)目的で使われる

こともあったようです。ヨーロッパでは古くから薬草として

人々の生活の中で欠かせないハーブで、「フェンネル

を見ても摘もうとしない者は悪魔だ」という言葉がある

ほどでした。盛んに用いられるようになったのは中世

以降で、特にフェンネルの種子は目に良く、若返りの

効果もあると信じられていました。そのため、当時は

煎液を洗眼用に使ったり、浴剤としてふんだんに

使ったりしていたといわれています。また、家庭の

常備薬のように消化促進、咳止めなどにも使用されて

いたという記録も残っています。中国では諸説

ありますが、フェンネルの全草に強い芳香があるため

「香りを回らす」という意味で茴香(ウイキョウ)または、

小茴香(ショウウイキョウ)と呼ばれ、ブレンドスパイス

の五香(ウーシャン)や漢方薬にも用いられています。

日本にも古い時代に中国から伝来し、薬用として

使われてきました。

 
 
フェンネルの使い方

フェンネルの持つ独特の芳香は魚の生臭さや脂っぽさ

を消す効果があります。そのためヨーロッパでは

「魚のハーブ」と呼ばれています。また、乾燥させた

種子はアニスに似たすっきりとした甘さとぴりっとした

風味があり、フェンネルは魚の香草焼きに欠かせない

ハーブとなっています。イタリアでは、パンを焼くときに

フェンネルの葉をパン種の下に敷いて風味づけとして

使います。他にも、ソースやスープ、若葉はオリーブ油

やお酢に漬け込んで調味料としても使われています。

フェンネルの種子はカレー粉の主原料のひとつで、

そのまま、または砕いてパンやクッキー、ピクルスの

風味づけとしてよく使われています。ブーケガルニ

とはフランス語で「香草の束」のことです。魚のスープ

をとるときに臭み消しとして、数種類のハーブを入れて

使います。各地方により中に入るハーブはまちまち

ですが、フェンネルはこの中に欠かせないハーブです。

フランスの魚料理のブイヤベースにも使用されます。

フェンネルの種子はハーブティーとしてもよく使われ

ます。フェンネルの持つ甘みとスパイシーな香りは

食欲を抑える働きがあります。フェンネルの芳香成分

であるフェンチンが多いといわれています。

またフェンネルには、炎症を鎮める効果もあり、風邪

などを引いたときにフェンネルのハーブティーを飲むと

早期回復が期待できます。ハーブティーとして利用する

場合、浸出時間は少し長めにすることがポイントです。

フェンネルはエッセンシャルオイルとしても強い薬効

があります。はちみつと一緒にお湯に溶かし、咳止め

の薬として利用されています。関節炎やリウマチの

患部に塗ることで炎症を鎮めるといった効果も期待

できます。フローレンスフェンネルの肥大した根元は

セロリに似ており、生のまま、または茹でたものを

サラダとして食べるのが一般的です。また、煮込む

ことで甘さが繊細になるのでスープや煮込み料理

にもよく合います。

 
 
フェンネルの有効成分

フェンチン、アネトール、エストラゴールを含み、

その他にペトロセニン酸、オレイン酸、リノール酸、

フラボノイド (ルチンなど) 、ビタミン類、ミネラルなど

 
 
フェンネルの美肌効果

フェンネルに含まれる芳香成分・アネトールは女性

ホルモンであるエストロゲンと似た働きを持つため、

更年期障害の予防や改善に効くそうです。

更年期を迎えると女性ホルモンが分泌されにくく

なり、めまいや耳鳴りなど様々なトラブルを引き

起こします。

また、女性ホルモンは骨からカルシウムが溶け出す

のを抑える役割も持っているため、女性ホルモンの

減少は骨粗しょう症の原因のひとつといえます。

アニスに含まれるアネトールは、女性ホルモン・

エストロゲンと似た作用を持つため、更年期障害

を予防・改善する効果があるといえます。

また、それ以外にも生理痛を軽減させたり、生理周期

を整えたりと女性特有のトラブルにも効果を持ちます。

女性ホルモン・エストロゲンは、コラーゲンの合成を

促進します。女性ホルモン・エストロゲンは30代を

ピークにして低下していきます。女性ホルモン、とくに

エストロゲンの低下が体に及ぼす影響はさまざまで、

骨粗鬆症などの病気にかかりやすくなるということも

ありますが、美肌に関して言えば、皮膚が菲薄化

(薄くなって)して、たるんできます。そうした皮膚の老化

作用を植物性エストロゲンを摂取することによってある

程度防止することができるわけです。プエラリアミリフィカ、

大豆、ゴマ、アニスなどに加えフェンネルもアネトール

の働きで、皮膚を美しく保つ作用が期待できます。実際

葉の抽出液は皮膚を活性化し、肌に潤いを与えるそうで

化粧品にも使われているようです。

今回は、ここまでとさせていただきます。

フェンネルは、不縁練るではありません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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