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2013-07-11 19:19:51

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診療マル秘裏話 Vol.401 平成23年8月11日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

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目次

1) 脳卒中や虚血性心疾患の発症リスクが低くなる因子
2) ダイエットを動機付ける短時間の講義の減量効果

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 脳卒中や虚血性心疾患の発症リスクが低くなる因子

たばこを吸わない人の場合、野菜などに含まれる食物繊維
を多く取ると脳卒中や虚血性心疾患の発症リスクが低くなる
との研究結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎
(つがね・しょういちろう)国立ガン研究センター予
防研究部長)がまとめ、8月4日公表しました。

研究班は岩手や沖縄など8県の45~74歳の男女
約8万7千人を、2004年まで平均約10年間追跡しました。
この間、2553人が脳卒中、684人が虚血性心疾患を発症
しました。

食生活のアンケートから計算した食物繊維の摂取量に従って
5グループに分けてみると、たばこを吸わない人の場合、最も
食物繊維の摂取が多いグループでは、最も摂取が少ない
グループより発症リスクが約4割少ないという結果がでました。
逆に、たばこを吸う人では、食物繊維の摂取が増えてもリスク
は減らなかったということです。

研究を担当した小久保喜弘(こくぼ・よしひろ)・国立循環器病
研究センター予防健診部医長は「健康を目指すには1日20グラム
は摂取するのが望ましいが、今回の調査では最も多いグループで
ようやく到達するレベルで、全体的に足りていない。野菜などを
もっと食べ、喫煙を避けるよう心掛けて」と話しています。

食物繊維は近縁の人の禁煙戦意を向上させる。笑

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2】 ダイエットを動機付ける短時間の講義の減量効果

ダイエットを動機付ける短時間の講義や、それに加えて教材など
を提供するだけでも、半年間で3~5キロ程度の減量効果がある
ことを実験で確かめたと、筑波大の研究チームが8月3日発表
しました。

自治体や企業が肥満者の減量支援を行うケースがありますが、
人件費不足で指導者を雇えない状況でも、減量は実現できることを
示す結果だということです。

研究チームはこれまでに、(1)肥満の怖さなどを教えて
ダイエットを動機付ける2時間程度の講義(2)運動法や
食事法を示した教材や食事記録ノートなどの提供(3)これらの
教材を使って15~30人の集団で受ける7回の講義と助言-の
3段階を半年間で実施する減量プログラムを開発し、平均8キロ減
という成果を挙げています。

今回は、3段階を通じてではなく、各段階での効果を見極めるため、
肥満の男女188人を、動機付けの講義のみのグループ、教材などの
提供を追加したグループ、さらに集団指導を追加したグループの
三つに分け、半年間観察しました。

その結果、1番目のグループは平均で2・9キロ減、2番目は同
4・7キロ減、3番目は同7・7キロ減を達成しました。

研究チームの中田由夫(なかた・よしお)助教は「自治体の中には、
資金が無くて3段階のプログラムでは十分な数の肥満者を指導
できないというところもあった。今回の成果を提案していきたい」
と話しています。

盛夏に生家でダイエット成果を上げる。笑

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編集後記

喫煙者では、動脈硬化性疾患のリスクが帳消しになる
ということは、食物繊維だけの効果ではないような気が
します。実際に食べているのは野菜であり、野菜には
食物繊維だけでなく、フラボノイドなどのポリフェノール
が含まれています。フラボノイドは実際に抗酸化作用が
あるわけで、喫煙でその効果が失われたと考えても不思議
ではありません。そもそも食物繊維に換算しての疫学的
調査というのは成り立たないのではないでしょうか。
ダイエットプログラムに一定の効果があるのは認めます。
しかし震災などのよりストレスの多い環境や遺伝的な異常
から肥満となる病気の場合、こうしたプログラムの効果が
発揮されるかどうかは、不明と言わざるを得ません。

高価なダイエットプログラムの効果は降下する。笑

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