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2017-10-13 00:07:11

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診療マル秘裏話   号外Vol.729 平成28年12月10日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)神経障害性疼痛で痛みを増幅する蛋白質を発見
2)急速進行性糸球体腎炎にiPS 細胞由来マクロファージ

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 神経障害性疼痛で痛みを増幅する蛋白質を発見

 
 
 
 
 
 
手足などに慢性的な痛みが起
きる「神経障害性疼痛」で痛み
を増幅させる蛋白質を、大阪大
の山下俊英教授(神経科学)ら
のチームが発見しました。

 
新たな治療薬の開発が期待で
きるということです。論文が18
日、米国科学誌(電子版)に、
掲載されます。

神経障害性疼痛は、糖尿病や
脳卒中などが原因で起きる難治
性の病気です。日本の患者は、
600万人以上と推定され、重
症の場合、体に軽く触れただけ
で激痛が走ることもありますが、
有効な治療薬はあるものの、副
作用が強かったり、使い続けて
増量しなければならなかったり
するために、余り使えない薬と
されてきました。

チームは、脳に痛みを伝達す
る脊髄内で、「ネトリン4」と
いう蛋白質が作られていること
を発見しました。疼痛を発症し
たラットの遺伝子を操作し、ネ
トリン4が作られる量を減らし
たところ痛みを感じにくくなり、
この蛋白質が痛みを増幅させて
いると結論づけました。

山下教授は、「ネトリン4の
働きを抑える物質が、治療薬の
候補となる可能性がある」と話
しています。北海道大遺伝子病
制御研究所の村上正晃所長は「
疼痛は発症の原因となる病気が
様々で、患者の症状にも差があ
る。全ての疼痛でネトリン4が
関与しているかの見極めも必要
だ」と話しました。

神経障害性疼痛の薬のCM動画

です。



 
 
捜査を操作して、そうさと言
う。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 急速進行性糸球体腎炎にiPS 細胞由来マクロファージ

 
 
 
 
 
 
腎臓の難病「急速進行性糸球
体腎炎」の治療に、骨髄や人工
多能性幹細胞(iPS細胞)で
作ったマクロファージ(アメー
バ状細胞)が効果を発揮する事
を、名古屋大大学院医学系研究
科腎臓内科学の丸山彰一教授ら
のグループが、マウスを使った
研究で突きとめました。成果は
14日付の米病理学会誌に掲載
されました。

急速進行性糸球体腎炎は腎臓
で、ろ過の役割がある糸球体に
炎症が起き、蛋白尿や血尿が出
ます。腎機能を失うケースもあ
り、透析が必要となる原因で5
番目に多い事が知られています。
国内では高齢者を中心に年間14
00〜3000人弱が発症するという
ことです。

グループは「人体の掃除屋」
と呼ばれ、組織に侵入した細菌
などを捕食するマクロファージ
が種類によって炎症を抑える働
きをすることに着目しました。
マウスの骨髄と、皮膚などの体
細胞を初期化してできたiPS
細胞から2種類のマクロファー
ジを作製しました。 その際、
特殊な蛋白質で培養することで
2種類とも炎症の抑制効果を持
たせることに成功しました。マ
ウスの静脈に注射器で投与する
と炎症した部位を7割減らす事
ができました。

急速進行性糸球体腎炎について

の動画です。



 
 
 
丸山教授は「安全性を精査し、
ヒトでの応用を目指したい」と
話しています。

性差を精査する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
手足などに慢性的な痛みが起
きる「神経障害性疼痛」で痛み
を増幅させる蛋白質を発見した
のは、偉大な業績です。 神経
障害性疼痛は、中枢神経系のミ
クログリア細胞が引き起こす事
が分かっていて、ミクログリア
細胞の機能を抑制する薬剤であ
るミノサイクリン(商品名ミノ
マイシン)を使えばかなり抑制
できることが分かっています。
新しく発見されたネトリン4は、
ミクログリア細胞が産生してい
る可能性が高いと思われます。
全ての疼痛でネトリン4が関与
しているかの見極めがなされな
い場合は他のミクログリア由来
の物質が関与している可能性も
出てくるので厄介だと考えてい
ます。
腎臓の難病「急速進行性糸球
体腎炎」の治療に、骨髄や人工
多能性幹細胞(iPS細胞)で
作ったマクロファージ(アメー
バ状細胞)が効果を発揮する事
を突き止めたのは、素晴らしい
業績です。 急速進行性糸球体
腎炎は腎臓で、ろ過の役割があ
る糸球体に炎症が起き、蛋白尿
や血尿が出ます。腎機能を失う
ケースもあり、透析が必要とな
る原因で5番目に多い事が知ら
れている訳ですから、この病気
がiPS 細胞由来のマクロファー
ジで治療できるとなれば、患者
さんにとっては大きな福音とな
ることでしょう。安全性の確保
が急務とされます。

身体が疲労困憊しているので、
休務が急務とされる。笑

 
 
 
 
 
 
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