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2017-10-12 00:16:43

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診療マル秘裏話   号外Vol.728 平成28年12月9日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)魚のうろこのコラーゲンを使い、高強度の糸を開発
2)過酸化水素を使って効果を高める放射線治療法

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 魚のうろこのコラーゲンを使い、高強度の糸を開発

 
 
 
 
 
 
多木化学(兵庫県加古川市)
は、魚のうろこを原料とした、
コラーゲンから、高強度の糸を
開発しました。 先行開発した
コラーゲン溶液の濃度を高め、
絹のようなしなやかさと頑丈さ
を実現しました。人間の靱帯や
腱の組織はコラーゲン線維が束
になってできており、今後は、
医療機器メーカーなどと連携し
て医療分野での応用を見込んで
います。

コラーゲンは人間や牛、豚の
皮、骨などに含まれる蛋白質の
一種です。3本の鎖がらせん状
に巻きついたような構造で、熱
が加わるとらせんがほどけます。

同社は、約10年前、うろこ
由来のコラーゲン溶液を開発し
ました。 牛や豚などのほ乳類
由来とは異なり、ヒトに感染す
るウイルスの心配が少ないとい
うことです。中でも熱帯地域に
生息する魚「テラピア」のコラ
ーゲンは、人間の体温と同程度
でもらせん構造が保たれ、隙間
に水が絡んで、保湿性を維持し
ます。 その特性を生かし、同
溶液は化粧品原料に採用されて
います。

糸状への加工は兵庫県立工業
技術センター(神戸市須磨区)
と共同開発しました。濃縮した
溶液を小さい穴から押し出し、
引っ張ることで、らせん構造を
崩さず粘り気が強く、切れにく
い線維を作り出しました。化粧
品に使われる市販の溶液は濃度
が約0・3%ですが、糸にする
には水あめよりも粘り気が強い
濃度15%が最適であることを見
つけました。

医療分野以外に、強度を生か
して衣服への転用にも可能性が
広がるということです。 現在、
医療機器や繊維メーカーに試料
として供給しているそうです。
実用化には、数年かかるといい
ますが、同社研究所の山口勇ラ
イフサイエンスグループ長は「
この技術がないと作れないもの
があるはず。費用対効果を見極
めながら進めたい。」としてい
ます。

魚の鱗からとったコラーゲンで

高強度の人工骨を作ったという

動画です。



 
 
 
医療分野以外に、意外に衣服
への転用が可能。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 過酸化水素を使って効果を高める放射線治療法

 
 
 
 
 
 
兵庫県立加古川医療センター
(加古川市)の小川恭弘(やす
ひろ)院長(62)が、過酸化
水素(オキシドール)を使って
効果を高める放射線治療法を、
開発し、国内外での普及を目指
しています。効果を妨げる酵素
を抑える仕組みで、切除手術が
不要な事から、主に乳房が温存
できる乳ガン治療として広がり
つつあります。県内でも神戸低
侵襲ガン医療センター(神戸市
中央区)で昨年から開始しまし
た。今後は臨床試験(治験)を
実施し、公的医療保険の適用を
目指します。

小川院長によると、ガンは大
きくなるほど、細胞内に抗酸化
酵素が増え、酸素が欠乏します。
一方、放射線治療は酸素を利用
して(活性酸素の一重項酸素を
使って)ガンを殺すため、ガン
が進行するほど効果が低下する
事が課題でした。

小川院長は前任の高知大教授
時代、抗酸化酵素を分解するオ
キシドールと、オキシドールを
患部にとどまらせるヒアルロン
酸を注射する「酵素標的・増感
放射線療法KORTUC(コー
タック)」を発案し、2006
年から高知大で臨床利用を開始
しました。高知大だけで200
例超、全国では計10カ所以上
で500例以上実施されました。
大半は乳ガンですが皮膚や肝臓、
膵臓(すいぞう)、腎臓のガン
にも利用されています。

小川院長は昨年4月、加古川
医療センターに着任しました。
最新の放射線治療機器がある、
神戸低侵襲ガン医療センター(
藤井正彦院長)で同11月から
乳ガン治療を始めました。 抗
ガン剤も併用しながら今年3月
までに4人に実施し、「ガンが
消え体力の消耗も少ない」(40
代女性)などと評価されている
ということです。従来の放射線
や抗ガン剤による治療費に加え、
1回数百円の注射計5回分で済
むそうです。 来年中に加古川
医療センターでも始める意向と
いうことです。

神戸大医学部出身の小川院長
は「この治療法を世界に発信す
るため兵庫県に戻ってきた。安
価で容易なのでぜひ普及させ、
多くの患者を救いたい」と話し
ています。神戸低侵襲ガン医療
センター電話:078-304-4100

このニュースのニュース動画

です。



 
 
船が発進したと世界に発信し
た。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
魚のうろこを原料とした、コ
ラーゲンから高強度の糸を開発
したのは、非常に画期的な業績
と言えましょう。牛や豚などの
ほ乳類由来とは異なり、ヒトに
感染するウイルスの心配が少な
いという利点もあり、消費者が
受け入れやすい点が多いと私も
思いました。人間の靱帯や腱の
組織はコラーゲン線維が束にな
ってできており、今後は、医療
機器メーカーなどと連携して、
医療分野での応用を見込んでい
る点も先見の明があると言える
のではないでしょうか? 医療
分野以外に強度を生かして衣服
への転用にも可能性が広がると
いうことも、評価したいと思い
ます。
過酸化水素(オキシドール)
を使って、効果を高める放射線
治療法を、開発したのは素晴ら
しい発想であったと思います。
ガン細胞とガン幹細胞は、活性
酸素に弱いことが分かっていま
す。そのため、その弱点を補う
べく、抗酸化物質をガン細胞の
中に蓄えるという性質があるよ
うです。乳ガンは、食事の西洋
化が主な原因で、近年たくさん
の女性が患うこととなっていま
す。ガンの三大療法は、副作用
が強く、治療が奏功する確率は、
非常に少なくなっていると私は
考えています。三大治療の一つ
放射線治療も、こうした工夫が
あれば、患者さんの負担を少な
くすることができます。 ぜひ、
こうした工夫でガンが消え体力
の消耗も少ないと患者さん自身
がおっしゃるような治療をたく
さん開発して頂きたいものです。

そうこうしている内に、仕掛
けたトラップが奏功する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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