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2017-10-09 00:02:29

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診療マル秘裏話   号外Vol.725 平成28年12月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)咀嚼能率の低下とメタボリックシンドロームとの間に関係
2)インフルエンザHAワクチン舌下錠の第1相臨床試験を開始

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 咀嚼能率の低下とメタボリックシンドロームとの間に関係

 
 
 
 
 
 
国立循環器病研究センターは
11月9日、無作為抽出した都市
部一般住民を対象に、規格化さ
れた方法で測定した「咀嚼能率」
の低下と、メタボリックシンド
ロームとの間に関係があること
を世界で初めて明らかにしたと
発表しました。この研究は新潟
大学、大阪大学との共同研究(
吹田研究)の一環として行われ
たものです。同研究成果は、「
Journal of Dentistry」に10月
25日付で掲載されています。

脳卒中、虚血性心疾患等動脈
硬化性疾患は日本の死亡原因の
第2位を占めます。予防策とし
て、肥満、血圧高値、高血糖、
血清脂質異常などのリスク因子
を包括したメタボリックシンド
ロームという疾患概念を基準に
した特定健診制度が行なわれて
いますが、効果は十分とはいえ
ません。近年、口腔健康とメタ
ボリックシンドロームとの関係
が注目されており、この関連を
明らかにして、動脈硬化性疾患
予防のための医科歯科連携を、
確立することは、有益と考えら
れるということです。

研究グループは、住民台帳か
ら無作為抽出された50~70歳代
の住民1780名を対象に基本健診
と歯科検診を実施しました。咀
嚼能率の測定は、専用に開発さ
れたグミゼリーを30回噛んで増
えた表面積を算出する方法を用
い、年齢、性別、飲酒、喫煙、
歯周病等を調整した多変量解析
を行って咀嚼能率とメタボ罹患
率との関連性を分析しました。

咀嚼能率によって対象者を4
群に分けて検討した所、対象者
全体では、最も咀嚼能率の高い
群と比較して下から2番目の群
でメタボリックシンドローム有
病率が1.46倍高いという結果が
出ました。さらに70歳代の対象
者に限ると、咀嚼能率が低下し
たすべての群で、1.67~1.90倍
有病率が高かったという事です。

今回の研究結果より咀嚼能率
を測ることによりメタボリック
シンドロームのリスクを評価で
きる可能性が示されました。今
後、動脈硬化性疾患予防におけ
る新しい医科歯科連携の戦略に
繋がることが期待されると、同
研究グループは述べています。

咀嚼とメタボの関係についての

動画です。



 
定価が低下して低価となる。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 インフルエンザHAワクチン舌下錠の第1相臨床試験を開始

 
 
 
 
 
 
日東電工はこのほど、10月
に季節性インフルエンザHAワ
クチン舌下錠(開発コード・N
SV0001)の第1相 臨床
試験(P1)を開始したと発表
しました。阪大微生物病研究会
(大阪府吹田市)と共同で取り
組み、国内で20年以降の上市
を目指しています。同剤を投与
することで体内だけでなく、口
のなかにも抗体ができインフル
エンザウイルスにより感染しに
くくなることが期待されます。

季節性インフルエンザHAワ
クチン舌下錠には、日東電工が
独自開発した、新しい免疫誘導
促進物質であるアジュバントを
用いた舌下投与型製剤を取り入
れています。 阪大微研会から
提供される4価ワクチンに日東
電工がアジュバントであるリポ
多糖を加えて剤形化しました。
舌の下に載せ、口の粘膜を通じ
て体内に抗体を作ります。口腔
にも抗体ができるのが特徴で、
インフルエンザウイルスの体内
への侵入を防げる可能性が高ま
ります。

このようなインフルエンザワ
クチンの治験は世界初という事
です。基礎研究については、2
009年に大阪大学免疫学フロ
ンティア研究センター自然免疫
学研究室の審良静男教授の協力
を得ながら進めてきました。

季節性インフルエンザHAワ
クチン舌下錠は注射剤でないた
め、投与時に痛みを感じること
がありません。常温での保管が
可能という利点もあります。

インフルエンザについて解説し

ている動画です。



 
 
 
化膿を抑制することが可能と
なる。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
「咀嚼能率」の低下と、メタ
ボリックシンドロームとの間に
関係があることを世界で初めて
解明したのは偉大な業績です。
子供の頃、よく噛んで食べなさ
いとよく言われましたが、よく
噛んで食べることは、メタボリ
ックシンドロームの予防となる
ことが明らかになった訳ですか
らよく噛んで食べることを実行
することが重要であると認識し
ました。咀嚼は、脳の機能にも
関係しているそうですから認知
症の予防にも必要なのかもしれ
ません。今後、動脈硬化性疾患
予防における、新しい医科歯科
連携の戦略に繋げて頂きたい物
です。
季節性インフルエンザHAワ
クチン舌下錠(開発コード・N
SV0001)の第1相 臨床
試験(P1)を開始したのは、
喜ばしいことです。現在、注射
で、インフルエンザワクチンを
投与していますが、小さい子供
を泣かしてしまうことが多く、
注射は嫌いだという固定観念を
植え付ける可能性があります。
また注射のワクチン接種では、
口腔にも抗体ができるなどと言
う技は使えませんが、舌下錠の
ワクチンであれば、体内だけで
なく、口のなかにも抗体ができ
インフルエンザウイルスにより
感染しにくくなることが期待さ
れるという恩恵が見込めること
も優れた点といえるでしょう。

航空機の中で口腔の処置をす
る。笑

 
 
 
 
 
 
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