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2017-10-10 01:27:16

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診療マル秘裏話   号外Vol.726 平成28年12月6日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)iPS 細胞から内耳細胞を作製し難聴発症を再現
2)表面の傷を素早く修復する新コーティング材料

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 iPS 細胞から内耳細胞を作製し難聴発症を再現

 
 
 
 
 
 
 
遺伝子を変異させて難聴にし
た、マウスのiPS細胞(人工
多能性幹細胞)から内耳細胞を
作製し、難聴を発症する様子を
体外で再現したと、順天堂大学
の神谷和作准教授らのチームが
発表しました。

 
同じタイプの難聴の患者さん
は日本でも3万人以上いるとさ
れ、治療薬の開発や正常な細胞
を移植する再生医療につながる
と期待されます。論文は11日、
国際幹細胞学会誌に掲載されま
した。

このタイプの難聴は、GJB
2という遺伝子に変異があり、
音の振動を神経に伝える内耳の
細胞間のつながりが、壊れてい
ます。遺伝性難聴の半数以上を
占めています。根本的な治療法
はなく補聴器や人工内耳で聴力
を補うだけでした。

研究チームは、マウスのiP
S細胞から内耳細胞を作製する
手法を開発しました。GJB2
が働かないようにしたマウスの
iPS細胞から作製した、内耳
細胞では細胞同士をつなぐ蛋白
質が次第に壊れ、難聴を発症し
ていく様子を再現できました。

神谷准教授は「難聴を再現し
た細胞を使って、細胞間のつな
がりを修復する薬を開発できれ
ば、根本的な治療につながる」
と話しています。

人工内耳についての動画です。



 
 
 
私大に合格した次第です。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 表面の傷を素早く修復する新コーティング材料

 
 
 
 
 
 
 
表面に傷がついても自分の力
で素早く修復する新たなコーテ
ィング材料を開発したと、大阪
大の原田明特任教授らのチーム
が発表しました。切り傷や擦り
傷が数十分でほぼ完全に消える
ということです。車の被膜塗料
などへの応用が期待される成果
で、論文は11日、米科学誌電子
版に掲載されました。

 
「自己修復材料」と呼ばれる
物質で、高級車の塗装やスマー
トフォン画面の保護フィルム等
で実用化されています。ただし、
従来の製品は傷が完全に修復で
きなかったり、修復するのに数
時間かかったりしていました。

チームは、長いひも状の分子
に、多数のリングのような分子
を通した特殊な高分子を開発し
ました。リング部が自在に動く
仕組みで、切断箇所でリング部
が反応して再び高分子同士をつ
なぎ、傷やへこみを修復します。
ゼリー状とフィルム状の2種類
を作製し、性能を確認した所、
ゼリー状では切断部が10分以内
に80%、フィルム状では傷が30
分でほぼ100%修復できました。

チームは「臓器の傷に貼り付
ける止血シートなどの医療製品
にも幅広く応用できる」とし、
早期の実用化を目指しています。

自己修復フィルムについての

動画です。



 
 
 
清貧な環境から生まれた医療
製品。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
遺伝子を変異させて難聴にし
た、マウスのiPS細胞(人工
多能性幹細胞)から内耳細胞を
作製し、難聴を発症する様子を
体外で再現したのは偉大な業績
です。遺伝子変異は、分かって
いても、治療法が全くないこの
ような病気は、iPS細胞が出
来るまでは全くお手上げの状態
でした。しかし、病気が体外で
再現できたとなると、振り掛け
実験などを行って治療法の候補
を見つけることが容易になりま
す。今後の研究で治療薬の開発
や、正常な細胞を移植する再生
医療に是非つなげて頂きたい物
です。
表面に傷がついても自分の力
で素早く修復する新たなコーテ
ィング材料を開発したのは、素
晴らしい業績です。 高級車の
塗装や、スマートフォン画面の
保護フィルム等で実用化されて
いても、従来の製品は傷が完全
に修復できなかったり、修復す
るのに数時間かかったりしてい
たようなので、余り実用的では
なかったと言えます。 新製品
では、ゼリー状とフィルム状の
2種類を作製し、性能を確認し
た所、ゼリー状では切断部が10
分以内に80%、フィルム状では
傷が30分でほぼ100%修復できた
ということですので、明らかに
性能が、進歩したと言えるでし
ょう。

精嚢の性能を測定する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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