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2017-10-23 00:00:31

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診療マル秘裏話   号外Vol.737 平成28年12月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)細菌に侵入された植物は、兵糧攻めにして撃退
2)脳梗塞の最新治療法の血栓回収療法を全国展開

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 細菌に侵入された植物は、兵糧攻めにして撃退

 
 
 
 
 
 
 
細菌に侵入された植物は栄養
となる糖分が細菌に取り込まれ
ないように「兵糧攻め」にして
撃退することを、京都大の高野
義孝教授(植物病理学)らが、
解明しました。作物の病気を減
らす農薬の開発につながる可能
性があるということです。25日、
米科学誌サイエンス電子版に、
発表しました。

細菌などが侵入すると、植物
は抗菌物質を作って攻撃したり、
細胞が自ら死んで感染拡大を抑
えたりする事が知られています。
「兵糧攻め」は新たに確認され
た防御法となります。

葉には光合成によって作られ
た糖分がたまっています。研究
チームは、シロイヌナズナの葉
の細胞同士の間にたまっている
糖分を、植物細胞内に取り込む
役割の蛋白質に着目しました。
細菌の感染を察知すると、この
蛋白質が細胞内に積極的に糖分
を取り込みました。植物に侵入
した細菌は糖分を栄養にするの
で、取り込めないと増殖できま
せん。

逆に、この蛋白質が働かない
ようにした植物では、細菌が10
倍以上に増え、葉の広範囲に、
感染が広がりました。

高野教授は「植物の糖の吸収
を高める化合物が見つかれば、
植物の病気に有効な薬の開発に
つながる」と話しています。

モデル植物としてのシロイズナ

ズナについての動画です。



 
 
 
植物に侵入した最近の細菌は、
糖分は、当分利用できないと言
う。

 
 
 
 
 
 
 
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2】 脳梗塞の最新治療法の血栓回収療法を全国展開

 
 
 
 
 
 
 
脳梗塞の最新治療法、「血栓
回収療法」を全国で受けられる
体制を実現しようと日本脳神経
血管内治療学会は25日、普及に
関する学会宣言を発表しました。
▽治療ができないエリアの調査
と公表
▽有効性の啓発
▽実践の支援―の3項目を重点
に掲げ、全国で、治療に関する
講座の開催や、医療機関と医療
機器メーカーの橋渡しなどに取
り組みます。

血栓回収療法は脳梗塞の原因
となる脳血管内の詰まりを細い
管を使って取り除きます。血栓
を溶かす点滴薬を用いる従来の
治療法に比べ、血管を開通させ
やすく、重症例の改善が期待で
きるということです。

一方で、血栓回収療法の専門
医は主要都市に集中しており、
ほとんどの都道府県で、全域を
カバーできていません。 医療
機関と自治体の連携不足などが
主な原因ということです。

同学会の吉村紳一会長(兵庫
医科大教授)は神戸市で開かれ
た総会後に取材に応じ、「日本
の脳梗塞医療は十分ではない。
一人でも多くの患者に、有効な
治療法を届け、命を救いたい」
と訴えました。

脳梗塞の最先端治療についての

動画です。



 
 
 
血栓回収療法を改修する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
細菌に侵入された植物は栄養
となる糖分が細菌に取り込まれ
ないように「兵糧攻め」にして
撃退することを解明したのは、
素晴らしい業績です。動物にも
このような機能を持つ蛋白質が
あったら、と考えてしまうのは、
私だけでしょうか?この蛋白質
が働かないようにした植物では、
細菌が10倍以上に増え、葉の広
範囲に、感染が広がったという
ことから他の感染防御システム
すなわち抗菌物質を作って攻撃
したり、細胞が自ら死んで感染
拡大を抑えたりすることはサブ
に過ぎない事が良く分かります。
血栓回収療法は脳梗塞の原因
となる脳血管内の詰まりを細い
管を使って取り除き、血栓を溶
かす点滴薬を用いる従来の治療
法に比べ、血管を開通させやす
く、重症例の改善が期待できる
というのは、優れた利点を多数
保持する治療法であると思われ
ます。私が研修医の頃は、ウロ
キナーゼという血栓を溶かす薬
を使っていましたが、それが、
t-PA(組織プラスミノーゲン
アクティベーター)という改良
が為されて素晴らしい進歩だと
思っておりました。更にその上
を行く治療が開発された訳です。
本当に医療の進歩は日進月歩で
あると痛感した次第です。

欠陥がある脳血管は、ノーと
言う。笑

 
 
 
 
 
 
 
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