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診療マル秘裏話  Vol.615 平成27年9月24日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
 
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目次

1)不眠の意識と実態についてのインターネット 調査
2)磁気デバイスLINX逆流管理システムの効果

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 不眠の意識と実態についてのインターネット 調査

 
 
 
 
 
 
MSD株式会社は8月31日、全国
の40代から70代の男女8,000 名
を対象に、不眠に関する意識と
実態を明らかにするためのイン
ターネット調査を実施し、その
結果を発表しました。
不眠の症状は主に、なかなか
寝付けない「入眠困難」、夜中
に目が覚め、その後なかなか眠
れない/夜中に何度も目が覚め
る「中途覚醒」、朝早すぎる
時間に目が覚める「早朝覚醒」
の3つに分類されています。
今回の調査では、過去1か月
の睡眠状態について週1回以上
該当する症状があるかどうかを
を聞いたところ、約4割は、
「不眠症状なし」(38.0%)で
したが、残りの6割は何らかの
不眠症状があることが判明しま
した。 中でも“睡眠維持力の
低下”による不眠(中途覚醒、
早朝覚醒いずれか、または両方
を有する)が55.0%に上り、中
年以上の不眠では、不眠=寝つ
きが悪いだけではないことが分
かりました。更に、「入眠困難」
「早朝覚醒」「中途覚醒」の3
つの症状全てを抱える人が18.1
%と、40代以上の日本人の約5
人に1人に上ったという事です。
不眠症状がひとつでもあると
答えた人に、眠りたいのに眠れ
ない原因について聞くと「不安
や興奮、緊張やストレス、考え
事などで眠れない」(50.8%)
が最も多く「日中、十分に活動
していないため疲れておらず、
眠れない」(17.6%)や「生活
のリズムが不規則で眠れない」
(15.7%)はそれほど多くなか
ったということです。
また、医師から不眠症と診断
され、不眠症治療薬を飲んでい
る571 人を対象に、その薬を
服用しても不眠症状があるかと
聞いたところ、6割近くの人が
「症状がある」(56.0%)と
回答しました。不眠症治療薬に
は従来のGABA受容体作動薬に加
え、メラトニン受容体作動薬や
オレキシン受容体拮抗薬があり
ますが、「入眠困難」や「中途
覚醒」、「早朝覚醒」を起こし
ている人の4割が超短時間作用
型GABA受容体作動薬を服用して
おり、最も多いことがわかった
そうです。
更に、高血圧症、糖尿病、脂
質異常症などの生活習慣病患者
さんの2人に1人が不眠症または
不眠症の疑いがあり、その半数
が「医師へ相談したことがない」
という実態も、明らかになりま
した。
今回の調査で、中高年の不眠
症状や不眠症治療における課題
が浮き彫りとなりました。 MSD
では引き続き、不眠症に関する
認知向上に努め、不眠症状を有
する患者さんのQOL 向上に貢献
していきたいとしています。

睡眠力について解説している

動画です。



 
 
 
後見人が貢献した。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 磁気デバイスLINX逆流管理システムの効果

 
 
 
 
 
 
米国消化器学会(AGA)は8月
18日、胃食道逆流症(GERD)の
治療を適応として承認を取得済
みの磁気デバイスLINX逆流管理
システムに関する、5年間にわ
たる追跡調査において、長期的
な安全性と有効性が確認された
ことを紹介しました。  AGAの
年次会議である、Digestive
Disease Weekで発表されました。

同調査では、ベースライン時
に約60%が、中等度から重度の
逆流症を呈していた、GERD患者
さんが、LINXシステムの留置5
年後には約1%にまで減少しま
した。また、患者さんの3分の2
がプロトンポンプ阻害薬(PPI)
を投与されていませんでした。
デバイスの腐食や移動はなく、
嚥下困難以外の重大な有害事象
も認められませんでした。嚥下
困難は、大部分が軽度で、体重
減少は伴わず時間経過に伴って
消失していました。

磁気デバイスは2012年にFDA
の承認を取得しました。 薬物
治療を受けていても、慢性的な
症状を呈するGERD(pH検査にお
ける異常値によって診断される)
患者さんが適応とされています。

日本語の解説動画がありませんで

したので、英語になりますがご覧

下さい。(図だけ見て理解可)



 
 
 
以上の異常値を確認する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
MSD のベルソムラは、本当に
画期的なお薬です。この薬で眠
れるようになった患者さんは、
沢山おられます。他のベンゾジ
アゼピン系の薬を飲んでいる人
は、それを漸減しなければなり
ませんが、睡眠薬は、初めてと
言う人には、ベルソムラは、フ
ァーストチョイスの薬と言えま
しょう。
胃食道逆流症(GERD)の治療
を適応として承認を取得済みの
磁気デバイスLINX逆流管理シス
テムに関する、5年間にわたる
追跡調査において長期的な安全
性と有効性が確認されたという
ことは、画期的な発見であると
思います。日本でもこのような
器具が普及して行くことを期待
したいと思います。

器具の安全性を危惧する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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