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2017-08-19 00:01:54

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診療マル秘裏話   号外Vol.682 平成28年10月16日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)難治性のアレルギー疾患発症の鍵となる蛋白質発見
2)来年度、耐性菌の調査・研究を行う新たな組織

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 難治性のアレルギー疾患発症の鍵となる蛋白質発見

 
 
 
 
 
 
 
千葉大学は、9月12日喘息や
好酸球性副鼻腔炎などの難治性
のアレルギー疾患発症の鍵とな
る蛋白質を発見し、発症のメカ
ニズムを解明したと発表しまし
た。この研究は同大大学院医学
研究院・中山俊憲教授の研究グ
ループによるものです。 研究
成果は、9月16日発行の米学術
誌「Science Immunology」オン
ライン版に掲載されました。
アレルギー疾患等は、CD69分子
を発現した病原性免疫細胞が、
血管から外に出て肺などの炎症
組織に到達することで発症する
といわれています。同研究では、
この免疫細胞が血管から外に出
るのを、手伝う蛋白質の存在を
発見しました。この蛋白質はCD
69分子のリガンド分子で「Myos
in light chain 9/12 (Myl9/12)」
と呼ばれています。
研究グループによると,Myl9/12
分子は、炎症に伴って血小板か
ら放出され、血管の内側に付着
して「ネット様構造(Myl9 net
s )」を構築します。 病原性
免疫細胞が血管から外に出る際
に、Myl9 nets が“プラットフ
ォーム”として働いていると考
えられることが分かりました。
研究では、これを「CD69- Myl9
システム」と命名しました。
最近、日本でも増加している
難治性炎症疾患の好酸球性副鼻
腔炎患者さんの解析で、ポリー
プ中にMyl9 nets が多く確認さ
れ、CD69-Myl9 システムが慢性
炎症疾患の慢性化や、難治性の
根本要因になっている可能性も
示唆されたとしています。
同研究では、CD69と Myl9/12
分子の相互作用を阻害する抗体
を作成しました。 この抗体を
喘息マウスに投与したところ、
喘息が全く起こらなかったこと
から、これらの抗体は、ヒトで
の、難治性呼吸器疾患の画期的
治療薬となる可能性があります。
企業との共同開発研究により、
ヒトへの投与が、可能なヒト型
抗体がすでに作成されており、
実用化に向けた開発が進行中で
す。 喘息などの難治性呼吸器
疾患に苦しむ患者にとって効果
的な治療法となることが期待さ
れます。今回の研究の成果を速
やかに患者さんへ届けるために
さらなる研究を進めていくと、
研究グループは述べています。

このニュースのニュース動画

です。



 
 
 
新興国の侵攻が進行している。


 
 
 
 
 
 
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2】 来年度、耐性菌の調査・研究を行う新たな組織

 
 
 
 
 
 
 
菌薬(抗生物質)が効かない
耐性菌が国内外で増えているの
を受けて、厚生労働省は来年度、
耐性菌の調査・研究を行う新た
な組織を二つ設置する方針を決
めました。耐性菌の出現を防ぐ
ため、医療機関などに抗菌薬の
適正使用を促すとともに、新た
な抗菌薬の開発を支援します。

 
新組織は、国立感染症研究所
と国立国際医療研究センターに
設置します。

感染研では、国内外の耐性菌
の発生状況を、監視しました。
これまで一部の地域の医療機関
のみだった耐性菌の収集・分析
を全国に拡大します。 国内の
耐性菌の広がりを把握し、新た
な検査方法や治療薬の開発を促
します。またアジアの途上国で、
耐性菌の発生状況を把握する、
システムの導入を支援します。

同センターでは耐性菌の専門
家を育成します。 医療現場の
耐性菌の情報を集約して医療や
福祉従事者に提供し、抗菌薬の
適正使用につなげます。

同省は、来年度予算の概算要求
に2組織の設置など耐性菌対策
費5.7億円を盛り込みました。

薬剤耐性菌への対応の講演動画

です。



 
 
 
耐性菌が大勢を占める。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
喘息や好酸球性副鼻腔炎など
の難治性のアレルギー疾患発症
の鍵となる蛋白質を発見し発症
のメカニズムを解明したという
のは素晴らしい業績です。アレ
ルギー疾患の原因の究明に一役
買うものと言えましょう。私の
考えとしては、CD69と Myl9/12
分子の相互作用を阻害する抗体
を作成して、この抗体を、喘息
マウスに投与したところ、喘息
が、全く起こらなかったという
結果は、驚天動地としか言いよ
うがありません。長らく、アレ
ルギー疾患を患っている人にと
っては、大きな福音となりそう
です。
菌薬(抗生物質)が効かない
耐性菌が国内外で増えているの
を受けて、厚生労働省は来年度、
耐性菌の調査・研究を行う新た
な組織を二つ設置する方針を決
めたというのは、素晴らしい事
であると思います。耐性菌に対
する研究が今まで余り表だって
なかったせいで、耐性菌をのさ
ばらせる環境を作ってしまった
と言えるのではないでしょうか?
抗生物質の適正使用については、
心したいと思います。

敵勢を調査して、適正な処置
を行う。笑

 
 
 
 
 
 
 
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