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2017-08-21 00:11:22

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診療マル秘裏話   号外Vol.683 平成28年10月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)古い種類の睡眠薬過剰服用で,肺炎発症リスク上昇
2)2週間以上、咳や痰が止まらない場合結核疑う

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 古い種類の睡眠薬過剰服用で,肺炎発症リスク上昇

 
 
 
 
 
 
 
1960年代以前に開発され
た古い種類の睡眠薬を過剰服用
すると、それ以後の新しい種類
の睡眠薬に比べて合併症の誤嚥
性肺炎を発症する割合が約4倍
高くなるとの調査結果を、医療
経済研究機構(東京都)などの
チームがまとめました。

古い種類の睡眠薬は、精神科
外来患者ら約10万人が服用し
ていると推定され調査した奥村
泰之・同機構主任研究員(臨床
疫学)は、「処方や長期使用を
制限するなどの対策が必要だ」
と指摘しています。

チームは、2006年9月〜
13年6月に、自殺未遂などで
東京医科歯科大救命救急センタ
ーに搬送された人のうち抗不安
薬や睡眠薬の服用が原因と特定
できた581人を対象に調べま
した。

その結果、古い種類の睡眠薬
を過剰に服用していた人は、新
しい種類の薬だった人に比べて
誤嚥性肺炎の発症率が、3・8
3倍と高いという結果でした。
合併症等で、集中治療室に4日
以上入院する割合も2・97倍
となりました。中枢神経系への
作用が強いため、吐いたものが
逆流して気管や肺に入りやすい
とみられています。

睡眠薬では、副作用が比較的
弱いベンゾジアゼピンを含む薬
が60年代以降に登場し普及し
ましたが、それ以前には副作用
がより強いバルビツール酸系の
「ベゲタミン」(発売は57年)
や「ラボナ」(同52年)、非
バルビツール酸系の「ブロバリ
ン」(同15年)などがよく用
いられました。なつかしい薬品
の名前が並んでいますね。最も
私達の年代の医師は、ほとんど
処方しませんでしたが。

ベゲタミンは薬物乱用防止の
ため今年末の販売中止が決まっ
ています。

古い種類の睡眠薬でなくても、

睡眠薬、抗不安薬、抗てんかん

薬は長期服用は危険だと警告し

ているニュース動画です。



 
 
皮革の製品を比較する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 2週間以上、咳や痰が止まらない場合結核疑う

 
 
 
 
 
 
24~30日までの、「結核
予防週間」を前に、県は「結核
は、昔の病気と思われがちです
が現代の病気です。2週間以上、
咳(せき)や痰(たん)が止ま
らなかったら医療機関で受診を」
と呼び掛けています。

県疾病対策課によると、結核
は結核菌によって主に肺に炎症
を起こす病気です。痰に結核菌
が含まれる患者さんが咳をする
と空気中に飛び散り、周囲の人
が吸い込むことによってうつり
ます。咳、痰、急激な体重減少
や倦怠感等の症状が一般的です
が、顕著な症状が出ない場合も
あり、発見が遅れることが少な
くないということです。 結核
はかつて「不治の病」として恐
れられました。抗結核薬が開発
されて以降、患者数は減少して
きましたが、1997年に38
年ぶりに増加しました。最近5
年間も、国内の患者数は2万人
前後で推移し、県内では、千人
前後の患者さんが出ています。
死亡する患者さんも多く、20
11年には県内で114人が亡
くなりました。

昨年の県内患者数955人(
死亡者数87人)のうち、75
歳以上の高齢者が381人と約
4割を占めました。今年は8月
末現在、県内では、663人の
患者さんが出ています。同課は
「高齢者の割合が高くなってい
る。また抵抗力の弱い乳幼児が
感染すると、重症になりやすい
ので注意してほしい。予防には
BCGワクチンの接種が有効」
と話しています。

問い合わせは、県疾病対策課
(電話048・830・355
7)へお願いします。

結核菌やMAC症(非定型抗酸菌

症)について解説している動画

です。抗酸菌症については絶対

侮ってはならないことをご記憶

下さい。



 
 
艦船の中で、結核に感染する。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
1960年代以前に開発され
た古い種類の睡眠薬を過剰服用
すると、それ以後の新しい種類
の睡眠薬に比べて合併症の誤嚥
性肺炎を発症する割合が約4倍
高くなるとの調査結果が出たの
は、喜ばしい限りです。 古い
睡眠薬を処方する医師は、非常
に少なくなっており、私もベゲ
タミンは、少なくともこの数年
間処方したことがありません。
この手の薬をたくさん処方する
のは、かなり古い教育を受けた
医師で、60歳以上の方に多い様
です。
結核は、克服した感染症では、
ありません。未だに患者数は、
増加しています。しかも、発症
者のほとんどが多剤耐性の結核
症であり、その感染のもとを辿
れば、結核治療中に症状が改善
したため、もう治ったと勘違い
した患者さんに行きつきます。
そのため、幾ら症状が無くなっ
ても、定められた期間は、内服
を続けるということが行われな
ければ、他の人に多剤耐性結核
菌をどんどん広めてしまうとい
う自覚が必要になる訳です。分
かっていても、守れないという
のが本当の所かもしれませんが、
守れない結果が重大であること
を認識したうえで治療を行って
頂きたいものです。

痔核の自覚。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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