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2017-08-17 00:40:10

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診療マル秘裏話   号外Vol.680 平成28年10月14日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)クローン病に対する医薬品の候補の治験を開始
2)化学工場で従業員と退職者7人が膀胱ガン発症

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 クローン病に対する医薬品の候補の治験を開始

 
 
 
 
 
 
慶應義塾大学は9月15日クロ
ーン病に対する医薬品の候補で
あるOCH-NCNP1(OCH)の安全性
と有効性を検証するための医師
主導の治験を開始したと発表し
ました。この研究は、同大学医
学部内科学教室(消化器内科)
の金井 隆典教授、長沼誠専任
講師らと、国立精神・神経医療
研究センター(NCNP)との共同
研究によるものです。

クローン病は、10~30歳代に
発症し、下痢、腹痛などの消化
器症状の再発と回復を繰り返す
慢性疾患です。発症原因は不明
ですが、最近の研究により食事
などの環境因子が原因となり、
さらに、腸内細菌や食事などの
腸管内抗原に対する過剰な免疫
反応により腸に炎症を引き起こ
すことが考えられています。こ
のような免疫過剰状態を是正す
るために多くの治療法が開発さ
れていますが、治療効果が得ら
れても効果が減弱したり、副作
用で薬剤が使用できない場合等
があり、新しい治療法の開発が
望まれていました。

研究チームが開発を進めてい
るOCH は、動物レベルで腸炎を
抑制する効果を有し、炎症性サ
イトカインを抑制する効果を有
することを明らかにしてきてい
ました。NCNPの山村隆博士らは、
クローン病と病気の原因が似て
いる神経難病患者に対する治験
を開始しているが、クローン病
はそれに続く治験となります。

治験では、このOCHを約6週間
にわたって3つのグループ(1グ
ループ4人のクローン病患者)
に反復投与します。同大学病院
IBD (炎症性腸疾患)センター
において2016年9月1日より開始
されました。

対象患者は、クローン病診断
基準により同大学病院で診断さ
れた16~70歳のクローン病患者
さんのうち、軽症から中等症の
活動性を有する患者さんです。
活動性はCrohn’s Disease Act
ivity Index(CDAI ) という
指標を用いて、CDAIが150から4
50までの患者さんが対象となり
ます。また、副作用発現の観点
より患者さんの安全を確保する
ために、現在患者が行っている
治療法のうち、インフリキシマ
ブやアダリムマブを使用してい
る患者さんは治験中、一定期間
の休薬期間が必要となります。

今後は、同治験の結果によっ
てさらに大規模な治験を行う事
で薬事承認をめざします。研究
グループは、OCHを抗TNFα抗体
製剤を使用する前の治療薬、抗
TNF α抗体製剤が効果減弱した
際の治療薬として使用したいと
しています。

クローン病について解説している

動画です。カイロの受診は、自己

責任でお願いします。



 
 
一定期間の基幹部分の機関で
帰還者を募った。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 化学工場で従業員と退職者7人が膀胱ガン発症

 
 
 
 
 
 
厚生労働省は21日、国内にあ
る同一の化学工場で、従業員と
退職者計7人がぼうこうガンを
発症していたと発表しました。
うち5人は、発ガン性があると
される物質「MOCA(モカ)」を
取り扱っていたことがあり原因
となった可能性が、あります。
工場の名称や所在地は明らかに
していません。

厚労省によると、モカは防水
材などに使われる樹脂を固める
用途に使われ、一般消費者が触
れる機会はありません。 労働
安全衛生法に基づく省令で製造
設備の密閉や労働者の健康診断
などが義務付けられています。

7人は男性で、発症時は30~
60代でした。内1人は既に死亡
しました。

このニュースのニュース動画

です。



 
 
 
機械を動かす機会を得る。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
クローン病に対する医薬品の
候補の薬の安全性と、有効性を
検証するための医師主導の治験
を開始したのは、喜ばしいこと
です。あくまで臨床試験なので
すぐに、たくさんの患者さんに
使い続けるということはできま
せんが、クローン病の根本治療
が現在まったくないことを考え
ると安全性と有効性が確認でき
れば、将来、大々的に使われる
ようになるのではないかと期待
しています。
国内にある同一の化学工場で、
従業員と退職者計7人が、ぼう
こうガンを発症していたという
のは空恐ろしい限りです。「MO
CA(モカ)」のような、危険な
化学物質を扱う工場ではあって
は、ならないことだと思います。
膀胱ガンは、もとより他のガン
でも、たった一個の細胞が検診
などで見つかる位の大きさにな
るまでは、約10年かかると考え
ています。そのような長い期間
危険な化学薬品に曝露すること
は、余程、安全対策をしっかり
見直さないと今後できなくなる
予感がします。

膀胱ガンの患者さんが暴行さ
れた。笑

 
 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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