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2017-08-08 01:15:49

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診療マル秘裏話   号外Vol.672 平成28年10月4日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)認知症女性が徘徊中、死亡したのは施設のせい
2)京都大の本庶 佑名誉教授ら2人に慶応医学賞

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 認知症女性が徘徊中、死亡したのは施設のせい

 
 
 
 
 
 
認知症の女性(当時76歳)が
デイサービス施設を抜け出し、
徘徊中に死亡したのは、施設側
が注視義務などを怠ったためだ
として、女性の遺族が、施設を
運営する、社会福祉法人新宮偕
同園(福岡県新宮町)を相手取
り、約2960万円の損害賠償
を求めた訴訟の判決が9日福岡
地裁でありました。
平田直人裁判長は、「女性の
動静を見守る注視義務を怠った」
として、同法人に約2870万
円の支払いを命じました。
判決によると、女性は2014
年1月、通所中の施設を抜け出
し、3日後に施設外の畑で凍死
しているのが見つかりました。
女性はアルツハイマー型認知症
と診断されていました。 平田
裁判長は「女性には徘徊癖があ
り、施設側は警戒すべきだった。
すぐに警察に通報するなど最善
の対応も取らなかった」などと
指摘しました。「女性が抜け出
すことは予見できなかった」と
した施設側の主張を退けました。

このニュースのニュース動画

です。



 
私設の艦隊施設で使節を歓待
した。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 京都大の本庶 佑名誉教授ら2人に慶応医学賞

 
 
 
 
 
 
 
慶応義塾は12日、医学や生命
科学の優れた研究者をたたえる
慶応医学賞に、ガンの免疫療法
に関わる蛋白質を発見した京都
大の本庶佑名誉教授(74)ら2
人を選んだと発表しました。

本庶氏は,タンパク質「PD1」
を見つけ、免疫にブレーキをか
ける役割を持つことを解明しま
した。この働きを制御してガン
を治療できることを明らかにし、
全く新しいガン免疫療法の道を
切り開いたと評価されました。
研究を基に開発された抗ガン剤
「オプジーボ」は皮膚ガンや肺
ガン等の治療に使われています。

もう1人は、マックス・プラ
ンク進化人類学研究所(ドイツ)
のスバンテ・ペーボ教授(61)
です。

免疫チェックポイント阻害剤に

ついての動画です。



 
 
 
進化人類学の研究を深化する。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
認知症の女性(当時76歳)が
デイサービス施設を抜け出し、
徘徊中に死亡したのは、施設側
が注視義務などを怠ったためだ
として、女性の遺族が、施設を
運営する、社会福祉法人新宮偕
同園(福岡県新宮町)を相手取
り、約2960万円の損害賠償
を求めた訴訟の判決があり、「
女性の動静を見守る注視義務を
怠った」として、同法人に約2
870万円の支払いを命じたそ
うですが、恐らく施設側が控訴
することになるでしょう。私も
伯母の同居人(かつて同僚だっ
た人)が、徘徊など問題行動を
起こすのを見たことがあります。
問題行動を起こすたびに、同居
人を受け入れる施設が受け入れ
を渋るようになり、本当に困っ
たのを記憶しています。女性の
寿命は、もし徘徊しなかったと
しても、余り長くはなかったと
推測します。それを施設の責任
と認める判決が確定すれば、リ
スク回避のため、認知症の患者
さんを受け入れるのに支障が出
るようになるでしょう。遺族の
方は、賠償をしてもらって満足
かもしれませんが、徘徊する人
の監視がいかに難しいか分かっ
ていません。 やがて認知症が
徘徊を起こせないほど、進行し
た患者さんしか施設が受け入れ
なくなるとその後に、認知症と
診断された人とその家族に影響
することは、間違いないと私は、
考えています。
ガンの免疫療法に関わる蛋白
質を発見した京都大の本庶 佑
名誉教授(74)の業績は素晴ら
しいものだと言えます。それは、
その後に開発された抗ガン剤の
「オプジーボ」は皮膚ガンや肺
ガン等の治療に使われていると
いう事実からも推測できます。
しかし、一方、理論上ないはず
のPD-1抗体製剤の投与による、
患者さんの死亡が確認されてい
ます。 人体は、人間の考えに
沿った反応しかしないという事
は、ありません。 ガン細胞の
免疫を利用した、自らの防御策
を壊すという方法は免疫の暴走
を招いた時に、手がつけられな
くなるようです。PD-1抗体とと
もに、ガン細胞の防御に働いて
いるとされる、防御性T細胞の
研究によって、こうした免疫の
暴走が止められるかどうかが、
今後のホットな話題となるよう
な気がしてなりません。制御性
T細胞をいじることはPD-1抗体
より、危険と言われていますが
虎穴にいらずんば、虎児を得ず
の諺通りになって欲しいと私は
考えています。

PD-1抗体の後退と交替。笑

 
 
 
 
 
 
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