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2017-08-24 00:10:14

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診療マル秘裏話   号外Vol.686 平成28年10月21日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)ヘルパーT細胞生成にプロテインキナーゼDという酵素必須
2)心不全は心筋細胞から過剰分泌の蛋白質が原因

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 ヘルパーT細胞生成にプロテインキナーゼDという酵素必須

 
 
 
 
 
 
 
九州大などの研究グループは、
細菌などから体を守る免疫細胞
のひとつ「ヘルパーT細胞」が
作られるのに、プロテインキナ
ーゼD(PKD)という酵素が
必須であることを発見した、と
発表しました。

 
ヘルパーT細胞は本来異物を
排除する役割を果たしますが、
異常に働いて正常な細胞を攻撃
すると関節リウマチなどの自己
免疫疾患を引き起こします。プ
ロテインキナーゼD の働きを
阻害することでヘルパーT細胞
の異常な免疫反応を抑えられれ
ば、新たな治療につながる可能
性があります。英科学誌「ネイ
チャー・コミュニケーションズ」
(電子版)に27日掲載されま
した。

研究グループは、プロテイン
キナーゼDを持たないマウスを
つくる事に成功しました。この
マウスでは将来ヘルパーT細胞
になる細胞が著しく少ないこと
を発見しました。

山崎晶・九大生体防御医学
研究所教授(免疫学)は「今回
の研究成果が自己免疫疾患全般
に効果を発揮する新薬の開発に
つながることを期待したい」と
話しています。

免疫について解説している動画

です。



 
 
以上の異常を改善する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 心不全は心筋細胞から過剰分泌の蛋白質が原因

 
 
 
 
 
 
 
心臓のポンプ機能が低下して
体に十分な血液を送り出せなく
なる心不全は、老化したり、高
血圧でストレスを受けたりした
心筋細胞から過剰に分泌される
蛋白質が原因の一つであること
を熊本大などの研究グループが
解明しました。英科学誌電子版
に28日発表しました。 分泌は
遺伝子治療で抑えられるとみて
おり3~5年以内の臨床試験開始
を目指しています。

高齢社会の到来で心不全患者
は、世界的に増えていますが、
重度の患者さんは治療後の経過
が悪いことが知られています。
グループの尾池雄一・熊本大大
学院教授は「これまで投薬など
の対症療法が主だったが、根本
的な治療法の開発につながる」
と期待しています。

急性心不全について解説してい

る動画です。



 
 
大将が対象の対症療法。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
「ヘルパーT細胞」が作られ
るのに、プロテインキナーゼD
(PKD)という酵素が必須で
あることを発見したのは偉大な
業績と言えます。 ヘルパーT
細胞は本来異物を排除する役割
を果たすのですが、異常に働い
て正常な細胞を攻撃すると関節
リウマチなどの自己免疫疾患を
引き起こすことが分かっている
ので、PKDという酵素の働き
を阻害する薬を作ると自己免疫
性疾患の治療ができると考えて
いるようですがヘルパーT細胞
の働きが低下しすぎると免疫力
が低下する免疫不全に陥る可能
性はないのか心配です。
心臓のポンプ機能が低下して
体に十分な血液を送り出せなく
なる心不全は、老化したり、高
血圧でストレスを受けたりした
心筋細胞から過剰に分泌される
蛋白質が原因の一つであること
を解明したのは素晴らしい業績
と言えましょう。この蛋白質の
分泌は遺伝子治療で抑えられる
とみているので、3~5年以内の
臨床試験開始が待たれるところ
です。心不全の根本的な治療法
の開発につながるかどうかは、
やってみないと分かりませんが
遺伝子治療や、その他の方法で
治療した場合の副作用がない事
を祈念したいと思います。

過剰なストレスを箇条書きに
する。笑

 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
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