最近の号外Vol.671メルマガ

2017-08-07 00:06:14

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
 
 
診療マル秘裏話   号外Vol.671 平成28年10月3日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)妊娠中喫煙していた母親の子供で問題行為増加
2)大腸ガンの発生部位で予後に差が出る事が判明

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 妊娠中喫煙していた母親の子供で問題行為増加

 
 
 
 
 
 
 
愛媛大大学院医学系研究科の
田中 景子助教らの共同研究チ
ームはこのほど、妊娠中に母親
が喫煙や職場で受動喫煙をした
幼児は、かんしゃくを起こした
り集中力に欠けたりする割合が
高くなる可能性があるとする、
研究成果をまとめました。田中
助教によると、出生前後に喫煙
にさらされた環境と、子どもの
行動的問題の関連についての
疫学研究は日本で初めてだそう
です。オランダの学術誌に発表
しました。
研究チームは2007年から、
九州・沖縄の母子を対象に食事
や生活習慣等の追跡調査を実施
しました。1200組を対象に、
妊婦と出生後1歳までの子ども
の喫煙・受動喫煙が、5歳時で
の行動的問題に関連するか分析
しました。
田中助教によると、妊娠中に
喫煙していた母親の子どもは、
非喫煙者と比べ、よくかんしゃ
くを起こす▽他の子をいじめる
▽うそをつく―などの行為問題
がある割合が93%増加しまし
た。気が散りやすく集中できな
い▽長い間じっとしていられな
い―など多動問題は89%多く、
母親が職場で受動喫煙していた
場合は、それぞれ54%、69
%増えたということです。妊婦
の家庭内での受動喫煙との有意
な関連性は、認められませんで
した。
田中助教は、「受動喫煙した
場所まで分析した研究は初めて。
家庭より職場の方が喫煙者が多
いため影響を受けやすいなどの
要因があるのかもしれない」と
説明しています。

妊娠中の喫煙および受動喫煙が

胎児に及ぼす影響についての

動画です。



 
 
 
大将も大賞受賞の対象になる。


 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
2】 大腸ガンの発生部位で予後に差が出る事が判明

 
 
 
 
 
 
大腸の左側に、ガンができた
患者さんの方が、右側にできた
患者さんよりも生存期間が長い
との研究結果が、日米で出てい
ます。特に米国のデータは左右
差を調べたこれまでの研究の中
でも最大規模となる計約100
0人を対象にしており、左右で
抗ガン剤の効き方が異なる可能
性も示されました。今後、ガン
の位置による治療法の選択や、
開発に役立つ可能性があります。

米カリフォルニア大等の研究
チームは手術できない大腸ガン
の患者さんを対象にした抗ガン
剤の臨床試験のデータを使い、
右側にガンができた患者293
人と、左側にガンができた患者
732人を比較しました。その
結果、平均的な生存期間は左側
が33.3カ月、右側は19.
4カ月で左側が長いという結果
がでました。

国内では、昭和大横浜市北部
病院の砂川優講師(腫瘍内科)
らが大腸ガン患者さん110人
を解析した結果、左側の患者の
生存期間は36.2カ月で、右
側の患者(12.6カ月)より
も約2年長いという結果がでま
した。

砂川講師によると大腸の左側
と右側は器官が作られる過程が
異なるほか、発ガンにかかわる
遺伝子にも違いがあり、悪性度
が高いガン関連遺伝子は右側に
多いということです。

ガンの病期分類とステージ別の

大腸ガンの5年生存率について

の動画です。



 
 
 
 
仮定の家庭で、教育の過程を
振り返る。笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
妊娠中に母親が喫煙や職場で
受動喫煙をした幼児は、かんし
ゃくを起こしたり集中力に欠け
たりする割合が高くなる可能性
があるとする、研究成果が出た
のは、ゆゆしきことだと私は考
えております。 医学的には、
妊娠中の喫煙及び受動喫煙は、
早期胎盤剥離などの悪影響を及
ぼすことが多く、流産してしま
うことが多いようです。しかし
その流産の危機を乗り切って生
まれた子供に問題行動が発生す
る確率が上昇することが分かっ
た以上、妊娠中の女性は、禁煙
するべきですし、周囲も気を使
って、妊婦の前でタバコを吸わ
ないようにするべきでしょう。
大腸の左側に、ガンができた
患者さんの方が、右側にできた
患者さんよりも生存期間が長い
との研究結果が、日米で出てい
るのは興味深いことと言えます。
ただし、抗ガン剤の効きの程度
などを調べているのは、ナンセ
ンスと言えましょう。大腸ガン
に限らず、ほとんど全てのガン
で、ガン幹細胞があることが分
かっています。 ガン幹細胞は、
分裂のスピードが遅いので分裂
スピードが速い細胞をターゲッ
トとした抗ガン剤の治療や放射
線の治療は、ガン幹細胞には、
効果がありません。その為一時
改善したように見えても再発し
てきます。余りにも患者さんの
肉体的負担が大きすぎるこれら
の治療は、人道的とはいえない
と私は思います。

機器を使って危機管理を行う。


 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント