最近の号外Vol.676メルマガ

2017-08-12 00:01:56

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
診療マル秘裏話   号外Vol.676 平成28年10月9日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)バゾプレッシン産生神経細胞が体内時計周期を決定
2)子供貧困実態調査の結果概要(速報値)を発表

 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 バゾプレッシン産生神経細胞が体内時計周期を決定

 
 
 
 
 
 
金沢大学は、9月13日、脳内
物質「バソプレシン」を産生す
る神経細胞が体内時計の周期(
1日の長さ)を決めることを明
らかにしたと発表しました。こ
の研究は、同大学医薬保健研究
域医学系の三枝理博准教授らと
理化学研究所の研究グループに
よるものです。研究成果は米科
学雑誌「Current Biology 」の
オンライン版に8月25日付けで
掲載されています。

ヒトのほぼ全ての身体機能は
体内時計により調節されます。
視交叉上核は、約2万個の神経
細胞でできておりこの神経細胞
群は均一な集団ではなく、性質
の異なる、複数のタイプの神経
細胞から成り立っています。多
くの神経細胞がネットワークを
形成して互いにコミュニケーシ
ョンを取り合い視交叉上核全体
として、時刻情報を全身に送り
ます。

これまでにも、視交叉上核の
一部の神経細胞が、体内時計の
周期を決めているとの報告があ
りましたが報告された神経細胞
群は、いまだ多くの種類の神経
細胞を含んでおり、具体的に、
どのタイプの神経細胞が、体内
時計の周期を決めるのかは明ら
かになっていませんでした。

今回研究グループは、視交叉上
核内に存在する神経細胞のうち
「バソプレシン」という物質を
産生する神経細胞が体内時計の
周期を決めることを世界で初め
て突き止めました。 バソプレ
シン産生神経細胞が生み出すリ
ズムの周期を遺伝子操作により
長くすると体内時計により制御
される、マウスの行動リズムの
周期も約1時間長くなりました。
逆にバソプレシン産生神経細胞
のリズムの周期を短くすると、
行動リズムの周期も約30分短く
なったとしています。

体内時計の周期が24時間から
大きく外れると、外界の昼夜サ
イクル(24時間周期)に合わせ
ることが難しくなります。実際、
夜型傾向にある人は、体内時計
の周期が長いことが一因と考え
られています。一方、時差ボケ
では、体内時計の時刻が外界の
時刻とずれています。歳をとる
と眠りが浅くなるのは体内時計
の刻みが弱い(振幅が小さい)
ためと考えられています。

体内時計の周期、位相、振幅、
それぞれがどのように制御され
ているのか、そのメカニズムを
正確に理解することで睡眠障害、
精神疾患やメタボリックシンド
ロームなど、生活リズムの乱れ
に、関連するさまざまな疾患・
健康障害の治療・改善に応用す
ることが期待されていると研究
グループは述べています。

体内時計を、コントロールする

時計遺伝子についての動画です。



 
 
 
臭気の周期が終期に達する。


 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
2】 子供貧困実態調査の結果概要(速報値)を発表

 
 
 
 
 
 
大阪市は15日、市内の小中
学生や幼児約5万5000人を
対象に実施した「子どもの貧困」
実態調査の結果概要(速報値)
を発表しました。

週2回以上、朝食を食べない
小中学生が12.7%(3558人)、
夕食でも1.4%(387人)いた
ほか、放課後に一人で過ごす小
中学生も2割近くに上りました。
市は専門家によるデータの詳細
な分析を進め、来年度以降の新
たな対策に生かします。

調査は6~7月、市立校・園
に通う小学5年、中学2年、5
歳児とその保護者らが対象です。
生活・学習環境、保護者の年収
や就労状況について、各30~
42項目を質問しました。回答
率は77・6%(4万3275
人)。この日は小中学生(2万
8206人)の食事や学習時間、
放課後の過ごし方に関する6項
目のみ公表されました。

朝食を「一日も食べない」と
した子供は549人。小学生は
161人(1・1%)、中学生
は388人(2・9%)で、2
015年度の全国学力テスト(
小6、中3が対象)に合わせて
行われた調査の全国平均より小
学生は0・2ポイント、中学生
は、1ポイント高いという結果
でした。夕食は「週3回まで」
が81人、一日も食べない子供
も18人いました。

放課後に、「父母や祖父母、
親戚などと過ごす」子供は57.4
%で、17.8%は一人で過ごして
いました。家庭での勉強は「全
くしない」が小5は6.8%、中2
は13.6%で、いずれも全国平均
の2倍以上でした。

吉村洋文市長は「家庭で夕食
を食べられず、勉強を全くして
いない子供が多いのは問題」と
指摘しました。地域で、夕食を
無償提供する「子ども食堂」へ
の助成や、無料塾などの対策を
検討し、来年度予算に盛り込む
考えです。

貧困対策だけではない子供食堂

についての動画です。



 
 
 
予算の無駄遣いをよさんか!


 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
脳内物質「バソプレシン」を
産生する神経細胞が体内時計の
周期(1日の長さ)を決める事
を解明したのは、偉大な業績で
す。これまでにも視交叉上核の
一部の神経細胞が、体内時計の
周期を決めているとの報告があ
のですが、報告された神経細胞
群は、いまだ多くの種類の神経
細胞を含んでおり具体的にどの
タイプの神経細胞が、体内時計
の周期を決めるのかは明らかに
なっていなかったことを考慮す
ると素晴らしい進歩があったと
言っても過言ではありません。
「子どもの貧困」実態調査の
結果概要(速報値)の発表は、
いかに貧困が子供達の苦しみを
増長させているか物語っていま
す。朝食を食べないと脳出血の
リスクが上昇します。子供であ
っても生活習慣病にかかること
は十分にあるのに、片麻痺など
不可逆的な症状が出てから後悔
しても遅いと思います。貧しく
とも最低限の生活ができること
は、国民の権利として憲法にも
保証されているはずです。にも
関わらず、こうした実態が暴か
れるのは、いかに法律および、
憲法が軽いものか思い知らされ
ました。

外用薬の使用についての概要
を示す。笑

 
 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント