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2017-08-09 00:39:19

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診療マル秘裏話   号外Vol.673 平成28年10月6日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)被験者の顔の好みを好き・嫌い両方向に変化可
2)特定の蛋白質が肝臓で増加し脂肪肝が悪化する

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 被験者の顔の好みを好き・嫌い両方向に変化可

 
 
 
 
 
 
株式会社 国際電気通信基礎
技術研究所(ATR )は9月9日、
大脳皮質の高次領域に特定の時
空間活動パターンを引き起こす
ことで、被験者の顔の好みを好
き・嫌い両方向に変化させられ
ることを発見したと発表しまし
た。この研究は、ATR ・脳情報
通信総合研究所・脳情報研究所・
行動変容研究室の柴田和久研究
員、佐々木由香研究員(ブラウ
ン大学准教授)、渡邊武郎室長
(ブラウン大学終身栄誉学部長)、
川人光男所長のグループによる
ものです。研究成果は「PLoS B
iology」に9月8日付けで掲載さ
れています。

2011年に柴田研究員らが開発
した人工知能技術とfMRIを駆使
した最先端のニューロフィード
バック法では、脳領域に特定の
活動パターンを誘導して、認知
がどのように変化するかを調べ
ることができます。 単一の脳
領域に、異なる活動パターンを
誘導した結果、それぞれ異なる
認知機能に変化が起これば、そ
の領域が複数の異なる認知機能
に関わることを実証でき、ヒト
脳研究においても、単純な機能
局在論を超えた重要かつ新しい
アプローチが可能となります。

研究グループは、高次脳領域
(帯状皮質)に着目し、重要な
社会認知機能である顔の好みと
帯状皮質の関係を調べました。
400 枚の顔写真に対する被験者
の好み評定(1:嫌い、 10:好
き)を測定しました。次に帯状
皮質の活動パターンから被験者
の好み評定を推定するデコーダ
を作成しました。続いて、この
デコーダを用い、特定の顔写真
を提示しながら、被験者に自分
で自分の帯状皮質に好き・嫌い
に関係する活動パターンを誘導
してもらう訓練を3日間行い、
最後に、前述の400 枚の顔写真
に対する好み評定を再び測定し、
結果を事前評定と比べることで、
DecNef訓練によって顔の好みが
変化したか検討した、としてい
ます。

その結果、被験者に特定の顔
写真を見せながら、帯状皮質の
活動を好き状態に近づけると、
被験者はその顔をより好きにな
り、同様に、帯状皮質の活動を
嫌い状態に近づけると、被験者
はその顔をより嫌いになること
が分かりました。これらの結果
は、顔の好き・嫌いという異な
る認知機能の両方に、帯状皮質
における特定の活動パターンが
因果的に関わることを示唆する
ものとなります。

従来のヒト脳研究は主に機能
局在論にもとづいており、異な
る脳領域が、それぞれ別の認知
機能に関わると考えられてきま
したが、今回の研究では、単一
の脳領域が、複数の異なる認知
機能に因果的に関わり得ること
を、ヒトにおいて世界で初めて
見出したものとなります。これ
は、DecNefという脳活動パター
ン操作を可能にするアプローチ
によって初めて得られる成果と
いえます。

研究グループは、今回の研究
の過程において、DecNefの高度
化にも成功しました。まず、脳
の状態を、異なる複数の方向に
変化させることが可能になりま
した。また、DecNefは視覚皮質
という、比較的低次の脳領域に
適用されてきましたが、低次・
高次に関わらずあらゆる脳領域
に適用可能になりました。今後
は、この改良版DecNefを応用し、
これまで治療が難しかった精神
疾患等の原因となる高次脳領域
における活動ダイナミクス異常
を改善するための治療法開発を
進めていくと、研究グループは
述べています。

高次脳機能障害について解説し

ている動画です。



 
 
 
化膿部の治療が可能となった。


 
 
 
 
 
 
 
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2】 特定の蛋白質が肝臓で増加し脂肪肝が悪化する

 
 
 
 
 
 
高脂肪食の摂取により特定の
蛋白質が肝臓で増加し、脂肪肝
が悪化する事を、大阪大の竹原
徹郎教授(消化器内科学)のチ
ームがマウスの実験で突き止め
たと13日、発表しました。成果
は9月下旬以降に米肝臓病学会
誌の電子版に公開されます。こ
の蛋白質「ルビコン」を標的と
した治療薬の開発が期待できる
としています。

脂肪肝は過度の栄養摂取によ
り肝臓に中性脂肪がたまる生活
習慣病です。悪化すると肝硬変
や肝ガンにつながりますが、詳
しい発症メカニズムは分かって
おらず、有効な治療薬もありま
せん。

脂肪肝の改善方法について解説

している動画です。



 
 
 
 
過度の叱責で角が立つ。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
大脳皮質の高次領域に特定の
時空間活動パターンを引き起こ
すことで、被験者の顔の好みを
好き・嫌い両方向に変化させら
れることを発見したのは偉大な
業績と言えましょう。好き嫌い
が変えられないから、非常に辛
い思いをした人が多いと考えら
れるからです。顔の好みで男女
の交際が決まる訳ではありませ
んが、交際に大きな影響を及ぼ
すことは、事実です。精神的な
病気だけではなく、発達障害や
健康でもこだわりが強すぎる時
にこの治療法が役に立つのでは
と考えております。
高脂肪食の摂取により特定の
蛋白質が肝臓で増加し、脂肪肝
が悪化する事を解明したのは、
素晴らしい発見であると思いま
す。この蛋白質をターゲットに
した治療を行うということです
が、蛋白質が多くの機能を持ち
その一つが、重要な生理活性を
持っていた場合はその生理活性
をダメにする副作用が生まれる
ことを忘れないで頂きたいと念
を押したいと思います。脂肪肝
自体は、確かに薬の治療法は、
ありませんが、サプリの治療法
は、あります。具体的には,CPL
とL-カルニチンです。

脂肪肝は、死亡感では、あり
ません。笑

 
 
 
 
 
 
 
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