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2017-02-14 02:02:50

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診療マル秘裏話  号外Vol.521 平成28年4月13日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
 
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目次

1)iPS 細胞由来膵臓細胞をモデル動物に移植し治療
2)肥満細胞を人間のiPS 細胞から分化誘導で作製

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 iPS 細胞由来膵臓細胞をモデル動物に移植し治療

 
 
 
 
 
ヒトのiPS細胞から作った
膵臓(すいぞう)の細胞をサル
に移植し、血糖値を下げること
に成功したと、東京大分子細胞
生物学研究所などのチームが、
大阪市で開かれている日本再生
医療学会で発表しました。ヒト
iPS細胞を使ってサルの血糖
値を正常に戻したのは世界で初
めてということです。

チームは、ヒトiPS細胞を
培養して分化させ、インスリン
を分泌する膵臓のβ細胞を含む
塊を作製しました。 この塊を
特殊な細い管に詰め込み、マー
モセットという小型のサルの腹
に移植しました。

マーモセットは事前に膵臓の
一部を切除されるなどし、うま
くインスリンが分泌されない「
1型糖尿病」に近い状態になっ
ていましたが、移植後には血糖
値が正常な値まで下がったとい
うことです。 マーモセットの
血液中からは、ヒト由来のイン
スリンも確認できました。

今回は移植後2週間ほどしか
経過を見ていませんが、特殊な
管は入れ替えることもでき、1
型糖尿病の治療法につながる可
能性もあるという事です。東京
大の宮島篤教授(細胞生物学)
は「必要がなくなれば後から取
り除くこともできる。細胞を入
れる方法や培養にかかる費用等
の課題もあるが、効果が持続す
る期間などをさらに調べていき
たい」と話しています。

1型糖尿病について解説して

いる動画です。



 
 
花台を華やかにする課題。笑

 
 
 
 
 
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2】 肥満細胞を人間のiPS 細胞から分化誘導で作製

 
 
 
 
 
国立研究開発法人「医薬基盤・
健康・栄養研究所」(大阪府茨
木市)の研究チームは、花粉症
を引き起こす原因となる「肥満
細胞」を人間のiPS細胞(人
工多能性幹細胞)から作製した
と、大阪市で開かれている日本
再生医療学会で発表しました。
花粉症の人の体内に花粉が入
ると、抗体と呼ばれる蛋白質が
「肥満細胞」という膨れた細胞
にくっつき、ヒスタミンなどの
複数の化学物質を放出します。
これらの物質が、くしゃみや
鼻水の症状を引き起こします。
同研究所の川端健二プロジェ
クトリーダー(免疫学)らは、
iPS細胞を特殊な蛋白質が入
ったゼリー状の培地などで計約
10週間培養しました。作製した
細胞内に通常は肥満細胞の中だ
けにある酵素が作られている事
を確認しました。
細胞にくっついた抗体を刺激
すると、ヒスタミンなど複数の
化学物質が、放出されました。
研究チームによると、iPS
細胞を使って、肥満細胞を作る
研究は過去にもありますが、今
回はより実際の細胞に近いもの
ができたということです。

肥満細胞とアレルギーについて

解説している動画です。



 
 
肥満細胞に、くっついたIgE
抗体は、交替しない。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
ヒトのiPS細胞から作った
膵臓(すいぞう)の細胞を一型
糖尿病モデルのサルに移植し、
血糖値を下げることに成功した
のは偉大な業績と言えましょう。
この実験で使った特殊な管は入
れ替えることもでき、1型糖尿
病の治療法につながる可能性も
あるということですからいかに
素晴らしいエレガントな手法で
あったか推測できます。
花粉症を引き起こす原因とな
る「肥満細胞」を人間のiPS
細胞(人工多能性幹細胞)から
作製したしたのは、本当に素晴
らしい業績と言えましょう。で
きた肥満細胞を使って、新たな
花粉症の薬が開発されることを
切に祈念致します。

記念の塔に向かって祈念する。


 
 
 
 
 
 
 
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