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2017-02-04 01:10:16

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診療マル秘裏話  号外Vol.513 平成28年4月4日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)長期にわたって連続観察可能な計測システムを開発
2)開発中ジカ 熱ワクチンの人体投与の臨床研究を開始

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 長期にわたって連続観察可能な計測システムを開発

 
 
 
 
 
 
東京大学は3月8日、大腸菌の
クローン細胞集団を1細胞レベ
ルの精度で100 世代以上の長期
にわたって連続観察可能な計測
システムを開発しました。細胞
レベルの「成長ゆらぎ」が大き
い程、それら細胞によって構成
される細胞集団がより速く成長
できる事を明らかにしたと発表
しました。
この研究は、同大大学院総合
文化研究科広域科学専攻の若本
祐一准教授らによるものです。
研究成果は、「Proceedings of
the National Academy of Sci
ences」オンライン版に3月7日
付けで掲載されています。
同じ遺伝情報をもつクローン
細胞を同一の環境下に置いたと
しても個々の細胞の遺伝子発現
状態や成長能などの性質(表現
型)には、しばしば大きなばら
つきが観察されます。このよう
な「表現型ゆらぎ」は生物にと
て単なるノイズなのか、もしく
は何らかの役割を担っているの
か、未解明な部分が多くありま
した。
これまでの研究では細胞集団
内部の細胞が典型的性質を反映
しているという仮定の下で、さ
まざまな実験結果が解釈されて
きました。
しかし、表現型ゆらぎの研究
するためには、その集団の中に、
どのような細胞状態のばらつき
があり、それがどのように集団
の性質を決めているかを正面か
ら考える必要があり、細胞集団
を対象とした計測だけでなく、
集団内の個々の細胞の性質を、
精度よく計測することが必須だ
と考えられてきました。
今回、研究グループは、大腸
菌を対象として細胞の状態変化
を厳密な環境制御下で100 世代
以上の長期にわたって連続観測
可能な新たな計測システム「ダ
イナミクスサイトメーター」を
開発しました。このシステムを
用いることで、細胞レベルで見
られる成長ゆらぎの性質と、そ
れらの細胞によって構成される
細胞集団の性質を詳細に調べる
ことに成功したそうです。
その結果、一定の環境下に置
かれたクローン細胞集団は、そ
の集団を構成する内部の細胞の
平均的成長率よりも高い成長率
で増殖ができるという、直感に
反する事実が、判明しました。
均一な遺伝情報をもつクローン
細胞集団内に1細胞レベルでの
成長ゆらぎがあることで、集団
がより速く成長できることにな
ります。
また細胞表現型ゆらぎが明確
な生物的役割をもつことを示す
とともに、異なる環境条件での
成長ゆらぎを定量的につなぐ新
たな法則を発見しました。同定
された、表現型ゆらぎの法則の
解析により、今後様々な生物種
において、成長率の原理的上限
などの基本性質の解明につなが
る可能性があるということです。
更に、この研究で開発された
計測システムは、大腸菌以外の
細菌種やヒトの細胞も含む真核
細胞の解析にも、原理的に応用
可能であり、今後の細胞研究に
おける強力な研究ツールとなる
ことが期待されるとしています。

クローン胚の分裂の様子を記録

した動画です。



 
改名の理由を解明。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 開発中ジカ 熱ワクチンの人体投与の臨床研究を開始

 
 
 
 
 
 
ブラジルなど中南米で流行し
ているジカ熱について、米国立
アレルギー感染症研究所のファ
ウチ所長は10日電話による記者
会見を開き、開発中のワクチン
を人に投与する臨床研究を秋に
も始めると発表しました。

研究に使うのは、ジカウイル
スの遺伝子の一部を使って免疫
力を引き出すタイプのワクチン
で、毒性のある蛋白質を作らな
い特長があります。同研究所が
開発を進めており、ジカ熱と近
い種類の西ナイル熱のウイルス
で実績があるとしています。フ
ァウチ所長は「2017年中には、
安全性と効果が確認できるだろ
う」と話しました。

ジカ熱ワクチンがマウスの実験で

感染防御に成功したというニュ

ース動画です。


高価な、ジカ熱のワクチンの
効果が降下する。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
大腸菌のクローン細胞集団を
1細胞レベルの精度で100 世代
以上の長期にわたって連続観察
可能な計測システムを開発し、
均一な遺伝情報をもつクローン
細胞集団内に1細胞レベルでの
成長ゆらぎがあることで、集団
がより速く成長できることが分
かったのは、偉大な業績です。
今後の更なる研究に期待したい
と思います。
ブラジルなど中南米で流行し
ているジカ熱の研究中のワクチ
ンが、今秋にも臨床試験が開始
されることは本当に素早い対応
であると感じました。今なお、
妊婦の感染で、小頭症の子供が
生まれたり、性交渉で感染した
りするなど、危険極まりない、
ウイルスであることに間違いな
いと思われます。 一刻も早い
ワクチンの臨床試験で安全性を
確保して、流行地の悲劇をくい
とめられるようにして頂きたい
ものです。

一国の主が、一刻も早く亡命
することを望む。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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