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2017-02-15 02:14:40

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診療マル秘裏話  号外Vol.522 平成28年4月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
 
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目次

1)生体内代謝物を直接分析するための手法を開発
2)酵素に、ストレスによるうつを防ぐ働きがある

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 生体内代謝物を直接分析するための手法を開発

 
 
 
 
 
 
 
 
名古屋大学と島津製作所の、
共同研究グループは、「鍼灸針」
を活用し、生体内の代謝物(メ
タボライト)をリアルタイムで
モニタリングできる直接分析の
ための手法を開発しました。メ
タボライトは、疾患のバイオマ
ーカーにする試みが進んでいる
物質で、この手法を発展させる
ことにより代謝異常疾患原因の
探索をはじめ、植物育成の内部
観察などへの応用展開が見込ま
れます。

メタボライトは、アミノ酸や
有機酸、脂肪酸、糖類などの低
分子群のことで、これらを網羅
的に解析するメタボロミクスが
創薬開発や疾患の原因の探索や
農産物の機能性成分分析などの
分野で研究が進んでいます。

開発した手法は、新規イオン
化法PESIと、タンデム質量
分析計(MS/MS)を組み合
わせた技術です。生体成分を捉
えた先端直径700ナノメート
ルの極細の鍼灸針に直接高電圧
をかけ、その場で生体成分をイ
オン化しタンデム質量分析計で
測定。同手法だと非侵襲による
極微量な生体成分を直接分析で
きます。

研究グループは、マウスから
取り出した肝臓を対象に有用性
を評価しました。 有害物質を
投与した肝臓障害モデルと対照
(正常)モデルを比較分析し、
分析成分が明確に異なることが
確認できました。

メタボロミクスの解析を行う
には、質量分析計で測定するた
めのメタボライトの抽出など前
処理操作が必要です。 しかも
外部抽出により体内のメタボラ
イトの変化を正確にキャッチで
きているのか不明な点も多い。
成果は、米科学雑誌「Anal
ytical Chemist
ry」電子版に掲載されました。

植物のメタボロミクスについて

解説している動画です。



 
 
処理操作が捜査の対象となる。


 
 
 
 
 
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2】 酵素に、ストレスによるうつを防ぐ働きがある

 
 
 
 
 
 
脳神経細胞などにある「サー
チュイン」という酵素に、スト
レスによるうつを防ぐ働きがあ
るとみられることを、山口大の
チームがマウスを使って明らか
にし、23日付の海外専門誌電子
版に発表しました。

チームはこれまでうつ病患者
さんは血液中のサーチュイン量
が少ないとの報告をしています
が、ストレスによるうつにどう
影響するかは不明でした。

内田周作講師(分子精神医学)
は「ストレスによる精神疾患の
原因解明や新たな治療薬の開発
が期待できる」と話しました。

内田講師によると、サーチュ
インを作る遺伝子は老化を防ぐ
長寿遺伝子として知られ、記憶
や睡眠、肥満にも関わるとされ
ています。

老化を防ぐサーチュイン遺伝子

について解説している動画です。



 
 
廊下で老化を防ぐ方法を考え
る。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
「鍼灸針」を活用し、生体内
の代謝物(メタボライト)をリ
アルタイムでモニタリングでき
る直接分析のための手法が開発
されたのは、偉大な業績です。
メタボライトは、疾患のバイオ
マーカーにする試みが進んでい
る物質で、この手法を発展させ
ることにより代謝異常疾患原因
の探索をはじめ植物育成の内部
観察などへの応用展開に結びつ
けて欲しいものです。
脳神経細胞などにある「サー
チュイン」という酵素に、スト
レスによるうつを防ぐ働きがあ
るとみられることが分かったの
は、素晴らしい業績です。サー
チュインを作る遺伝子は老化を
防ぐ長寿遺伝子として知られ、
記憶や睡眠、肥満にも関わる事
が分かっているので、長寿をも
たらすには、うつ病にかかって
いては、ならないということな
のでしょう。 ストレスによる、
うつを防ぐことができれば長寿
に繋がるような気も致します。
いつまでも、若々しくあるため
に何時も元気でうつの対極にい
ることが必要な気がします。

将棋の対局で対極にいる棋士
が対戦した。笑

 
 
 
 
 
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