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診療マル秘裏話 Vol.588 平成27年3月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)多発性硬化症女性は、重要栄養素の摂取量小
2)エーザイの自社創製の新規抗ガン剤「Lenvima」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 多発性硬化症女性は、重要栄養素の摂取量小

 
 
 
 
 
 
米国神経学会(AAN)は2月19
日、多発性硬化症(MS)女性に
おいて、葉酸やビタミンE など
の重要な抗酸化・抗炎症作用を
持つ栄養素の摂取量が少ない事
を示した研究を紹介しました。
4月開催の、第67回米国神経学
会議で発表する予定だそうです。

研究では、白人のMS女性27人
と18-60歳でBMI(Body Mass
Index)30kg/m2以下の白人の
健常女性30人を対象に、過去1
年間の食事と栄養について調査
しました。

その結果、抗酸化・抗炎症
作用のある葉酸、ビタミンE、
マグネシウム、ルテイン-ゼア
キサンチン、クエルセチンの5
種類の栄養素の摂取量がMS女性
群で少ないと言う結果がでまし
た。 葉酸の1日あたりの推奨
摂取量は400μgですが、MS女性
群は244μg、健常群321mcgで、
マグネシウム(推奨摂取量320
μg)はそれぞれ254μg と321
μg とMS女性群で少ないという
結果でした。脂質から摂取する
エネルギー量もMS女性群で少な
いことが分かりました。

研究者は、「MSは慢性の炎症
性疾患なので、抗炎症作用のあ
る栄養素を十分に摂取すれば、
MSの予防やMS患者の発作リスク
軽減に効果があるかもしれない」
と考察するとともに「今回特定
した栄養的な差異がMSの原因に
なっているのか、それとも、MS
を患ったことによる結果なのか
についてはまだ明らかではない」
と述べています。

多発性硬化症の女性のインタ

ビュー動画です。



 
 
賽は、投げられ、差異につい
て議論するものは、なくなった。


 
 
 
 
 
 
 
 
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2】)エーザイの自社創製の新規抗ガン剤「Lenvima」

 
 
 
 
 
 
 
エーザイは2日、自社創製の
新規抗ガン剤「Lenvima」
(一般名・レンバチニブメシル
酸塩)を、甲状腺ガンの適応で
先月26日に米国で発売したと
発表しました。世界に先駆けて
米国市場で上市しました。

適応は局所再発または転移性、
進行性、放射性ヨウ素治療抵抗
性分化型甲状腺ガン。同剤は、
血管新生や腫瘍増殖に関わる受
容体のチロシンキナーゼ(RT
K)に対する選択的阻害活性を
有する結合型選択的チロシンキ
ナーゼ阻害剤です。チロシンキ
ナーゼのうちでもVEGF受容
体に加え、FGF受容体のRT
K活性を同時に阻害するという
点で、ファーストインクラスの
資質を有する甲状腺ガンの薬剤
と期待されています。

米国の甲状腺ガンの新規診断
患者数は2012年度に約5万
2000人と推定されています。

甲状腺ガンの治療について解説

している動画です。



 
 
恒常性の維持ができず、甲状
腺ガンが表面化した。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記
研究者が、「MSは慢性の炎症
性疾患なので、抗炎症作用のあ
る栄養素を十分に摂取すれば、
MSの予防やMS患者の発作リスク
軽減に効果があるかもしれない」
と言っているのは、事実かどう
か確かめてみる必要があるよう
です。ただし、ビタミンEにつ
いては、過剰摂取にならないよ
うに気を付けて頂きたいと思い
ます。ビタミンEを過剰摂取す
ると、破骨細胞が巨大化して、
骨粗鬆症を起こす可能性があり
ます。血管新生や腫瘍増殖に関
わる受容体のチロシンキナーゼ
(RTK)に対する選択的阻害
活性を有する結合型選択的チロ
シンキナーゼ阻害剤ということ
は、非常に興味深いと思いまし
た。ぜひぜひ、早期に適応の甲
状腺ガンに臨床使用して欲しい
と思いました。

仕様を読んで、私用で使用人
を呼ぶ。笑

 
 
 
 
 
 
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