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2017-02-24 00:33:08

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診療マル秘裏話  号外Vol.530 平成28年4月24日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)婚姻状況の変化と脳卒中発症リスクが関連する
2)涙の特定蛋白質の分析でアレルギー性結膜炎を診断

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 婚姻状況の変化と脳卒中発症リスクが関連する

 
 
 
 
 
 
国立ガン研究センターの予防
研究グループは3月28日、婚姻
状況の変化と脳卒中発症リスク
とを関連付ける多目的コホート
研究(JPHC研究)の結果を発表
しました。
JPHC研究は、生活習慣とさま
ざまな病気との関係を明らかに
し、日本人の生活習慣病予防や
健康寿命の延伸に役立てるため
の研究です。
今回発表されたのは、1990年
および1993年に、全国9保健所
管内にて研究開始時に、既婚だ
った40~69歳の男女約5万人を
対象として、平均約15年間追跡
した調査結果をまとめたもので
す。婚姻状況の変化(既婚から
非婚)と脳卒中発症との関連を
調べました。
婚姻状況は、健康に影響を与
える重要な要因のひとつとされ、
一般に、既婚者は非婚者(離別・
死別)と比較して健康状態が良
いことが報告されています。一
方、婚姻状況の変化は、循環器
疾患の発症リスクを上昇させる
ことも報告されていますが、脳
卒中発症リスクとの関連、特に、
脳卒中タイプ別の検討は、これ
までほとんど行われていません
でした。また、婚姻状況の変化
は、居住形態や社会経済状況等
の生活の変化も伴うため、健康
への影響を変化させる可能性が
考えられるということです。
今回の研究では既婚から非婚
への婚姻状況の変化が、その後
の脳卒中発症のリスクに、どの
ような影響を与えているかを脳
卒中タイプ別に分析しました。
その関連が居住形態や仕事の
有無によって変化するかどうか
を検討しました。
調査を開始する5年前に配偶
者と同居していた人のみを対象
とし、調査開始時の婚姻状況か
ら婚姻状況変化(既婚/配偶者
と同居 → 非婚/配偶者と同居
していない)の有無を特定し、
その後の脳卒中発症のリスクを
算定しました。
その結果、平均約15年間の
追跡期間中に、2,134 人の脳卒
中発症が確認されました。調査
開始時期から婚姻状況の変化が
ある人ほど、脳卒中を発症する
リスクが高い傾向が確認され、
特に脳出血のリスクで強い関連
がみられたということです。な
お、これらの関連に男女差は見
られませんでした。
研究グループは、婚姻状況の
変化が脳卒中発症リスクを上昇
させる理由として、配偶者を失
うことによる生活習慣や、精神
状態の変化があるのでは、と述
べています。実際、先行研究に
より、配偶者を失うと飲酒量が
増えたり、野菜や果物の摂取が
減ったりするような変化がある
ことが報告されており、また、
心理的ストレスレベルが上昇し、
生活を楽しめなくなる傾向にあ
るとも言われています。
これらの婚姻状況の変化によ
り起こる様々な変化が、脳卒中
発症リスクを上昇させているの
ではないかと考えられます。
今回の研究により、今後、脳
卒中発症におけるハイリスク者
を把握する際、患者をとりまく
社会環境も考慮する必要がある
ことを示されたとしています。

脳卒中とは、どのような病気かに

ついて解説している動画です。



 
常勝の城将の地位が上昇して
丞相となる。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 涙の特定蛋白質の分析でアレルギー性結膜炎を診断

 
 
 
 
 
 
 
涙に含まれる特定の蛋白質を
分析することにより、1分でア
レルギー性結膜炎かどうか診断
できることを佐賀大等のチーム
が突き止めました。痛みがなく、
わずかな量の涙で判定でき、数
年以内の実用化を、目指してい
ます。ほかの目の病気と素早く
見分けられれば、早期に適切な
治療を受けられる様になります。

アレルギー性結膜炎は、花粉
やハウスダストなどが目に付着
して結膜が炎症を起こします。
かゆみ、充血といった症状が出
ます。国内の患者は約2千万人
いると推定され重症化して視野
に障害が、出ることもあるそう
です。

アレルギー性結膜炎について

解説している動画です。



 
 
水底の深さを推定。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
夫婦が協力して一つの家庭を
築いてきたものが、突然、死別
や離別で別れ別れになると当然
健康状態に重大な影響を与える
ことは、いわずもがなのことで
すが、それをコホート研究で正
しいことを示したのは、意味が
あることと私は、考えています。
今、現在離婚を考えておられる
方は、必見の研究であると思い
ます。私個人としては、飲酒量
が増えたり、野菜や果物の摂取
が減ったりするような変化より
心理的ストレスの方が、大きく
影響するように思います。
涙に含まれる特定の蛋白質を
分析することにより、1分でア
レルギー性結膜炎かどうか診断
できることが分かったのは非常
に喜ばしい事であると思います。
ほかの目の病気と素早く見分け
られれば、早期に適切な治療を
受けられる様になる事を期待し
て、数年と言わず、一年以内の
実用化を目指して欲しいもので
す。

患者さんを救いたいの一念で
一年以内の実用化を期待。笑

 
 
 
 
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