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2017-02-10 02:10:07

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診療マル秘裏話  号外Vol.518 平成28年4月10日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
 
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目次

1)尻切れ遺伝子が、ウイルスの感染・増殖に必要
2)肉腫のマウスからiPS 細胞を作りガン化を再現

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 尻切れ遺伝子が、ウイルスの感染・増殖に必要

 
 
 
 
 
北海道大学は3月16日、同大
大学院農学研究院の薦田(萩原)
優香研究員、中原 健二講師、
内藤 哲教授、慶應義塾大学の
佐藤 昌直特任助教らの研究グ
ループがクローバ葉脈黄化ウイ
ルスが作る尻切れ遺伝子がウイ
ルスの感染・増殖に必要である
ことを証明したと発表しました。
同成果は、
「Scientific Reports」オンラ
イン版に2月22日付けで掲載さ
れています。植物に感染・増殖
するポティウイルスは、多くの
作物や果樹に病気を引き起こし、
農業上大きな損害をもたらしま
す。ポティウイルスを含む多く
の植物ウイルスは、DNA ではな
くRNA をゲノムに持つRNA ウイ
ルスです。
一般にRNA ウイルスはゲノム
サイズを大きくできないため、
感染・増殖に必要な遺伝子を詰
め込む必要があります。 その
ためさまざまな戦略をとってい
ますが、その詳細はわかってい
ませんでした。
研究グループは今回、クロー
バ葉脈黄化ウイルスが、自身の
コピーを複製する時に、P3と呼
ばれる遺伝子内のグアニン2個
とアデニンが6個並んだ(G2A6)
配列で一塩基の欠損を生じる事
でP3のG2A6より下流部分が欠落
した尻切れのP3遺伝子を発現す
ることを発見しました。 P3N-A
LTと命名し、この遺伝子がウイ
ルスの感染・増殖に必要なこと
を証明しました。
さらに、公共データベースに
登録されている他の多くのRNA
ウイルスのゲノム塩基配列にも、
一塩基挿入及び欠損を生じる可
能性のある同様の配列が多く見
つかったということです。
これまで、P3N-ALT のような
尻切れ遺伝子がウイルスの感染・
増殖に必要な機能を果たすとは
考えられていませんでしたが、
今回の研究で初めてそれが証明
されました。また、他の多くの
RNA ウイルスでも同様の遺伝子
が発現している可能性が見出さ
れ、この可能性を考慮して研究
を進めることでウイルスの感染・
増殖や、病原性に関わる新たな
発見が期待されるとしています。

感染症とウイルスについての動画

です。



 
 
 
呉王闔閭が、戦争を考慮する。


 
 
 
 
 
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2】 肉腫のマウスからiPS 細胞を作りガン化を再現

 
 
 
 
 
 
 
骨や筋肉のガンである肉腫の
マウスからiPS細胞(人工多
能性幹細胞)を作り、ガン化を
再現することに、京都大iPS
細胞研究所の山田泰広教授や大
学院生の河村真吾さんのグルー
プが成功しました。肉腫の治療
薬の開発などにつながる成果で、
米科学誌ステムセル・リポーツ
で18日発表しました。

子どもに発症する骨のガンで
2番目に多い「ユーイング肉腫」
では特定の二つの遺伝子の断片
が融合した遺伝子が患者の8~
9割に見つかっており、ガンの
原因の一つとされています。

グループは、融合遺伝子に加
え、さらに複数の遺伝子変異を
持つことで、ユーイング肉腫を
発症するマウスの細胞から、i
PS細胞を作製しました。この
iPS細胞を骨に誘導しようと
すると、ガン化することを確認
しました。融合遺伝子が働かな
い状態ではガン化しない一方で、
ガン化しても融合遺伝子の働き
を阻害すればガンが骨へと変化
することも分かりました。

山田教授は「融合遺伝子に加
え、骨への変化を阻害するよう
な遺伝子の傷も肉腫の形成の大
きな要因になっていると考えら
れます。今回開発したモデルを
利用して、ガン化を抑える化合
物を探すことができる」と話し
ています。

ユーイング肉腫の9歳の男の子

の紹介動画です。涙なしには、

見られません。



 
 
容易に要因の絞り込みを行い
用意した妖異対策を施す。笑

 
 
 
 
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編集後記
クローバ葉脈黄化ウイルスが
作る尻切れ遺伝子がウイルスの
感染・増殖に必要であることを
証明したのは偉大な業績です。
他の多くのRNA ウイルスでも同
様の遺伝子が発現している可能
性が見出されこの可能性を考慮
して研究を進める事でウイルス
の感染・増殖や、病原性に関わ
る新たな発見に期待したいと思
います。
肉腫のマウスからiPS細胞
(人工多能性幹細胞)を作り、
ガン化を再現することに成功し
たのは、素晴らしい業績です。
肉腫の治療薬の開発などに是非
つなげて頂きたいと思います。
今回開発したモデルを利用し
て、ガン化を抑える化合物を探
すことに精進してもらいたいと
思いました。

小人が精進して省人となった。


 
 
 
 
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