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2017-02-06 00:48:28

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診療マル秘裏話  号外Vol.514 平成28年4月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)自家培養角膜上皮は眼科再生医療製品で国内初
2)ジェノタイプ1型のC型肝炎の新規経口治療薬申請

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 自家培養角膜上皮は眼科再生医療製品で国内初

 
 
 
 
 
 
眼科医療機器メーカーのニデ
ック(愛知県蒲郡市)は、再生
医療に参入します。関連会社の
ジャパン・ティッシュ・エンジ
ニアリング(J-TEC)と共
同開発中の自家培養角膜上皮「
EYE-01M」を、2018
年にも国内上市を目指します。
大阪大学付属病院などで治験
を実施しており、早ければ来年
中にも承認申請できる見込みだ
そうです。上市できれば眼科用
の再生医療製品として国内初と
なります。同社は再生医療など
先端技術をいち早く取り入れ、
眼科領域のソリューションをト
ータルで提供できる体制を構築
します。

EYE-01Mは角膜上皮幹
細胞疲弊症の治療を目指してい
ます。角膜上皮幹細胞疲弊症は、
自己免疫疾患や火傷など様々な
原因で角膜輪部にある幹細胞が
失われ、角膜が再生されなくな
る疾患です。進行すると周囲の
結膜が角膜に入り込んで白濁し、
視力が低下します。

EYE-01Mは、角膜上皮
幹細胞疲弊症患者さんの片側の
正常な眼から輪部組織を採取し、
これを角膜上皮に分離したうえ
で、セルシードと共同開発した
器材でシート状に、培養してい
ます。 これを幹細胞を失った
片側の眼に移植することで治療
効果が期待できるという事です。

J-TECが、イタリアのベ
ネトアイバンクとモデナ大学か
ら技術を導入し、日本を含むア
ジアでの独占的な権利を保有し
ています。

ニデックはEYE-01Mの
製品化に向けて開発費をJ-T
ECに提供、承認取得後に独占
販売する権利を取得しています。

EYE-01Mは14年10
月から国内4施設で治験を開始
しています。患者さんすべてに
移植を終えており、フォローア
ップ段階にあります。順調にい
けば、来年中にも再生医療製品
として承認申請を目指します。

ニデックは、眼科医療機器の
総合メーカーで検査機器、手術
機器、眼内レンズ(IOL)等、
幅広く事業展開しています。先
端技術の導入にも積極的で、大
阪大学などと網膜を電気刺激し
て視覚を再建する人工視覚シス
テム(人工網膜)を共同開発中
だそうです。 同社の小澤素生
社長は「再生医療は視力を失っ
てからの期間が短い患者に効果
が期待できる。人工網膜は期間
が長い患者に使用できる。2つ
の技術とも実用化を目指してい
きたい」と語っています。

角膜再生医療について解説して

いる動画です。



 
基幹の旗艦が、期間を切って
帰還する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 ジェノタイプ1型のC型肝炎の新規経口治療薬申請

 
 
 
 
 
 
MSDは11日、C型慢性肝炎
の経口治療薬として「エルバス
ビル(一般名)」「グラゾプレ
ビル水和物(同)」を厚生労働
省に、製造販売承認申請したと
発表しました。2剤を併用する
治療法として、ジェノタイプ1
型のC型肝炎を対象に申請しま
した。インターフェロン(IF
N)製剤を使わないC型肝炎の
経口療法としては4社目の参入
となります。

NS5A阻害剤のエルバスビ
ル、NS3/4Aプロテアーゼ
阻害剤のグラゾプレビル水和物
を1日1回併用投与する治療法
として開発しました。 日本人
患者さんの約7割を占めるとさ
れる、ジェノタイプ1型のC型
慢性肝炎患者(代償性肝硬変患
者を含む)さんが対象となって
います。米国では1月に両剤の
配合剤として、ジェノタイプ1、
4型を対象に承認されました。

ジェノタイプ1型のC型肝炎
の経口療法では、ギリアド・サ
イエンシズの「ハーボニー」、
ブリストル・マイヤーズの「ダ
クルインザ」「スンベプラ」、
アッヴィの「ヴィキラックス」
に続くものとなります。

最近偽物が出回っているハ

ーボニーという薬について

解説している動画です。



 
 
経口療法の欄を蛍光ペンでな
ぞる。笑



 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
共同開発中の自家培養角膜上
皮「EYE-01M」を、20
18年にも国内上市を目指す事
は、素晴らしい目標と言えまし
ょう。角膜上皮幹細胞疲弊症は、
自己免疫疾患や火傷など様々な
原因で角膜輪部にある幹細胞が
失われ、角膜が再生されなくな
る疾患で、進行すると、周囲の
結膜が角膜に入り込んで白濁し、
視力が低下すると言われていま
す。 そのような難しい病気が
再生医療により、治るという事
になれば、患者さんにとっては
大きな福音となることでしょう。
C型慢性肝炎の経口治療薬と
して「エルバスビル(一般名)」
「グラゾプレビル水和物(同)」
を厚生労働省に、製造販売承認
申請したのは、素晴らしい業績
であると言えましょう。今迄の
治療は、副作用の多いインター
フェロンの併用が必須でした。
しかし、今や続々とインター
フェロンの併用が不要な経口薬
が、登場しています。実際今年
の診療報酬改定では、バーボニ
ーなどの高額な治療薬が約3割
薬価が引き下げられるという事
です。 これだけ沢山の薬剤が
登場することで、競争は、熾烈
となり、やがて、C型肝炎ウイ
ルスは、天然痘のように無くな
ってしまうのでは、と期待して
います。

後学のため、高額な薬を服用
して見る。笑

 
 
 
 
 
 
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