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2017-02-02 01:16:29

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診療マル秘裏話  号外Vol.511 平成28年4月2日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)頭痛と過敏性腸症候群との遺伝学的関連を示す
2)iPS 細胞から目の主要部位の細胞の作製に成功

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 頭痛と過敏性腸症候群との遺伝学的関連を示す

 
 
 
 
 
 
米国神経学会(AAN)は2月23
日、片頭痛および緊張性頭痛と
過敏性腸症候群(IBS )との遺
伝学的関連を示した研究を紹介
しました。2016年4月15日から
カナダのバンクーバーで開催さ
れる第68回米国神経学会議(AAN
2016)にて発表予定です。

この研究は反復性片頭痛患者
さん107 人と緊張性頭痛患者さ
ん53人、IBS患者さん107人、健
常者53人を対象に両疾患の関連
を検討しました。片頭痛および
緊張型頭痛患者ではIBS 症状を、
IBS 患者には頭痛の有無を尋ね
ました。

その結果、IBS 併発率は片頭
痛患者さんが54%、緊張性頭痛
患者さんが28%で、偏頭痛患者
さんの方が約2倍高かった。IBS
患者さんでは片頭痛を併発して
いたのは38人で、緊張性頭痛を
併発していたのは24人でした。
また、セロトニントランスポー
ターおよびセロトニン受容体2A
遺伝子を調査した所、IBS 群、
片頭痛群、緊張型頭痛群では少
なくとも1つの遺伝子が健常者
と異なっていたことが分かりま
した。
米国のIBS 患者は約4500万人
です。診断されないまま経過す
る患者さんも多く、発症原因も
分かっていません。研究者は「
頭痛とIBS に共通する遺伝子が
確認されたことは両疾患のこれ
からの治療に役立つだろう」と
述べ、治療法開発への期待感を
示しています。

過敏性腸症候群について解説

している動画です。



 
 
胸痛が共通の症状。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 iPS 細胞から目の主要部位の細胞の作製に成功

 
 
 
 
 
 
人の人工多能性幹細胞(iPS
細胞)から、角膜の一部や水晶
体、網膜など目の主要な部位の
細胞をまとめて作ることに大阪
大の西田幸二教授(眼科学)の
チームが世界で初めて成功し、
9日付英科学誌ネイチャー電子
版に発表しました。

目のレンズに当たる角膜部分
をウサギに移植し、機能させる
事にも成功しました。iPS 細胞
による機能的な角膜細胞作製は
初めてとしており、けがや病気
で傷ついた角膜再生の臨床研究
実施を2016年度末にも学内倫理
委員会へ申請します。

他の部位も含め立体的な組織
ができた訳ではありませんが、
複雑な構造を持つ目の再生医療
に将来繋がる可能性があります。

このニュースのニュース動画です。



 
 
 
神聖なる新政で、職業の申請
を容易にする。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
片頭痛および緊張性頭痛と、
過敏性腸症候群(IBS )との遺
伝学的関連を示した研究が紹介
されたのは、画期的な事である
と認識しています。セロトニン
トランスポーターおよびセロト
ニン受容体2A遺伝子を調査した
所、IBS 群、片頭痛群、緊張型
頭痛群では少なくとも、1つの
遺伝子が健常者と異なっていた
ことが分かったのは、これらの
疾患が遺伝的関連性があるとい
うことでしょう。
人の人工多能性幹細胞(iPS
細胞)から、角膜の一部や水晶
体、網膜など目の主要な部位の
細胞をまとめて作ることに世界
で初めて成功したのは、偉大な
業績です。他の部位も含め立体
的な組織ができた訳ではありま
せんが、複雑な構造を持つ目の
再生医療に将来繋がる可能性を
最大限に追及して頂きたいと思
います。

再生医療を最盛にする。笑

 
 
 
 
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