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2017-02-01 01:24:30

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診療マル秘裏話  号外Vol.510 平成28年4月1日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)マラリア感染で、生じる特有の制御性T細胞を発見
2)アトピー性皮膚炎治療薬候補がP2で良好な結果

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 マラリア感染で、生じる特有の制御性T細胞を発見

 
 
 
 
 
長崎大医学部の由井克之教授
(感染免疫学)らの研究グルー
プはマラリア感染によって体内
に生じる特有の制御性T細胞を
発見した、と発表しました。

制御性T細胞は免疫反応を抑
える働きをするもので、これま
で見つかっている制御性T細胞
とは異なるということです。米
科学誌「イミュニティー」(電
子版)に9日掲載されました。

T細胞は免疫細胞のひとつで、
そのうち制御性T細胞は体内の
異物に対する攻撃にブレーキを
かける作用があります。ガン等
で働く制御性T細胞があること
は知られていました。

研究グループは、マラリアに
感染させたマウスに、免疫細胞
の増殖を抑える細胞が存在する
ことを発見しました。この制御
性T細胞が作るインターロイキ
ン27(IL―27)という蛋白質
が作用していることを確認しま
した。 これまで知られている
制御性T細胞とは異なるとして、
Tr27細胞と名付けました。

由井教授によると、マラリア
に感染すると他の感染症にかか
りやすくなるなど、免疫が低下
することが知られていますが、
詳しい仕組みはわかっていませ
ん。マラリアが悪化する原因の
ひとつに、この細胞が関与して
いる可能性があるという事です。

由井教授は「Tr27細胞を
適切にコントロールできるよう
になれば、マラリアをはじめと
する感染症の治療に役立つこと
が期待される」と話しています。

国境なき医師団の効果的な

マラリア治療法、予防法に

ついての動画です。



 
 
悪貨が良貨を駆逐して経済の
状態が悪化する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 アトピー性皮膚炎治療薬候補がP2で良好な結果

 
 
 
 
 
中外製薬は、アトピー性皮膚
炎治療薬候補の「ネモリズマブ」
の第2相国際共同臨床試験(P2)
で良好な結果を得ました。

米ワシントンDCで開催され
た米国皮膚科学会年次総会での
発表によると、中等症から重症
のアトピー性皮膚炎患者264
人を対象とした試験で主要評価
項目である12週時の「そう痒
VAS変化率(視覚アナログ尺度)」
がプラセボ群に対し有意な改善
が認められました。

同剤は、インターロイキン-
31(IL-31)レセプターA(
IL-31RA)を標的とした、
ヒト化モノクローナル抗体です。
掻痒誘発性サイトカインであり、
アトピー性皮膚炎及び透析患者
さんにおける掻痒の発生に関与
しているIL-31とそのレセプ
ターの結合を阻害しIL-31の
生物学的作用を抑制します。

かゆみ物質のメカニズムを解明

したというニュース動画です。

ここでもIL-31が出てきます。



 
 
視覚以外の感覚で刺客が死角
から狙うのを知る。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
マラリア感染によって、体内
に生じる特有の制御性T細胞を
発見したのは、偉大な業績です。
マラリアの難治性はこのT細胞
が誘導されるためと考えれば、
今後の、マラリアを始めとする
感染症の診療に、役立つ情報が
得られると確信しています。
掻痒誘発性サイトカインであ
り、アトピー性皮膚炎及び透析
患者さんにおける掻痒の発生に
関与しているIL-31とそのレ
セプターの結合を阻害しIL-
31の生物学的作用を抑制する事
が実証された訳で、素晴らしい
抗体製剤と言えましょう。透析
患者さんでも臨床試験が行われ
ることを期待しています。

装用に沿う様、参列者の掻痒
を抑えて葬用の備品を整える。


 
 
 
 
 
 
 
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