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2017-01-18 00:48:19

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診療マル秘裏話  号外Vol.498 平成28年3月18日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)多孔質足場材料で血管のある立体的な骨を作成
2)ブラジルに滞在し帰国した男性がジカ熱に感染

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 多孔質足場材料で血管のある立体的な骨を作成

 
 
 
 
 
 
 
明治大学理工学部相澤研究室
の研究グループは、血管を備え
た立体的な骨の作製に成功しま
した。骨に類似した組成を有す
るセラミック材料を足場として
血管内皮細胞と骨芽細胞を共培
養することで血管様構造を有す
る骨様組織が得られ、骨様組織
の成長速度が3~5倍高まる事
を確認しました。これをスケー
ルアップする事で、人体へ移植
可能な再生培養骨の創製が期待
できます。

骨組織に類似した組成や構造
を有するさまざまな足場材料が
開発されており、幹細胞との組
み合わせにより、大きな欠損も
再建できる再生培養骨の創製が
試みられています。一方、組織
の再構成には、成長を促す栄養
素を運ぶ血管の形成が欠かせま
せんが、現状で、血管を備えた
機能的な骨組織の構築は実現さ
れていません。

相澤研究室の本田みちよ研究
員らは、血管を備えた骨組織の
構築を試みました。優れた生体
活性を示す繊維状の水酸化アパ
タイトを均一沈殿法により合成
し、カーボンビーズと混合しま
す。成形後に約1300度Cで
5時間焼成すると、カーボンが
焼失し、多孔質足場材料となり
ます。この足場は栄養分が通る
小気孔と細胞や組織が入ること
ができる大気孔を有し、細胞が
3次元的に増殖することができ
ます。

この足場に、骨芽細胞と血管
内皮細胞を共培養した結果、2
種類の細胞は互いに連通気孔を
利用してともに3次元的に増殖
しました。更に培養3週間程度
で毛細血管を形成しました。骨
分化レベルの指標であるアルカ
リフォスファターゼの活性を
測定したところ、骨芽細胞単独
での培養に比べて最大で、6倍
活性が高まっていました。2種
の細胞が互いに刺激を与え合う
ことにより血管を形成し骨形成
を、促進したものとみられてい
ます。

現在、直径15ミリメートル、
高さ3ミリメートルサイズで、
この人工骨の作製に成功してお
り、今後はこの10倍にスケー
ルアップします。リアクター等
を用いて骨のより深部への血管
形成を試みます。歯科インプラ
ントの土台など、小さいサイズ
であれば早期の商業利用を見込
めるということです。

幹細胞から骨形成を試みるベン

チャー企業のニュース動画です。



 
鹿の歯科インプラントの土台
にしか、まだ利用できない。笑

 
 
 
 
 
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2】 ブラジルに滞在し帰国した男性がジカ熱に感染

 
 
 
 
 
厚生労働省によると2月25日、
ブラジルに滞在し帰国した神奈
川県の10代男性が「ジカ熱」に
感染していることが確認されま
した。中南米での流行拡大以降、
国内で感染者が確認されたのは
初めてだそうです。過去には20
13~14年、海外で感染し帰国後
に発症した人が、3人いるそう
です。

国立感染症研究所(東京)の
ウイルス検査で感染が判明しま
した。

専門家によると、ジカ熱は主
に蚊に刺されて感染しますが、
冬場の現在は、国内で感染が広
がる状況にはないという事です。

流行地域のブラジルでは胎児
や新生児の頭が小さくなり知的
障害を伴うこともある小頭症が
急増しており、妊娠中の感染と
ジカ熱との関連が、疑われてい
ます。

ジカ熱について解説しているニュ

ース動画です。



 
 
久蔵さんが作った急造の船が
急増した。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
骨に類似した組成を有する、
セラミック材料を足場として、
血管内皮細胞と骨芽細胞を共培
養することで血管様構造を有す
る骨様組織が得られ、骨様組織
の成長速度が3~5倍高まる事
が確認されたのは、偉大な業績
です。スケールアップには困難
が伴うかもしれませんが、リア
クター等を用いて骨のより深部
への血管形成を試みることで、
乗り越えて頂きたいと思います。
南半球特に南米で猛威を振る
うジカ熱は、小頭症の子供が産
まれるなど悲惨な状況を作りだ
しています。ジカ熱が性交渉で
伝播することを考えれば、海外
で感染してきた患者さんが日本
へウイルスを持ち込んだり感染
した蚊を夏に輸入する事になら
なければ良いと危惧しています。
今は、南米など流行地への不用
不急の用事での渡航は、自粛す
べきであると思います。

器具の破壊を危惧する。笑

 
 
 
 
 
 
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