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2017-01-23 01:40:10

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診療マル秘裏話  号外Vol.502 平成28年3月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)大腸菌が多剤耐性を獲得するメカニズムを発見
2)不妊治療の正しい知識を啓蒙するための講演会

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 大腸菌が多剤耐性を獲得するメカニズムを発見

 
 
 
 
 
法政大学生命科学部の研究グ
ループは、大腸菌が多剤耐性を
獲得するメカニズムを発見しま
した。侵入した異物を細胞外に
排出する、ポンプの主要部品を
薬剤に合わせて組み換えていま
した。具体的には、薬剤を捕獲
して内膜へ輸送する役割を持つ
内膜トランスポーターが、取り
込まれた薬剤に適したトランス
ポーターを発現させる「トラン
スポーター交換メカニズム」を
持っていました。

大腸菌にはRND型と呼ばれ
る薬剤排出ポンプ複合体があり、
1種類の複合体で複数の薬剤を
排出できます。今回、トランス
ポーターなどを緑色蛍光蛋白質
(GFP)を使って生きたまま
可視化することに成功しました。
稼働中の薬剤排出ポンプのト
ランスポーターでは排出できな
い薬剤が侵入した場合、別トラ
ンスポーターに交換することを
明らかにしました。

この薬剤排出ポンプ複合体は
トランスポーターのほか、内膜
から輸送された薬剤を細胞外へ
排出する通路となる外膜チャネ
ルと両者をつなぐ膜融合蛋白質
から構成されています。トラン
スポーターは5種類がみつかっ
ており、排出する基質は異なっ
ていました。薬剤排出ポンプ複
合体の形成そのものを阻害でき
れば、新たな細菌感染症対策に
つながる可能性があります。

スーパー耐性菌について解説

している動画です。



 
 
 
後世、厚生労働省が再編を経
て、新構成となる。    笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 不妊治療の正しい知識を啓蒙するための講演会

 
 
 
 
 
 
不妊治療に携わる医師らが、
埼玉県草加市で講演会を開き、
妊娠しにくい原因は女性だけで
なく男性にもあるとして、夫婦
で治療を受ける必要があると呼
びかけました。
草加市の獨協大学で開かれた
講演会は不妊治療の正しい知識
を知ってもらおうと、医師らで
作るNPOが初めて開き、不妊
に悩む夫婦など150人が参加
しました。
講演会では、不妊治療に当た
る医師が「妊娠しにくい原因は
女性にあると思われがちだが、
男性側にも原因があるケースが
半数近くある」としたうえで、
「卵子が老化するのと同様、男
性も年をとると精子の数や運動
量が、低下する傾向がある」と
指摘しました。
また、医療機関の受診をため
らう男性が多い理由としてプラ
イドや、男性不妊に関する知識
不足を挙げ、夫婦で一緒に相談
や、治療が受けられるよう医療
機関側も男性不妊が専門の泌尿
器科と産婦人科が連携するなど、
体制を充実させる必要があると
訴えました。
講演会を開いたNPOのメン
バーで、獨協医科大学越谷病院
の岡田弘リプロダクションセン
ター長は「男性不妊をよく理解
してもらい、悩まずに相談でき
る環境を整えたい」と話してい
ました。

男性不妊のサプリメントによる

改善方法について解説してい

る動画です。



 
乾姜を艦橋で食す環境。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
大腸菌が多剤耐性を獲得する
メカニズムを発見したのは偉大
な業績であると思います。薬剤
排出ポンプ複合体の形成そのも
のを阻害することで薬剤耐性が
コントロールできるようになる
ことを夢見たいと考えています。
血液内科に所属し、病院に勤務
していた頃は病気を起こす病原
菌の薬剤耐性の対策が欠かせま
せんでした。その頃は、耐性の
ない抗生物質を探すことに血道
を上げていました。上記の薬剤
排出ポンプ複合体の形成そのも
のを阻害することで薬剤耐性が
コントロールできるとそのよう
な不毛な努力をする事なく感染
症から患者さんを守る事が容易
になります。
妊娠しにくい原因は女性だけ
でなく男性にもあるとして夫婦
で治療を受ける必要があると呼
びかけたのは正論だと思います。
男性不妊の実態を把握し、対策
を打つ事で、妊娠可能となる例
が数多くあります。是非諦めな
いで、不妊治療に男性側も協力
する体制を作って欲しいと思い
ます。ロシアでは、子供を3人
産むと家が買えるだけのお金が
もらえて、少子化対策が成功し
たようです。日本も住宅ローン
を肩代わりするとか、不妊治療
を充実させるとかの方策を国家
がとることが必要なのではない
かと思いました。

不妊治療のために、赴任した
産科医。笑

 
 
 
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