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2017-01-14 00:45:56

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診療マル秘裏話  号外Vol.495 平成28年3月14日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)体内安定型ヒトラクトフェリン Fc融合蛋白質の特許取得
2)睡眠時無呼吸症候群と夜間高血圧の合併リスク

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 体内安定型ヒトラクトフェリン Fc融合蛋白質の特許取得

 
 
 
 
 
 
東京工科大学は、2月17日、
バイオベンチャー 企業の株式
会社NRL ファーマとの共同研究
により、体内での安定性を向上
させたヒトラクトフェリンFc融
合蛋白質の特許を取得したこと
を発表しました。
同大学によると、乳などに含
まれるラクトフェリン(LF)は
抗腫瘍、抗炎症、抗酸化等、様
々な生理活性を示す蛋白質とし
て知られています。すでにウシ
由来のLFはサプリメントとして
使用されており多くの健康増進
作用が報告されています。
一般に蛋白質医薬品は、体内
での安定性が低く、十分な薬効
が得られないという問題があり
ましたが、この問題を解決する
手法として蛋白質医薬品を抗体
の一部であるIgG Fcと融合させ
る技術がすでに知られており、
実際に臨床で使用されています。
しかし、この技術では、免疫
において外敵を排除する機能を
持つ抗体の一部を使用すること
から、免疫細胞の活性化を介し
て副作用をもたらすとされてい
ます。
研究では、副作用をもたらす
可能性のある免疫細胞の活性化
を消失させる目的で、ヒト抗体
の一部の配列を欠失させたIgG
Fcを作製しました。これを用い
たヒトLFとの融合蛋白質の作製
に成功しました。この融合蛋白
質は、血中での安定性が大幅に
向上し、副作用となる免疫細胞
の活性化を示さないことが確認
されました。
今回の特許は、この技術を使
って作製したヒトラクトフェリ
ンFc融合蛋白質が認められたも
のです。これにより、体内での
安定性を向上させて、増強した
薬効と、副作用の少ない優れた
安全性を持つ医薬品開発が期待
されます。
例えば、従来の抗ガン剤は、
その副作用が知られていますが、
LFは抗腫瘍作用に加え、抗炎症
や鎮痛作用を有することから、
副作用となる各種炎症反応や、
ガン疼痛を緩和できる抗ガン剤
として望まれます。さらに今回
開発したヒトラクトフェリンFc
融合蛋白質は、ヒト由来である
ため抗原性が低く、注射剤とし
ても使用しやすく、サプリメン
トのような経口摂取と比較して
高い効果が見込まれます。
同大学では、今後、動物実験
などによりさらなる薬効や安全
性を確認していくとともに連携
して、開発を進める製薬企業の
開拓などを進めていくとしてい
ます。

ラクトフェリンについて解説して

いる動画です。ただし、購入は

自己責任でお願いします。



 
買いたくない土地を買って、
開拓する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 睡眠時無呼吸症候群と夜間高血圧の合併リスク

 
 
 
 
 
 
推定患者数200万〜300万人と
いわれる睡眠時無呼吸症候群(
SAS)。このSASが高血圧を合併
しやすいということをご存じで
しょうか。心疾患や突然死など
のリスクが大きく高まるのです。
眠っている間に呼吸が止まっ
てしまう睡眠時無呼吸症候群(
SAS )。睡眠中に、10秒以上の
呼吸停止(無呼吸)が一晩に30
回以上、あるいは、1時間に5回
以上あるとSASと診断されます。
自覚がないことが多く、パー
トナーや家族から「いびきをか
く」「寝ているときに呼吸が止
まる」などと指摘され気づくケ
ースも珍しくありません。
そのほかの症状として、夜中
に何度も目が覚める、寝汗をか
く、起床時に頭痛がする、日中
強い眠気がある、倦怠(けんた
い)感や疲労感がある、集中力
がないなどが挙げられます。
十分な睡眠を得ることができ
ず、昼間に強い眠気に襲われる
人も少なくありません。そのた
め、交通事故や産業事故につな
がるリスクが高くなります。SA
S のない人に比べ運転中の眠気
は約4倍、居眠り運転は約5倍と
いう報告もあるほどです。
さらに深刻なのは、高血圧等、
生活習慣病との関連が強いこと
です。高血圧には、腎臓疾患等
原因が明らかな2次性高血圧と、
原因がわからない本態性高血圧
にわかれます。日本人の高血圧
患者の約95%を占めるのは本態
性高血圧で、そのうち約40%に
SAS などの睡眠障害の合併が見
られます。また、SAS 患者の約
50〜60%が本態性高血圧を合併
するといわれ、相互に関係し合
っているのが分かります。
では、なぜSAS が、高血圧を
合併するのでしょうか。 その
要因として、頻繁に目が覚める
ため交感神経が興奮してしまい、
夜間も血圧が高くなることが挙
げられます。昼間の血圧は正常
にもかかわらず、夜間高血圧(
平均120/70mmHg以上)、早朝高
血圧(135/85mmHg以上)がみら
れ、なかには昼間よりも血圧が
高くなる場合もあります。
SAS による夜間高血圧では、
狭心症や、心筋梗塞等、心血管
疾患の発生率が約6倍に、脳梗
塞や脳卒中等、脳血管障害の発
生率が約2倍になることが分か
っています。また、服薬など高
血圧治療を行っていても、SAS
があると効果が上がりません。
高血圧が改善されない患者の内、
約8割にSASの合併がみられるそ
うです。
2015年6月、自治医科大学と
オムロンヘルスケアの共同研究
班は、SAS 患者を、対象とした
夜間の血圧上昇に関する調査
報告を発表しました。3年に渡
り約900 症例を超えるデータを
集積したものです。その結果、
SAS に伴う血圧上昇には個人差
があること、夜間血圧の平均値
が正常でも、無呼吸が発生した
ときの血圧は、200 mmHg以上に
上昇する危険な高血圧が存在す
ること、また無呼吸に伴う血圧
上昇は就寝前の降圧治療で効果
的に抑えられることが報告され
ました。
SAS が就寝中の心血管疾患の
引き金になることは、明らかと
なっています。突然死はSAS の
ない人では午前6時から正午ま
でに発生のピークがあるのに比
べ、SAS を合併している高血圧
患者では午前0時から6時にピー
クがあり、約2.5 倍の発生率に
なります。これは、無呼吸発生
時の血圧の急上昇が、突然死に
影響している為かもしれません。
SAS は適切な治療を受ければ
改善できる病気です。鼻にマス
クを装着して就寝するCPAP療法
が中心ですが、そのほかにも、
アルコールを控える、禁煙、減
量などの生活習慣の改善も必要
となります。SAS が疑われる人
は、早めに専門医による診断を
受け心疾患や脳血管障害の予防
に努めましょう。

高血圧と睡眠時無呼吸症候群に

ついて解説している動画です。


終身雇用が確認されてから、
就寝する。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
サプリのラクトフェリンは、
私は末期のガン患者さんのガン
性疼痛を抑える切り札として、
使っていました。ただ蛋白質は、
基本的には、腸で消化されて、
アミノ酸となりアミノ酸が吸収
されて、再び蛋白質になるため
経口摂取したラクトフェリンが
身体の中で、再び合成されるの
かどうか分からないという点が
ありました。麻薬の鎮痛効果を
動物実験で、50倍から100 倍に
アップするそうです。臨床では、
肝臓ガンの骨転移の患者さんに
使って、喜ばれました。
SAS による夜間高血圧では、
狭心症や、心筋梗塞等、心血管
疾患の発生率が約6倍に、脳梗
塞や脳卒中等、脳血管障害の発
生率が約2倍になることが分か
っているということですので、
皆さんSAS を放置しないで耳
鼻科に罹ってCPAPを行い心血管
の疾患や脳血管障害を予防しま
しょう。
法治主義を、厳守するという
体制が緩んだ状態を放置した為
報知新聞が、それを報道した。


 
 
 
 
 
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