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2017-01-04 00:43:17

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診療マル秘裏話  号外Vol.486 平成28年3月4日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)薬物依存症の専門治療に診療報酬が初めて認可
2)造血幹細胞の局在を特殊な顕微鏡で可視化する

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 薬物依存症の専門治療に診療報酬が初めて認可

 
 
 
 
 
中央社会保険医療協議会(中
医協)が塩崎恭久厚生労働相に
答申した、2016年度の診療
報酬改定案で薬物依存症の専門
治療に診療報酬が初めて認めら
れることになりました。 薬物
乱用が深刻化する中、遅れてい
ると指摘されていた依存症治療
の体制整備に、弾みがつきそう
です。
厚労省によると、診療報酬の
対象になるのは「集団認知行動
療法」と呼ばれ、薬物依存症か
らの回復に効果があるとされる
治療プログラムです。平易なワ
ークブックを使い薬物への依存
がなぜ危険なのか▽再び使って
しまう「引き金」は何か▽どう
すれば再使用の欲求を断ち切れ
るか-等を集団による外来診療
で学びます。
診療報酬額は、患者さん1人
当たり1回3400円で、医師
か医師の指示を受けた看護師・
作業療法士が実施する事が条件
となります。毎週1回、6カ月
以内が原則で、必要があれば、
更に1年半延長できます。
医療界では、覚醒剤等の薬物
乱用者は「司法の対象」とみな
されてきた面が強く、薬物依存
患者さんを受け入れる専門医療
機関は全国でわずかしかありま
せんでした。 国立精神・神経
医療研究センター(東京都)に
よると、診療報酬の対象となる
プログラムと同様の専門療法を
実施している一般医療機関は、
20施設程度に、とどまってい
ます。
プログラムを開発した同セン
ターの松本俊彦・薬物依存研究
部長は「薬物依存症に特化した
医療技術に診療報酬が認められ
るのは、わが国の医療の歴史を
見ても画期的」と評価していま
す。そのうえで元プロ野球選手
の清原和博容疑者(48)が逮捕
されるなど薬物関連の事件が後
を絶たない現状を踏まえ「今回
の診療報酬改定をきっかけに、
依存症からの回復支援策を真剣
に考える時期に、来ている」と
指摘しました。
一方、改定案が医師や看護師
らがプログラムを実施した場合
しか診療報酬を認めないとして
いる点について「各地で実施さ
れているプログラムは精神保健
福祉士や臨床心理士が中心。こ
の案のままではプログラムが広
がるどころか、逆に実施施設が
減る恐れがある」として、条件
の見直しを訴えました。
プログラムを長く実践してい
る埼玉県立精神医療センターの
成瀬暢也(のぶや)・副病院長
は「今まで依存症治療に関わっ
ていなかった医療機関が関心を
持つきっかけになれば」と話し
ています。
一方、全国薬物依存症者家族
会連合会(19家族会591人)
の林隆雄理事長は「厄介者扱い
されてきた薬物患者を診察する
精神科医が増え、『あの病院に
行けば治療プログラムを受けら
れる』と助言できるようになる
事を期待したい」と語りました。

薬物依存症の実態について写真

を交えて解説している動画です。



 
薬物依存症患者さんの脳は、
薬物に対してなかなかノーと言
わない。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 造血幹細胞の局在を特殊な顕微鏡で可視化する

 
 
 
 
 
 
マウスの骨髄を透明になるよ
う処理し、血液の細胞を生み出
す造血幹細胞がどこに存在する
かを特殊な顕微鏡で見えるよう
にしたと、東京大医科学研究所
と米スタンフォード大の研究チ
ームが10日付の英科学誌ネイ
チャー電子版に発表しました。
白血病や再生不良性貧血など
の患者さんに、実施される骨髄
移植は、骨髄液の造血幹細胞を
移植するのが目的です。今回の
研究成果は造血幹細胞を人為的
に増やす研究に役立つという事
です。
研究チームは、造血幹細胞で
「Hoxb5」と呼ばれる遺伝
子が働いており、目印になる事
を発見しました。さらに、造血
幹細胞に赤く光る蛍光蛋白質を
導入したマウスを生み出し骨髄
を透明にしてレーザー光を照射
する顕微鏡で造血幹細胞の分布
を画像化しました。

造血幹細胞移植について解説

している動画です。



 
 
瀟洒な建物に、レーザー光を
照射。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
薬物依存では、脳が薬物を、
要求するため、本人の意志を強
く持っても、依存を断ち切る事
は、難しいと考えます。 薬物
依存症からの回復に効果がある
とされる治療プログラムといえ
ども、治療を行わなくなった時
に、薬物への誘惑を断ち切る事
ができるかという問題がある様
に思えてなりません。
マウスの骨髄を透明になるよ
う処理し、血液の細胞を生み出
す造血幹細胞がどこに存在する
かを特殊な顕微鏡で見えるよう
にしたことは、偉大な業績と言
えましょう。今回の研究成果は
造血幹細胞を、人為的に増やす
研究に役立てて頂き、骨髄移植
が容易にできるようにして頂き
たいものです。

用意が良いから容易にできる。


 
 
 
 
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