2016-10-27 01:22:19

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診療マル秘裏話　 号外Vol.427　平成27年12月26日作成
作者　医療法人社団　永徳会　藤田　亨

 
 
 
 
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目次

1)ﾊﾟｰｿﾅﾙｹｱｰ製品に含まれる、微細なﾌﾟﾗｽﾁｯｸ粒子
2)大人の注意欠如・多動症（ＡＤＨＤ）の認知度

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 ﾊﾟｰｿﾅﾙｹｱｰ製品に含まれる、微細なﾌﾟﾗｽﾁｯｸ粒子

 
 
 
 
 
マイクロビーズは、化粧品、
洗顔剤、ボディソープなどの「
パーソナルケア製品」に含まれ
る「微細なプラスチック粒子」
です。マイクロビーズの大きさ
は１mm以下で、消費者のバスル
ームや洗面所から下水処理施設
のフィルターを通過して川や湖、
海に、毎年何百万トンも流れ込
んでいます。マイクロビーズは
殺虫剤などの化学物質がつきや
すく、これを食べた動物プラン
クトンや魚が体内に有害物質を
蓄積する恐れがあり、食物連鎖
で環境全体を汚染し、人間にも
深刻な影響を与えるリスクがあ
ります。
そのため、たとえば米国では
コロラド、コネチカットなど８
つの州で、マイクロビーズを含
むパーソナルケア製品の製造を
2017年末から禁止し、18年末に
販売を禁止する法律を制定しま
した。さらにカリフォルニア州
では今年10月、生分解性のマイ
クロビーズを含め、20年までに
禁止するという法案を制定しま
した。世界的には、今年のG7の
首脳宣言でマイクロプラスチッ
クは世界的問題と宣言されてお
り、宣言の付属書には、マイク
ロビーズは自発的な廃止、マイ
クロプラスチックを含む廃棄物
は海に出ないよう力を入れると
書かれています。
昨年８月、ある媒体でマイク
ロビーズについて取材をしまし
た。その時は、英字新聞に基づ
き当時日本で売り出し中の洗顔
剤、ボディソープ、歯磨き粉を
対象に調べました。この取材の
なかで、「製品の成分表示の中
で、マイクロビーズをどう表示
しているのか？」という質問に
対し、いくつかの社は「ポリエ
チレン」「ポリエチレン末」と
回答していました。そして今年
夏、マイクロビーズは「ポリエ
チレン」「ポリプロピレン」と
表記されているケースが多いと
書いてある英字新聞が、ありま
した。日本ではマイクロビーズ
の規制は一切しておらず、野放
しの状態であり欧米と違い業界
寄りの日本の行政がマイクロビ
ーズを早々に規制する可能性は
低いと考えられています。消費
者としては、商品の成分表示に
十分注意を払っていくほかない
ようです。

マイクロビーズの危険性につい

て解説している動画です。



 
既成の寄生生物が、規制され
た。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 大人の注意欠如・多動症（ＡＤＨＤ）の認知度

 
 
 
 
 
 
日本イーライリリーが、この
ほど実施した調査で大人の注意
欠如・多動症（ＡＤＨＤ）の認
知度は５割強にとどまることが
分かります。ＡＤＨＤ自体の認
知を高めることの必要性が浮き
彫りとなりました。

調査は１０月７～８日に２０
～６０代の男女４００人を対象
としてインターネット上で実施
しました。

ＡＤＨＤという言葉を知って
いる人は５４・８％と半数を超
えたものの、そのうち８９・５
％が「ＡＤＨＤと診断された人
（成人）への適切な対応を知ら
ない」と回答しました。また、
外見では分からない「目に見え
ない障害」への社会の配慮が「
不十分だと思う」「どちらかと
いえば不十分だと思う」と回答
した人は合計８３・７％でした。
ＡＤＨＤを抱える人を周囲が
サポートするために必要だと思
うこととして最も多かったのは
「疾患についての理解を深める
こと」（７３・８％）でした。

ADHDの人の再現ドラマについて

の動画です。



 
 
実子にアンケートを実施する。
笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
マイクロビーズは、化粧品、
洗顔剤、ボディソープなどの「
パーソナルケア製品」に含まれ
る「微細なプラスチック粒子」
で、大量に川や海に流れ込むと
健康被害を生じる可能性がある
ことは、まったくの初耳でした。
アメリカでは、既に規制が予定
されているにも関わらず、日本
では、野放しというのは止めて
頂きたいと思います。
ＡＤＨＤという言葉を知って
いる人は５４・８％と半数を超
えたものの、そのうち８９・５
％が「ＡＤＨＤと診断された人
（成人）への適切な対応を知ら
ない」と回答したというのは、
適切な対応を取ることは不可能
と見て良いのではないでしょう
か？対応ができなければ、知っ
ていても余り有意義な行動をす
ることができないものと推測さ
れます。

講堂で、香道の奥義を聞かれ、
達人に聞くという行動を起こし
た。笑

 
 
 
 
 
 
 
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