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2016-10-22 00:16:17

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診療マル秘裏話  号外Vol.423 平成27年12月21日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
 
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目次

1)MLLキメラ 蛋白質がSL1蛋白質複合体で白血病発症
2)見た目の年齢の判断に関して新たな知見を得た

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 MLLキメラ 蛋白質がSL1蛋白質複合体で白血病発症

 
 
 
 
 
 
京都大学は11月24日、同大学
医学研究科の奥田博史特定助教、
横山明彦特定准教授らの研究グ
ループが、MLL キメラ蛋白質が
SL1 と呼ばれる蛋白質複合体を
利用して白血病発症へと導いて
いることを発見したと発表しま
した。
染色体転座という遺伝子異常
によって、MLL 遺伝子が、異な
る蛋白質のどの部分が、細胞を
白血病化する機能をもっている
のか明らかにするために、マウ
スの造血前駆細胞内に様々なM
LL キメラの変異体を導入し、
その活性を調査しました。その
結果、MLL キメラと結合するAF
4 と呼ばれる蛋白質の構造の一
部分が、白血病の発症に必須の
役割を果たしていることを発見
しました。
次に、独自に開発した蛋白質
精製技術を用いて、このAF4 中
の白血病発症に重要な役割を果
たしている部位に結合する蛋白
質を探索しました。その結果、
SL1 と呼ばれる蛋白質複合体が
AF4 と結合することを発見しま
した。これらの解析から、MLL
キメラはSL1 を利用してさまざ
まな遺伝子の発現を活性化し、
細胞を白血病化させることが明
らかとなったそうです。
白血病は、乳児から成人まで
幅広く発症する血液のガンであ
り、異常MLL 遺伝子が原因の白
血病は乳児や子供に、特に多く
発症します。白血病の治療は、
近年の抗ガン剤治療の発展で
治療できるケースが非常に多く
なってきましたが、MLL キメラ
遺伝子が原因の白血病は治療が
難しく、強い抗ガン剤を用いた
治療や骨髄移植を行っても多く
の場合再発してしまうという事
です。
今回の研究成果により、MLL
キメラによる白血病化のメカニ
ズムを基盤にして、将来新たな
白血病治療薬が開発されること
が期待されます。今後、同研究
グループは、さらに異常MLL 遺
伝子による白血病化のメカニズ
ムを詳細に解析し「白血病のア
キレス腱」と言えるような創薬
標的を見出していきたいとして
います。
なお、同研究成果は、英科学誌
「Nature Communications 」電
子版に11月23日付で公開されて
います。

骨髄移植を受ける患者さんの

ニュース動画です。



 
 
黄海と紅海の航海日誌を公開
した。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 見た目の年齢の判断に関して新たな知見を得た

 
 
 
 
 
 
ポーラ化成工業は、見た目の
年齢の判断に関して新たな知見
を得ました。顔の向きや皮膚の
動きによって印象が変わること、
見た目の年齢を判断する際に頬
が重要な部位であることが分か
りました。工学院大学との共同
研究によるもので、皮膚の動き
が老けた印象を与えるメカニズ
ムや見た目の年齢の違いが生じ
る原因を明らかにし、若々しい
印象を与える方法や、化粧法の
開発と提案に結び付けます。
日本人女性を対象に、顔の向
きや顔の皮膚の動きが見た目の
年齢に及ぼす影響を調べる実験
を行いました。表情をつくる際
に皮膚が動くことで40代を境
に老けた印象を与えることがわ
かりました。 また、見た目の
年齢を判断する際に視線がどの
部位に集まるかについて、目の
ほかに頬にも、視線が集中する
という結果が得られました。

見た目年齢をマイナスにする5つ

のポイントについての動画です。



 
 
 
死線を越える大活躍で視線を
浴びた。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
白血病は、乳児から成人まで
幅広く発症する血液のガンであ
り、異常MLL 遺伝子が原因の白
血病は乳児や子供に、特に多く
発症する事が分かっています。
白血病の治療は、近年の抗ガン
剤治療の発展で治療できるケー
スが非常に多くなってきたので
すが、MLL キメラ遺伝子が原因
の白血病は治療が難しく、強い
抗ガン剤を用いた治療や、骨髄
移植を行っても多くの場合再発
してしまうという背景が分かっ
た上で、今回の研究成果により、
MLL キメラによる白血病化のメ
カニズムを基盤にして、将来新
たな白血病治療薬が開発される
ことを期待したいと思います。
それに加えて、白血病幹細胞
を殺す治療を加えていくことが
必要であり、強い抗ガン剤や、
骨髄移植などの力攻めでは屈服
しない特異な白血病幹細胞であ
ることを認識すべきであると考
えています。
顔の向きや顔の皮膚の動きが
見た目の年齢に及ぼす影響を調
べる実験を行いました。表情を
つくる際に皮膚が動くことで40
代を境に老けた印象を与える事
が分かったのは、偉大な発見と
言えましょう。皮膚の動きが老
けた印象を与えるメカニズムや
見た目の年齢の違いが、生じる
原因を明らかにし若々しい印象
を与える方法や、化粧法の開発
と提案に結び付けられることを
期待しています。

偉大な医大。笑

 
 
 
 
 
 
 
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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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