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診療マル秘裏話  号外Vol.421 平成27年12月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)主観的幸福の神経基盤を解明する研究結果発表
2)ガン細胞が、転移する臓器を決めている仕組み

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
 
1】 主観的幸福の神経基盤を解明する研究結果発表

 
 
 
 
 
 
 
 
京都大学は11月20日、主観的
幸福の神経基盤を解明する研究
結果を発表しました。この研究
は、同大学医学研究科の佐藤弥
特定准教授らの研究グループに
よるものです。研究成果は、英
科学誌「Scientific Reports 」
誌に同日付で掲載されました。
幸福は、人にとって、究極の
目的となる主観的経験といえま
す。これまでも心理学研究によ
り、主観的幸福が質問紙で安定
して計測できること、感情成分
と認知成分から構成されている
ことは示されていましたが、主
観的幸福が脳内のどこにどのよ
うに表現されているのかという
神経基盤は不明でした。
そこで、同研究グループは、
主観的幸福の神経基盤について、
成人を対象に、脳の構造を計測
する磁気共鳴画像(MRI )と幸
福度などを調べる質問紙で調査
しました。
その結果、右半球の楔前部(
頭頂葉の内側面にある領域)の
灰白質体積と主観的幸福の間に、
正の関係があることが示された
ということです。これは、より
強く幸福を感じる人は、この
領域が大きいことを意味すると
しています。また、同じ右楔前
部の領域が、快感情強度・不快
感情強度・人生の目的の統合
指標と関係することが示されま
した。
つまり、ポジティブな感情を
強く感じ、ネガティブな感情を
弱く感じ、人生の意味を見出し
やすい人は、この領域が大きい
ことを意味するということです。
これらの結果から、幸福は、
楔前部で感情的・認知的な情報
が統合され生み出される主観的
経験であることが示唆されたと
しています。
今回の研究成果は主観的幸福
の構造的神経基盤を、世界で初
めて明らかにする知見であり、
幸福という主観的な経験を、客
観的・科学的に調べることがで
きることが示されました。今後、
瞑想トレーニングが、楔前部の
体積を変えるといった知見と併
せることで、科学的データに裏
打ちされた幸福増進プログラム
を作るといったさらなる展開が
期待されます。

日本人の主観的幸福度が53位

であったというニュース動画です。



 
 
 
幸福の領域が降伏するような、
不運。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 ガン細胞が、転移する臓器を決めている仕組み

 
 
 
 
 
 
 
ガン細胞が転移する臓器を決
めている仕組みをマウスの実験
で明らかにしたと、米コーネル
大の星野歩子博士(ガン生物学)
らのチームが26日までに英科
学誌ネイチャーに発表しました。
血液検査で転移先が予測できる
ということです。
チームによると転移ではまず、
ガン細胞から放出される「エク
ソソーム」という袋状の粒が、
血液やリンパ液の流れに乗って
別の臓器に移動し付着しました。
それを足場としてガン細胞が集
まることが分かりました。エク
ソソームの表面には特定の臓器
にだけ取り付く小さな突起が出
ており、どの臓器に転移するか
は、この突起の種類によって決
まっているということです。

ガン転移の血液検査としては、

CTC検査とアミノインデックスと

いう方法があります。そこにこの

位相差顕微鏡を使う方法が使え

るようになることを期待したいと

思います。



 
 
 
典医が、天意で転移を決定す
る訳ではないことが分かった。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
右半球の楔前部(頭頂葉の内
側面にある領域)の灰白質体積
と主観的幸福の間に、正の関係
があることが示されたのは本当
に偉大な功績であると感じまし
た。今後の更なる発展的な研究
で、科学的データに裏打ちされ
た幸福増進プログラムを作ると
いった展開に期待したいと思い
ます。
ガン細胞が転移する臓器を決
めている仕組みをマウスの実験
で明らかにしたというのは素晴
らしい業績と言えましょう。早
く、臨床で血液検査で転移先が
予測できるという形にして頂き
たいと切に願う次第です。

四速にギアチェンジすること
を予測する。笑

 
 
 
 
 
 
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