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診療マル秘裏話 Vol.570 平成26年11月6日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1) 主要道路のそばに住む女性は心突然死リスクが高
2)マダニを介して感染する日本紅斑熱とSFTSが急増

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 主要道路のそばに住む女性は心突然死リスクが高

 
 
 
 
 
 
米国心臓協会(AHA)は10月13日、
主要道路のそばに住む女性は心突然
死リスクが高く、道路に近づくにつ
れてリスクが増すことを示す研究を
紹介しました。主要道路付近に住む
ことが冠動脈性心疾患リスクをある
程度増加させることは先行する研究
で明らかにされていますが、道路と
の距離が、心突然死リスクに与える
影響を調査したのは、初めてだそう
です。Circulation誌に掲載されま
した。

この研究は、1986-2012年に、
Nurses’ Health Studyに参加した
女性10万7130人(主に白人、平均60
歳)について、住居から道路までの
距離を計算し、心疾患に関するその
他の因子(年齢、人種、時期、喫煙、
身体活動、食習慣など)について
調査したものです。その結果、心突
然死の発症件数は523件発生し主要
道路から50メートル以内に住む人の
心突然死リスクは最低500メートル
離れている人より、38%高いという
結果がでました。また、道路に100
メートル近づくごとに、心突然死
リスクは6%増加しました。致死的
冠動脈性心疾患の発症件数は1159件
に上りリスクは24%高いという結果
がでました。

米国で2009年に主要道路の300メー
トル以内に住む人は3500万人に上っ
ています。研究者は次の課題として、
「心疾患と主要道路付近に住むこと
を関連付けているものは具体的に何
かを探ること」を挙げています。

低周波音による健康被害について

解説している動画です。



 
 
 
花台を過大に報告する課題。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】マダニを介して感染する日本紅斑熱とSFTSが急増

 
 
 
 
 
国立感染症研究所の感染症発生
動向調査(IDWR)速報データ第42週
によると、マダニを介して感染する
日本紅斑熱が急増しています。10月
19日現在の感染報告数は200人に迫
り、1999年に感染症予防法が施行さ
れて以降では最多となっています。
西日本での被害が目立ち、感染報告
が最も多い和歌山県では、重症熱性
血小板減少症候群(SFTS)を発症す
る恐れもあるとして注意を呼び掛け
ています。

国立感染症研究所の速報データに
よると、2014年の日本紅斑熱の報告
数は197人に上り、同感染症を四類
感染症に指定する感染症予防法が、
施行された1999年以降では最も多い
ことが分かります。和歌山を筆頭に、
三重と広島が各27人、鹿児島で14人
と西日本での報告が目立っています。
日本ではマダニに対する虫よけ剤は
ありませんが、同研究所は市販され
ているツツガムシ用の虫よけ剤でも
一定の忌避効果が得られるとして、
屋外活動後のシャワーやガムテープ
を使ったマダニの除去方法などと合
わせた対策を紹介しています。

マダニは野生動物が出没する地域
に多いのですが民家の裏山や裏庭、
畑などにも生息します。関東以西の
地域に見られ、近年は増加傾向にあ
りました。日本紅斑熱は、マダニを
媒介とするリッチケアの感染によっ
て引き起こされます。最悪の場合は
SFTSを発症することもあり、2013年
には西日本で30人を超える患者が、
報告され、うち10人以上が死亡して
いるということです。

マダニに咬まれてかかる病気について

の動画です。



 
 
 
日本紅斑熱のリケッチアを持った
マダニが広範囲に広がる。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
道路に接して暮らしている住民に
とって恐ろしい結果がでました。
この結果について女性のみがそうだ
ったのか男性はどうなのかを研究者
に問いただしてみたいと思います。
考えられる一つの要因としては、低
周波ではないかということです。
道路に接しているところでは、低周
波が発生しやすいことが分かってい
ます。低周波は、ほとんどのものを
通り抜けて人だけに影響を与えると
いうやっかいなものです。ポルター
ガイスト現象も低周波で説明できる
そうです。また米軍では、低周波を
使った兵器も開発されているそうで
す。日本紅斑熱と重症熱性血小板減
少症候群(SFTS)は、マダニが媒介
する病気です。日本紅斑熱は、テト
ラサイクリン系抗生物質で治療可能
ですが、しっかりと疑ってかからな
いと治療が遅れると死に至ることが
あります。対してSFTSには治療法が
ありません。なおかつ治療で隔離し
たとしても、医療関係者が2次感染
する可能性があり、エボラ出血熱と
同等の扱いが必要なウイルス疾患で
す。関東以西の地方の方々は十分に
注意してマダニに刺されないように
することが非常に重要になります。
低周波兵器に宗派を超えて秋波を
送っては、なりません。笑

 
 
 
 
 
 
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