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2016-10-11 00:36:11

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診療マル秘裏話  号外Vol.413 平成27年12月9日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)体内時計を動かす日周性酵素活性の振動メカニズム
2)梅毒感染報告数が、前年同期比で1.5 倍に上る

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 体内時計を動かす日周性酵素活性の振動メカニズム

 
 
 
 
 
 
東邦大学は11月13日、同大医
学部細胞生理学分野の田丸輝也
講師と東京大学大学院理学研究
科化学専攻の、小澤岳昌教授の
研究チームが、マウスの皮膚、
脳、肝臓などの細胞・組織を用
いた研究で、哺乳類の体内時計
を駆動する、日周性酵素活性の
振動メカニズムを、解明したと
発表しました。
全身の細胞で、時を刻む体内
時計は、様々な生理機能が最適
な時刻に働くベースとなってい
ます。 現代社会のライフスタ
イルによる体内時計の乱れは、
生活習慣病、ガンなどの様々な
疾患の増加の一因となっていま
す。 体内時計は、いくつかの
時計蛋白質で構成される中核ル
ープと、複数の調節ループが互
いに歯車(ギア)として巧みに
噛み合って、1日周期で作動し
ています。
現代社会における夜型化、グ
ローバル化は、人類史上かつて
ないほど体内時計を攪乱してお
り、長い進化の末に獲得した
体内時計をベースとした、適応
防御プログラムに作動不全をも
たらしています。 その結果、
生活習慣病、ガンなどの様々な
疾患のリスクを高めていると考
えられており、体内時計の作動
メカニズムにおけるクリティカ
ルな調節シグナルを理解する事
は現代医学における重要な課題
となっています。
今回、研究グループは、体内
分子時計の複数の歯車を連動さ
せるクリティカルな歯車(調節
ループ)としてCK2 という酵素
による時計蛋白質BMAL1 の日周
性リン酸化反応のプロセスを、
光を利用したリアルタイム測定
などで捉え、日周性酵素反応の
振動メカニズムを解明しました。
その結果、この振動には、時計
蛋白質CRY(クリプトクローム)
による酵素活性の抑制が重要な
役割を果たしていることが明ら
かになったそうです。
今後は今回の成果をもとに、
日周性リン酸化振動システムを
ターゲットにした、体内時計の
調整法を開発する予定だそうで
す。現代人のライフスタイルの
変化や多様化(夜型生活、シフ
トワーク、グローバル化など)
による、体内時計の機能不全を
要因とする睡眠障害や、糖尿病、
循環器系疾患などの生活習慣病
やガンをはじめとした、様々な
健康問題、疾患の予防、改善及
び治療に、役立てられることが
期待されます。
なお、同研究成果は、11月12
日付で、米国科学誌
「PLoS Biology」に掲載されま
した。

体内時計の周期に関して解説

している動画です。



 
 
 
昨日の体内時計の機能不全。


 
 
 
 
 
 
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2】 梅毒感染報告数が、前年同期比で1.5 倍に上る

 
 
 
 
 
国立感染症研究所の感染症
発生動向調査週報(IDWR)2015
年第44週(10月26-11月1日)に
よると、2015年10月までの梅毒
感染報告数が前年同期比で1.5
倍に上ることが分かりました。
特に女性の伸びが2.0 倍と顕著
で、20-24 歳が最も割合の高い
年齢群となりました。 統計来
最多の報告例を記録した2014年
を大きく上回っており、同研究
所は警戒を強めています。

IDWRでは、梅毒を注目すべき
感染症として取り上げています。
それによると2015年第1週-43週
(2014年12月29日- 2015年10月
25日)の累積感染報告数は2037
人で、前年同期1341人の1.52倍
となっています。性別では男性
1463人、女性574例と男性が2倍
以上多いのですが、伸び率では
男性の1.4倍に対して女性が2.0
倍と上回っています。

女性の年齢分布では15-35 歳
が437 人と全体の76%を占め、
特に、20-24歳が177例と最多の
年齢群でした。先天梅毒も既に
10人報告されているそうです。
国立感染症研究所では、2015年
の特徴として「男女の異性間性
的接触による報告の増加傾向が
続いている」との見方を強めて
います。

梅毒について解説している動画

です。



 
 
 
梅毒の増加傾向を、携行して
いる蛍光ペンでなぞる。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
哺乳類の体内時計を駆動する、
日周性酵素活性の振動メカニズ
ムを、解明したのは偉大な業績
と言えるでしょう。更なる研究
で、現代人のライフスタイルの
変化や多様化(夜型生活、シフ
トワーク、グローバル化など)
による、体内時計の機能不全を
要因とする睡眠障害や、糖尿病、
循環器系疾患などの生活習慣病
やガンをはじめとした、様々な
健康問題、疾患の予防、改善及
び治療に、役立てられることを
切に期待したいと思います。
昨年も同じく前年(2013年)
より、梅毒が増えたとする報告
があったことを記憶しており、
年々、増える割合の加速度がつ
いてきている感じが否めません。
女性感染者が急激に増えてい
る背景には一人の感染した男性
が、まだ感染していない女性に
うつしまくっている構図が考え
られます。病気の性質上、感染
しても、初期は、ほとんど症状
がないため、このようなことが
起きてしまうと考えられます。
女性の皆さん、男性は、狼で
すよ。いついかなる時でも最低
女性用コンドームを携帯してお
くことをお勧めしたいと思いま
す。

書記が任期の初期に暑気払い
の宴会を催した。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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