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診療マル秘裏話 号外Vol.243 平成27年5月25日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)「第4回野菜ソムリエアワード」の2部門で、金賞受賞
2)野口英世の時代偉大な業績の日本人医学者続出

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 「第4回野菜ソムリエアワード」の2部門で、金賞受賞

 
 
 
第一子の出産後に落ち込み、
食生活や、心のケアの大切さを
実感した、金沢市の小川美樹子
さんが、野菜ソムリエの資格を
取り、妊産婦向けの料理教室や
食育の講座を続けています。
活動が評価されて、今春、日本
野菜ソムリエ協会の、「第4回
野菜ソムリエアワード」の2部
門で金賞に輝きました。

製薬会社に勤めていた時は忙
しく、食事に気を配らなかった。
長女(20)の出産を機に退職
しました。育児の悩みを抱え
「頑張っているのにどうしたら
いいか分からない。何をしてい
ても涙が出てくる」。友人の勧
めで訪れた助産院で経験豊富な
助産師に話を2時間聞いてもら
い、「大丈夫よ」と励まされま
した。気持ちが楽になり、助言
を受けて食生活も改善しました。
産後の不安を克服できました。
第二子の出産後、助産院から誘
われ、調理師として12年間働
きました。

2010年秋に独立しました。
大勢の妊産婦と接してきた経験
を生かし、市内の産婦人科病院
などで料理教室を開きました。
野菜や果物に興味を持ち、食事
を楽しめる献立を伝授しました。
「野菜を中心にバランス良く食
べ、甘い物もたまにはOK」と
頑張りすぎないよう、教えてい
ます。

県内の野菜ソムリエ54人で
つくる「野菜ソムリエコミュニ
ティ石川」の代表も務めていま
す。金沢市と協定を結び、冬の
加賀野菜をたっぷり使った汁物
を街中で振る舞い、児童らに
野菜の魅力を伝えるキッズ野菜
ソムリエ育成プロジェクトを
展開しました。全国の野菜ソム
リエを加賀野菜の生産地に招く
ツアーも行いました。県の事業
で企業向けの出前講座も続けて
います。

個人で、認定料理教室部門、
団体で野菜ソムリエコミュニテ
ィー部門を制し、「産前産後の
女性や子どもたちに寄り添うと
ともに、加賀野菜を全国に広め
たい」と意気込んでいます。

マタニティーブルーに関する

動画です。



 
 
 
 
 
正史を読んで、敵を制した。


 
 
 
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2】 野口英世の時代偉大な業績の日本人医学者続出

 
 
 
野口英世の時代は、世界的な
仕事をする日本人医学者が続出
しました。ペスト菌を発見した
北里柴三郎は野口より一世代上
で、赤痢菌を発見した志賀潔は
6歳ほど年長です。2人は歴史
の教科書に現在も掲載され、良
く知られています。

一方、優れた業績を挙げ野口
らと同様ノーベル賞候補になっ
たにもかかわらず、専門家以外
あまり知られなくなった学者も
います。梅毒の特効薬サルバル
サンの発見者秦(はた)佐八郎
や、ワイル病の病原体発見者の
稲田龍吉(りょうきち)・井戸
泰(ゆたか)らです。

このうち稲田は野口より2歳
年長でした。1874年に名古
屋市長島町で尾張藩時代から続
く開業医の家に生まれました。
多くの医師を輩出した稲田一族
の中でも龍吉は群を抜く。東京
帝大医学部学生時代は、全科目
満点を通し「満点学士」といわ
れた。教授陣が試験の前から
「稲田には満点を進ぜよう」と
待ち構えていたとの説もありま
す。ドイツに留学し、新設され
た福岡医科大(現九州大)第一
内科教授に31歳で就任しまし
た。

当時、九州で流行し、死亡率
30%に達していたワイル病に
着目し、病原体のスピロヘータ
を井戸とともに発見しました。
1924年、稲田はニューヨー
クに野口を訪ねました。野口は
ワイル病の病原体を黄熱病の病
原体だと誤認して発表していま
した。
ともに顕微鏡をのぞき「(二つ
の病原体が)違うだろう」と問
いかける野口に対し、稲田は、
困惑の表情を浮かべていたと伝
えられています。

稲田のワイル病の論文は、
後世、「訂正の余地がない。
研究の見本だ」と評されました。
後に東大教授となり、日本医師
会長も務めました。人柄は温厚
だったようです。無類の読書家
でありながら直感も優れていた
そうです。

野口の仕事は幅広く多産です
が、粗っぽく間違いが多いこと
が知られています。歴史に深く
名を刻んだのは、野口ですが、
いかにも日本らしい緻密な研究
の先駆者は稲田だと言われてい
ます。

通称ワイル病、正式名称レプト

スピラ症に関する動画です。



 
 
 
 
五人の誤認逮捕者。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

マタニティーブルーを克服し
た女性が野菜ソムリエとなり、
助産院の調理師として働いて、
実際の妊産婦の食事を考えたと
いう経歴は、まさに、日本野菜
ソムリエ協会の、「第4回野菜
ソムリエアワード」の2部門で
金賞にふさわしいものであると
私は、考えています。石川県や
金沢市の仕事もなさっており、
人々の食事の内容の改善を目指
して努力されている姿は、素晴
らしいの一言に尽きます。
近代の医史学については、私
も不勉強であることがよく分か
りました。人間ダイナモの野口
英世博士に憧れ、野口博士のよ
うになりたいと考えて参りまし
しかし、今後は、後世「訂正の
余地がない。研究の見本だ」と
評された、論文を書かれた稲田
龍吉さんを目標に据えて頑張り
たいと思います。

厚生労働省の医官も「後世お
そるべし」という人が出てくる
かも知れません。笑

 
 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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