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2016-02-02 14:11:50

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診療マル秘裏話 号外Vol.240 平成27年5月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
目次

1)神経変性疾患で異常蛋白質の凝集を防ぐ新しい仕組み
2)エボラ出血熱から回復半年の男性と性交渉で女性が感染

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 神経変性疾患で異常蛋白質の凝集を防ぐ新しい仕組み

 
 
 
 
国立精神・神経医療研究セン
ター(NCNP)は4 月28日、同セ
ンター神経研究所疾病研究第四
部の永井義隆室長、武内敏秀
研究員(現京都大学)らの研究
グループが、細胞同士が分子シ
ャペロンと呼ばれる防御因子を
やり取りすることで、神経変性
疾患における異常蛋白質の凝集
を防ぐという、生体内の新しい
仕組みを明らかにしたと発表し
ました。
この成果は、JST 戦略的創造
研究推進事業において得られた
もので、「米国科学アカデミー
紀要(PNAS)」のオンライン
速報版で公開されています。
アルツハイマー病、パーキン
ソン病、ポリグルタミン病など
の神経変性疾患は、異常な蛋白
質の凝集体が神経細胞に蓄積す
ることで、認知症や運動障害が
引き起こされます。このような
蛋白質の凝集に対して、生体内
には分子シャペロンと呼ばれる
防御因子が働き、凝集を防ぐ事
が知られていましたが、分子シ
ャペロンはそれぞれの細胞内で
個別に働くと考えられていまし
た。
今回、研究グループは、ある
1つの細胞にある分子シャペロ
ンの周辺細胞への働きを検討し
ました。その結果、分子シャペ
ロンがエクソソームという小胞
に包まれて細胞から分泌され、
他の周辺細胞へ取り込まれ蛋白
質の凝集を抑えることを発見し
ました。
更に、この仕組みにより筋肉、
脂肪などの末梢細胞からの分子
シャペロンが神経細胞の変性を
防ぐことを、ポリグルタミン病
のショウジョウバエモデルを用
いて確認したそうです。
これは、生体が蛋白質の凝集
という緊急事態に対して、個々
の細胞が独立して身を守るので
はなく、細胞同士で助け合う
仕組みを備えていることを示唆
しています。また、この仕組み
では、エクソソームという細胞
外分泌小胞が大きな役割を担っ
ていることも、初めて明らかに
なりました。
今回の研究により、蛋白質の
凝集に対する新しい生体内防御
機構が明らかとなり、この仕組
みに注目した病態診断バイオマ
ーカーの開発や、新しい治療法
開発につながることが期待され
ます。

神経変性疾患について精神科医

樺澤先生が、解説して頂き、アイス

バケットチャレンジをされている動画

です。



 
 
 
 
機構側の寄稿に対する意見を
聴こう。笑

 
 
 
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2】 エボラ出血熱から回復半年の男性と性交渉で女性が感染

 
 
 
 
西アフリカのリベリアで、エ
ボラ出血熱から回復して半年程
たった男性との性交渉で女性が
感染した例が、起きたと米疾病
対策センター(CDC)が1日、
発表しました。

これまで世界保健機関(WH
O)とCDCは、回復後3カ月
は、性交渉を控えるか、避妊具
を使うよう勧告していますが、
さらに長期間にわたって感染に
対する注意が必要だと指摘して
います。

3月にリベリアの首都モンロ
ビアの44歳女性がエボラ熱を
発症しました。渡航歴やほかの
発症者との接触はありませんで
したが、昨年9月に発症して10
月に回復した男性と発症1週間
前に性交渉したことが分かりま
した。

性交渉により、回復した男性の

精液中に長い間ウイルスが存在

するという事例と回復した女性が

再び発症したという事例を取り上

げているニュース動画です。



 
 
 
 
私的な性交渉の指摘から長期
間にわたる感染の注意が必要で
あることが分かる。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

細胞や組織が、非必須アミノ
酸であるセリンを自ら合成する
ことで、強力な細胞毒性を持つ
デオキシスフィンゴ脂質類の
合成と細胞内への蓄積を防いで
細胞内恒常性を維持するという、
アミノ酸の新たな働きが解明さ
れたのは、素晴らしい業績です。
セリンを摂取することで、ア
ラニン/セリン比の増大を抑制
し、デオキシスフィンゴ脂質類
の合成と蓄積を防ぐことで、
生活習慣病症状の改善や、発症
遅延に貢献できる可能性を追及
して欲しいと思いました。
新たにガンと診断される数
(罹患数)と死亡数の予測値は
これまでの傾向が続いた場合を
前提に算出するため、後に公開
される当該年の実測値と突き合
わせることにより、ガン対策で
どれだけの罹患、死亡を減らせ
たかの評価、分析を行うことが
できるのは、当然だと思います。
ぜひ、ガン対策でどれだけの
罹患、死亡を減らせたかの評価、
分析を公表して欲しいものです。

後見人が認知症の患者さんの
生活の質向上に貢献。笑

 
 
 
 
 
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