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2016-02-11 06:31:29

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診療マル秘裏話 号外Vol.246 平成27年5月29日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)化粧品使用後のまだら白斑に紫外線照射の治療法が最も有効
2)ナノレベルの微細加工技術を利用した細胞培養プレートを開発

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 化粧品使用後のまだら白斑に紫外線照射の治療法が最も有効

 
 
 
 
カネボウ化粧品の美白化粧品
で、約1万9千人に「白斑」の
症状が見つかった問題で、日本
皮膚科学会の特別委員会(委員
長・松永佳世子・藤田保健衛生
大教授)が治療法について、
患部に紫外線をあてる治療法が
もっとも有効だとする調査結果
をまとめました。31日に横浜
市で開かれる市民公開講座で、
発表します。

特別委は、白斑問題発覚後の
2013年7月に設置されまし
た。 昨年12月~今年3月、
白斑患者さんの治療にあたる
医師を通じて3度目の全国調査
をし、約千例の経過や治療方法
などを調べました。途中集計に
よると、医師側が「効果あり」
と回答した割合が多かったのは、
紫外線療法、外用剤の「タクロ
リムス」、「ステロイド」、
「ビタミンD3」の順でした。
特別委によると、紫外線療法は、
リンパ球を弱めることで炎症を
鎮め、色素細胞を作り出す手助
けをします。実際に紫外線療法
を試した例の半数以上が、効果
ありと回答しました。

一方で、全体の1割程度が、
発症後の症状が「不変」と回答
しました。特別委は、何らかの
原因で色素細胞が減る「尋常性
白斑」を合併している可能性も
あるとみています。

カネボウ化粧品によると、
今年3月末現在、白斑様症状を
確認した人は1万9461人、
「完治または、ほぼ回復した人」
は1万656人です。肌がまだ
らに白くなる白斑症状は、カネ
ボウ化粧品が開発し、同社製品
に配合された美白成分「ロドデ
ノール」が別の物質に変化し、
色素を作る細胞にダメージを与
え発症したとみられています。
同社は2013年7月、対象の
8ブランド54製品(累計出荷
数436万個)を自主回収する
と発表しました。

カネボウ化粧品の白斑事件に

関するニュース動画です。



 
 
 
 
瀟洒な商社にレーザー光線を
照射する。笑

 
 
 
 
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2】 ナノレベルの微細加工技術を利用した細胞培養プレートを開発

 
 
 
大日本印刷(DNP)は、4月24日、
理化学研究所(理研)と共同で、
ナノレベルの微細加工技術を
利用した細胞培養プレートを
開発したと発表しました。 同
成果は 3月19日に行われた第14
回日本再生医療学会総会で発表
されました。

細胞移植治療では培養過程で
細胞の分化状態を識別し、異質
な細胞を分離させ、良質で均質
な機能性細胞を取り込む技術が
重要となります。これまでは、
蛍光ラベルを付与し溶液に細胞
を分散させて分離していました
が、処理によって細胞がダメー
ジを受けてしまうことが懸念さ
れています。

今回の研究では、細胞の種類
の違いで相性の良し悪しが顕著
に異なる表面微細構造の同定に
成功しました。この成果を活用
し、ガラスの表面に100~300nm
程度の微細な凹凸構造を施した
細胞培養プレートを開発しまし
た。同技術によって、ダメージ
のない良質の細胞を得ることが
可能だということです。

DNPは,今回開発した細胞培養
プレートを2016年から提供して
いく予定で、同プレートを使用
した細胞培養装置なども開発し
ていくとしています。

人為的ミスを起こりにくくする細胞

培養用のディッシュに関する動画

です。研究者の方は、必見。



 
 
 
 
 
細胞培養装置を草地に送致し
た。笑

 
 
 
 
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編集後記

患部に紫外線をあてる治療法
が最も有効だとする調査結果が
出たのは、良かったと思います。
ただ、約一割の人が治療した
のにも関わらず、不変と回答し
ていることは残念ですね。尋常
性白斑を合併しているにしても
その機序の詳細を明らかにする
べきであると思います。 カネ
ボウ化粧品は、花王傘下の会社
で、旧カネボウ(現クラシエ)
とは、ほとんど関係ないようで
す。
細胞移植治療では培養過程で
細胞の分化状態を識別し、異質
な細胞を分離させ、良質で均質
な機能性細胞を取り込む技術が
重要である以上、細胞にダメー
ジを生じる蛍光ラベル法は、お
勧めできないと言えましょう。
蛍光ラベル法に変わる、細胞に
ダメージを与えない方法が開発
されたのは、喜ばしいことです
ね。ガラスの表面に100~300nm
程度の微細な凹凸構造を施した
だけで、細胞のダメージを回避
することができたので、素晴ら
しい成果と言えましょう。

会費を回避するために、開扉
した。笑

 
 
 
 
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