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診療マル秘裏話 Vol.436 平成24年4月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次
1) 「乳ガン幹細胞が」体内で増殖する仕組み
2) 高尿酸血症の約3割は腸管排出機能が低下

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 「乳ガン幹細胞が」体内で増殖する仕組み

 
 
 
 
乳ガン細胞のもととなる「幹細胞」
が、体内で増殖する仕組みを、東京
大学の後藤典子・特任准教授と日野
原邦彦・特任助教らが明らかにしま
した。

幹細胞を狙って根絶することで、
乳ガンの再発を完全に防げる可能性
があるということです。米科学アカ
デミー紀要に発表されます。

ガン治療は一般的に、抗ガン剤や
放射線治療でガン細胞を死滅させま
すが、ガン細胞を生み出す幹細胞が
残ってしまい、再発の危険性がある
ことが分かっています。

研究チームは、乳ガンの組織に含
まれる幹細胞が、塊を作って増殖す
ることに注目しました。細胞表面に
「HRG」という蛋白質が結合する
ことが、引き金になり、複数の蛋白
質が作られて、増殖に必要な環境を
維持することを突き止めました。

乳ガンのガン幹細胞についての

講演動画です。



 
 
 
 
 
胎内の体内。笑

 
 
 
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2】高尿酸血症の約3割は腸管排出機能が低下

 
 
 
痛風の原因となる高尿酸血症の約
3割は、腸管(小腸)の排出機能が
低下して引き起こされることを東京
大、東京薬科大などの研究チームが
突き止めました。

腎臓にばかり目を向けてきた従来
の考えに見直しを迫るもので、新し
い治療薬の開発に道を開く成果とい
うことです。

英科学誌ネイチャー・コミュニケ
ーションズに4月4日掲載されます。

チームは患者さん644人の尿を
調べ、痛風原因遺伝子として知られ
る「ABCG2」が高尿酸血症に大
きく関与していることを確認しまし
た。 同じ遺伝子を操作して症状を
再現したマウスで詳しく調べた結果、
こうした症状のマウスでは、腎臓か
ら尿酸を排出できても、腸管から便
への排出機能が半分以下に減少し、
尿も含めた排出量全体として約2割
減ってしまうことが分かりました。

高尿酸血症は、現在、腎臓の尿酸
排出能力が低下する 「排泄(はいせ
つ)低下型」 と体内で尿酸を多く作
り過ぎる「産生過剰型」に分類され
ており、その混合型も多いと言われ
ています。

今回の結果で、産生過剰型の多く
は尿酸を作り過ぎるわけではなく、
腸管の機能低下が原因と考えられる
と推測されるということです。

高尿酸血症と痛風に関して解説

している動画です。



 
 
 
 
 
酸性物質の産生の過剰を抑制し、
賛成意見を得た。笑

 
 
 
 
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編集後記

多くの悪性腫瘍細胞で腫瘍幹細胞
が確認されています。 この腫瘍幹
細胞があるおかげで、再発しやすい
ということも分かっています。腫瘍
幹細胞は、一般に分裂速度が遅くド
ーマントと呼ばれる状態になってい
るため、抗ガン剤や放射線が効きに
くいわけです。中国や韓国では、こ
の腫瘍幹細胞を、普通の増殖盛んな
ガン細胞に分化させるために少量の
ヒ素を伝統的に用いて来ました。乳
ガンについては腫瘍幹細胞の増殖に
必要な環境を維持するメカニズムが
解明されたため、この環境を破壊す
る治療法を模索しているということ
でしょう。マウスと人間では、同じ
哺乳類でも、相違点があるので一概
に腸管の機能低下が原因ということ
に、少々無理を感じました。この遺
伝子をターゲットにした遺伝子治療
の臨床試験が早期に行われることを
期待しています。痛風発作自体は、
痛みだけで済んでも、放置すると脳
卒中の発作から要入院治療になった
り、痛風腎になって透析に移行した
りします。それを考えれば深刻な病
と私は考えているからです。

税務申告は深刻。笑

 
 
 
 
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